六つの顔を配信している動画配信サービス

『六つの顔』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

六つの顔
動画配信は2025年8月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

六つの顔が配信されているサービス一覧

『六つの顔』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
代わりに『六つの顔』を上映している映画館が見つかりました。
上映館
 - 21館
U-NEXTに入会して対象映画館のチケットをお得に入手する方法

U-NEXTに入会すると上映作品を映画館でお得に観れます。
TOHOシネマズ、イオンシネマ、109シネマズなど多くの映画館が対象になっています。

  • 無料トライアル登録特典
    31日間無料の初回登録で600ポイントがもらえます。
  • 映画チケット引き換えクーポン
    1枚1,500ポイントで映画チケットを発行できます。無料登録後に900ポイントを追加すれば、実質900円で映画を観ることができます。
  • 月額プラン会員特典
    次月以降は毎月1,200ポイントがもらえ、300ポイント追加で毎月1本映画を観ることができます。

六つの顔が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM
TSUTAYA DISCAS

六つの顔の作品紹介

六つの顔のあらすじ

650年以上にわたり受け継がれ、人々を魅了してきた「狂言」。その第一人者であり、芸歴90年を超える今もなお、現役で舞台に立ち続ける人間国宝の狂言師・野村万作。映画は、ある特別な1日の公演に寄り添い、万作が磨き上げてきた珠玉の狂言「川上」と人生の軌跡に迫る──。監督は、『ジョゼと虎と魚たち』、『のぼうの城』の犬童一心。アニメーションを『頭山』山村浩二、ナレーションをオダギリジョー、監修を野村万作と野村萬斎が務める。豊かな映像表現で織りなす、至高のドキュメンタリー映画が誕生した。

六つの顔の監督

犬童一心

原題
公式サイト
https://www.culture-pub.jp/six-face/
製作年
2025年
製作国
日本
上映時間
82分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
カルチュア・パブリッシャーズ

『六つの顔』に投稿された感想・評価

3.9
映画「国宝」が大ヒットしているのもあって、人間国宝への憧憬が強い今だからこそ鑑賞できてよかった作品。
1934年に3歳で初舞台を踏み、戦中・戦後を生き抜き、芸歴90年を超え、94歳の今なお現役で舞台に立ち続ける狂言師・野村万作。
今作は、文化勲章受章記念公演が行われた2024年6月22日、万作93歳の誕生日という特別な1日に密着したドキュメンタリー。

⚠️鑑賞しないときっと凄さは伝わらない作品なので以下気にせずネタバレ⚠️
https://note.com/chinaco_cinema/n/nc562928a37cc?sub_rt=share_sb





93歳にして、何かに頼らずサクサク歩く
とても明瞭に矍鑠とした姿に、生涯現役の姿を見る。

今作を観た後で書いているので、万作「先生」と思わず呼ばずにいられない畏敬の念をもっているが、最初は野村万作その人の人生のダイジェスト的な作品なのかと思っていた。

確かに戦中戦後を経て、狂言を続けることに悩む父親の話などは挟まれる。
万作先生の祖父に至っては、地方からやってきて市役所の職員をしながら狂言を行っていたという。

映画「国宝」の中でも、明治期になってから古典芸能に関しては西洋文化至上主義時代があったせいで、衰退した時期を冒頭描いていた。
狂言もその憂き目にあっていた時代もあったんだろうと想像する。


私は古典芸能に本当に疎い。
祖父母が少しだけ能や地元の万歳的なものと関係があったので時々つれていかれた。

とても正直な子供の意見を言えば
「日本語としてわからない話し方をしている」
「なんだか仮面が怖い」
「突然奇声を発する」
そんな退屈な時間であった。
祖父母も終わったらお菓子を買ってあげるから!と餌をぶら下げ釣っていたように思うが、古典芸能エリートにはならなかった。
ただトラウマを植え付けただけだったので、西洋至上主義な「洋画サイコー!!」な子供になってしまった。

ちなみに、能楽の中に能と狂言と式三番が含まれる。🫛
今作を観て狂言は面白いなあと、改める気持ちにはなったので、見て良かったと思う(*'▽')

