
「おれはオルフェだった、コワルスキーだった」 脳の中で映画を撮影しながら、内戦の地に降り立つ男が見たものとは。 ”インナーチューブ”に暮らすインディペンデント映画作家のクラレンス・オルリック。 何もかもに失敗し、彼は失意と赤貧に陥り、虚勢にすがるような暮らしにあった。些細 なきっかけをもって、彼は”オールドボール”の文化再生機関に所属する秘密警察官・ミラーにより、不毛な内戦への関与を強いられる。 時を同じくして、悪友フジキの手による装置”ボイルドブレイン”が完成。自己の意識を映像化し、カネも人手もいらずに映画づくりが可能となる電送装置を使い、オルリックは再起を賭ける。けれども装置の副作用として、彼は時間の感覚を失い、思い出と空想がない交ぜの迷乱した神経状態へと陥る。 精神を蝕まれながら、戦地”アンペイドサラリーズ”へ送り込まれたオルリックは、爆撃と妄想が降り注ぐ旅路の中、映画への狂的な妄執に憑かれていく。
「変なものが見える」主人公の視界をコラージュで描く ある日、幻覚が見えるようになった。そんな彼が幻視に導かれるように密造酒や奇妙な人々に出会い、不条理な世界へ吸い込まれていく。独特の語りと…
>>続きを読むある植物園、ふたりの少女が互いに宿命を解析しようとする。(『アリアとマリア』)とある男女が、キャンピングカーで旅に出る。(『Blue Through』)監督からの手紙を基に、大森靖子が楽曲…
>>続きを読むとあるバーに現れた1人の男性客。そのバーのマスターは、客を殺害し、顔の皮を剥ぎ取り、マスクにして被る猟奇殺人鬼。いつものようにその男を殺害し、顔の皮を剥ぎ、被る。すると、マスターの頭に、悪…
>>続きを読む人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する。
1950年代末から60年代のフランス映画界で革新的な映画運動、「ヌーヴェル・ヴァーグ」を先導し、常に独自のスタイルを開拓・探究しながら最前線を駆け抜けたシネマの巨人にして鬼才、ジャン=リュ…
>>続きを読む何ひとつ 望み通りにならなくても、希望は生き続ける---。88歳を迎えてなお、世界の最先端でエネルギッシュに創作活動 に取り組むジャン=リュック・ゴダールが新たに撮り下ろした子どもたちや美…
>>続きを読む主人公・オリアアキは、29歳の無名の女優。毎日、小さなサーカス団でマジシャンの助手をするアキ。30歳を目前にして、アキには仕事への熱も生きる目標もない。ルーチンワークのように繰り返されるの…
>>続きを読むジャン=リュック・ゴダールから、映画界への最後の贈り物。2022年9月、彼が自ら選んだ死の前日に完成した、本当の遺作。コラージュ技法による18分の本編と、ゴダール自身が制作ビジョンを語るド…
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