東京国際映画祭、丸の内ピカデリー２が２階席まで満席だったし、数週間前にオンラインで席取りの時もすぐに満席になったし、25年以上の時を経て、まだ大人気で驚きでした。

私にとっては初見でしたが、考えてた映画とは全く違っていた。群像劇で、悲喜こもごもというタッチで、８歳のヤンヤンの目線で彼らの背中を写真に撮り、大人ってややこしいね、というタッチだ。

台湾は自分にとっては世界でベスト３に入るくらい好きな国だ。彼らの感性品性の良さがよく伝わるし、日本贔屓だから、日本で撮ったシーンはとても美しい。下からのライトがなんとも言えずいい感じで、人々が関わる感じも良かった。

しかし、少し現代からすると、昭和の人々の愚かさが出ており、他にやることないから異常に恋愛に走るとか、自分を理性的に分析できない人々が感情のまま自滅するだとか、商談をなんか変なギミックに捉え(いやいや接待のシーンは贅沢だし好きだったけど）色々言いすぎてたり。

ただ、現代からするとこの時代までは、日本人がぶっちぎりのクリエイティブだったよね。不倫も含めて男と女の愛が、なんかお互いを良く理解しなさ過ぎて暴走してたよね、とか少し恥ずかしくなるが、良い時代だったのかもしれない。


＃第38回東京国際映画祭　12本目

「東京国際映画祭」で鑑賞。10月18日14時からのチケット争奪戦をくぐり抜けた、いわば“ヤンヤンガチ勢”が集う熱量の高い空間で観る1年ぶりのヤンヤンは最高だった(拍手喝采)！改めて大好きな映画！
去年、新宿の109シネマズで観て以来、久しぶりに私のオールタイムベストに食い込んできた作品。胸がいっぱいで何から書こうか悩んでいるうちに、早1年が経ってしまったけれど、4Kレストア版になってまたこうして観ることができて嬉しいかぎり。　
内容に対する感想は、通常版の方につらつらと書きました。

東京国際映画祭で鑑賞

映画は人生を3倍にする。
台湾の美しい雨、恋の高架下。
人物の把握ができたら、後は家族の物語にのめり込むだけ！
小さな男の子ヤンヤン、お姉ちゃん、お父さんとお母さん、おばあちゃん、周りを取り巻く人々のドタバタ騒動と出会いと別れ。
ヤン監督のロングショットが素晴らしい
ストーリーの把握に忙しくて、しっかり見ていなかったので、２回目の鑑賞もしたい。
ガラス窓の反射をしっかり確認したい！

色んなところで虐められて、ご飯食べられないくらい落ち込んでるヤンヤンをお父さんが心配してマクドナルドに連れ出してくれるシーンがすき

エドワード・ヤン監督の世界の会話、ずっと聞いていたくなるほどの魅力
平和そうにみえるけど、不穏さが隠しきれてない。爆弾がたくさん隠れてる、時折訪れる気まずさが心地いい
特にお姉ちゃんの物語にはグッときた
傘をさしている☔️シーンや上から見るキスシーンがハッとするくらい良かった

• #gdk❤️‍🔥映画館にて鑑賞2025