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みんな、おしゃべり!

みんな、おしゃべり!の作品紹介

みんな、おしゃべり!のあらすじ

ろう者の父と弟がいる古賀家と、その街に新しく越してきたクルド人一家が、些細なすれ違いから対立する。 二つの家族の通訳として繰り出されたのは、古賀家で唯一の聴者である娘の夏海と、クルド人一家で唯一日本語が話せるヒワだった。二人は次第に惹かれ合っていくが、両者の対立は深まるばかり。 そんなある日、夏海の弟・駿が描いた謎の文字をきっかけに、小さな対立は街を巻き込む問題へと発展、想像を超えた結末へと向かっていくー。

みんな、おしゃべり!の監督

河合健

原題
公式サイト
https://minna-oshaberi.com/
製作年
2025年
製作国・地域
日本
ジャンル
コメディ
配給会社
GUM

『みんな、おしゃべり!』に投稿された感想・評価

わ〜!!!『じゃりん子チエ』のろう者版みたいな笑って泣ける映画を見た!電気屋さん、商店街、ろう者の小学生三人組。なんて心が温かくなる映画だろう!ろう者の人、外国人居住者、家族全員ろう者の中で唯一健常で、通訳をしてるコーダの女の子、クルド人として日本で生まれ育った青年、母を亡くした後、日本語も手話も出来ない無リンガル?の小学生など、入り乱れている。でもなんて素敵な映画なんだろう!みんなすごく個性的で超元気だ!活力いっぱいで楽しい。一瞬一瞬を精一杯生きている。

喜劇だからずっと笑えるが、涙も同時に出てきたりする。面白かったので、皆さんに是非見てもらいたい。こうやって言語のバリアって取り払われていくんだね!

東京国際映画祭で監督さんのQ&Aで知ったが、監督さんご自身がコーダだったんだね。監督さんが仰っていたのは、自分の苦労話を語るつもりはさらさらないが、ろう者の理解を深めたいとは常々思っていた。今の世の中SNSなどで、みなさんすぐに情報をキャッチできるし、なにより情報だけを重要視するが、人をじっくり見ることをしない。だから本当の意味ではコミュニケーションが取れてはいない。これ本当に同感だ。

だからこそ本作では重要な点は字幕、日本語英語など(3パターン作ってあるらしい、国内、海外、それ以外)、字幕が全くないパートもある。それすごく分かる、別にわざわざ字幕がなくても、想像できるところは自力で想像したほうが良い。だからわざと字幕を省いているということだ。そうやって想像力を養おう。最後の方は身振り手振り表情だけで伝えてたではないか!

第38回東京国際映画祭 9本目
 TIFF@角川シネマ有楽町に行ってきました。
 
 「コーダ あいのうた(CODAと手話要素)」+「マイスモールランド(在日クルド人要素)」+「幸福のスイッチ(『町の電気屋の父と娘』要素)」+「機動戦士ガンダム(ニュータイプ要素)」+「未知との遭遇(『意地でもコミュニケートしてやる』要素)」という映画でした。私が何を書いているか意味不明だと思うけれど、ほんとにそういう映画なんだからしょうがない!
 ナショナル坊やが懐かしかったぜ!
 
 観客の笑いがとても多い映画なんだが、とりわけラストの長回しで第四の壁を壊してくるところで、ずっと笑い声が聴こえてた。私も最初は笑ってたんだけど、途中からなんか涙が出ちゃって、泣き笑いみたいになってしまったよ。「パール」のラストの長回しは演じてるミア・ゴスちゃんがそうなってるんだけど、まさか観てるこっちが「逆パール状態」になるなんて!
 
 映画ってのは、現実には細い細い可能性しかない「祈り」や「希望」や「奇蹟」を描くことがしばしばあるんだけれど、本作のラストから私が受け取ったメッセージは、そんなミクロン単位、ナノ直径の糸じゃなく、「え? こんな状態になったら、みんなフツーこういう行動を取るよね?」という太文字の「当然」でした。だから、泣いた。こんなオプティミスティックな「SF(って敢えて言わせて!)」は最近稀だよね?!
 
 上演後のQAコーナーで河合監督が、「コメディのつもりはなく、真剣に考えたらそうなった」とおっしゃってたので、私が泣いてしまった理由に確信が持てました。
 
 あと個人的には、筒井康隆がこれまでに描いてきた数々のコミュニケーション、ミスコミュニケーション、ディスコミュニケーションに関するテーマと同じものを一本の映画にぶちこんだものと捉えることも全然可能で、こんなこと言われても監督は全然嬉しくはないと思うんだけど、「なんて論理的に頭のいい映画なんだ」と感動してしまいました。
 
 「聾は障碍ではなく言語の違い」っていうのがストンと納得できた。ほんと、そういうことなんだよね。
 
 最後に、毎回そうなんだけど、本作でも一手に(いわゆる)悪役を引き受けてくれてる小野花梨さんの見事なこと。
 
 さっき「当然」って書いたので、「当然」満点を献上させていただきます。
東京国際映画祭 9作目

舞台挨拶あり。

言語のすれ違いを、
ユーモアたっぷりに画いた今作。

今作は、
聴者・聾者・外国人(クルド人)の物語。

字幕をも巧みに扱い、
誰が観てもほぼ同条件で鑑賞出来る様、
バランスがとられている。

題材は重ためなのだが、
鑑賞後は、
なんか心温まる感じである。

是非多くの人に鑑賞してほしい作品。

2025年466作目

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