童年往事 時の流れの作品情報・感想・評価

『童年往事 時の流れ』に投稿された感想・評価

#1947年の台湾
#太陽光の美しさ
#フィックス、あるいはゆっくり動くパン
#不良の哀しさ、苛立ち

このレビューはネタバレを含みます

侯孝賢が見つめる視線は哀しさと優しさに満ちている。生と死が同居する世界で、その往来は緩やかに巡ってくる。

主人公のアハは、どうやら侯孝賢本人をモデルにしているようで、言うなればこれは私映画である。…

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TAKA

TAKAの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

大陸から台湾へ移住した家族の、不自由のない生活から、だんだんと大人が亡くなってゆき、成長した子らが新しい人生を迎える様子をとらえた作品。

兄弟の成長と共に、老いる両親のそれぞれに死にゆく姿と遺され…

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fumi

fumiの感想・評価

3.6
表層的な面白さというより心の奥底に響く作品

死のシーンは主人公のアハ目線で見るとどこか他人事のような一定の距離とぼんやりした感じが常にあって、それが強烈なノスタルジーを感じさせる
ごー

ごーの感想・評価

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台湾巨匠傑作選2023

台湾の少年とその家族を移した年代記。

侯孝賢というか、中華圏の映画にはビリヤードのシーンが出てくるのが多い。
雨が降るシーンが多いんだけど、文字通りバケツの水をひっくり返…

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塩湖

塩湖の感想・評価

4.5

映画の完成形を観た気分。記憶の景色をスケッチするみたいに街と人の動きを断片的に整理してみせた『フンクイの少年』とは明確に違い、邦題のなかにも言葉として示されている「時の流れ」が、家父長的な風潮の解体…

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侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の自伝的作品。
1940年代に広東省梅県に生まれ、家族と共に台湾に渡ってきた主人公 阿孝(アハ)の生い立ちは侯監督そのもの。

少年時代におばあちゃんと一緒に散歩し、…

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ryo

ryoの感想・評価

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ゆったりとした時の流れ。
決して焦らず、丁寧に切り取る一つ一つのシーン。
語りすぎない、みせる語り。
自分はやはりこんな映画が好きなんだと再認識した。

部屋の中からのショットでの縁側の外にみえる木…

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遊

遊の感想・評価

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年がら年じゅう日本の夏より湿度の高そうな台湾の田舎の日常をぼーっと眺めながら、今日の晩ご飯とか明日のバイトのこととか、今映画館の中クーラー効いてて涼しいけどなんか心臓ちょい激しめに脈打ってんなとか、…

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Gocta

Goctaの感想・評価

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第二次世界大戦直後、父親の仕事のため家族で中国本土から台湾に移り住んだ少年の、高校を卒業するまでの成長を描く物語。「少年」と似た感じの映画。面白くは観れたけど、あまり刺さらなかった。
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