六つの顔のタイトル通り、色々な演目の仮面を被り、また祖父や父の顔を通じて今の万作先生があるということは、ドキュメンタリーとして、本人の口から語られる。

300年以上続く、狂言師家系の野村家に伝わる言葉
「猿に始まり、狐に終わる」
3歳の初舞台「靱猿(うつぼざる)」の子猿役から、技術的にも高度な「釣狐(つりぎつね)」まで。

万作先生が80歳近くでその狐役をした舞台も流れるが、舞台で一回転する姿に驚く(;'∀')
森光子の「放浪記」のでんぐり返りが御年80歳を超えてやっていたことが話題になっていたが、あれはマットを引いて前転だったにも関わらず、こちらは狂言の舞台で普通に前宙返りを行う。
流石に90歳を超えた今はこのアクロバットな芸はやらないというが、狂言はこんなに激しいこともするのかと驚く。

今作はそんな歴史的な説明はさっさと終わり、野村万作90年の芸の研鑽の先を御覧じろという。
実際の演目「川上」をまるまる上演する。

鑑賞者にその芸の境地の感想や判断は任せますね、とでもいわんばかりだ。


吉野の里に住む盲目の男が、川上の地にある願いが叶う地蔵に参詣し、目が見えるように願をかけにいく、、、


この主人公を万作が演じ、盲目の男が杖カツカツしながら歩いてくるところから話が始まる・・・

言葉で表現するのが憚られる気持ちになる。
圧倒される。
色んなものを超越して人間が愛おしいと思える。
凄まじかった。

良いものを見れて得だなあと思った。
一緒に見ていた友達は終わって第一声
「え?80分あった!?」と言っていた。
それほど濃密な時間だったとおもう。


いつまでも父親・六世野村万蔵の芸には到達できないという万作先生。
93歳でも到達できないという芸への謙虚さと、その世界にクラクラする。
どこまでも真っ直ぐで、純粋な芸への想いを語る姿。
父は俳句が好きだったけど、自分にはなんの趣味もないという。

その父親が、芸はそこにあって常に月を見上げるようだと詠う俳句。
犬童監督から「まるで万作先生に向けたような俳句ですね」
といわれた瞬間、大いに照れて(/▽\)///「イヤイヤー!」と否定して笑う姿に少年や、今でも息子の純粋な姿を見た。
破顔一笑。可愛い。

純粋さとは、、、の境地をみたように思う。
素晴らしいドキュメンタリーでした。

劇場を出てから話し方や所作がちょっと狂言師ごっこになってしまうミーハー。
いざいざ、酒宴と参ろうぞ、参ろうぞε=(((((ノ・ω・)ノ
3.8
芸の道を究めるとはこういうことなのか、650年以上にわたり受け継がれ人々を魅了してきた「狂言」の第1人者であり、芸歴90年を超える今もなお現役で舞台に立ち続ける人間国宝の狂言師・野村万作さんのドキュメンタリーを鑑賞。

2023年に文化勲章を受賞し、受賞記念公演が行われた。その特別な日に密着しながら、本人、息子・野村萬斎、孫・野村裕基たちのインタビューを交え、アニメーションで紡がれる過去、ライフワークとして取り組んできた演目「川上」を軸に万作の軌跡と今を映し出している。

93歳とは思えない足取りで稽古場へ歩いて向かう万作。杖も持たず、背筋が伸びたその佇まいにまず驚く。インタビューでは、今もなお高みを目指して芸を追求する万作の言葉、一つ一つが重く、人生を賭けて芸の境地に挑む生き様に心揺さぶられた。

能や狂言に詳しいわけではない。母が好きで何度か能楽堂にお供したことはあるが、演目のあらすじを予習して挑んでも理解できないことが殆どで母が他界してからは遠ざかっていた。能と狂言は交互に演じられるが、面をつけ幽玄的な悲劇を謡と音楽で象徴的に表現する能に対して、庶民の生活を題材にして面を付けずに台詞があり「ござる調」の喜劇的な狂言の方が私はまだ親しみを感じる。

今回このドキュメンタリーで狂言「川上」をまるまる観劇出来た。盲目の男が究極の選択を迫られるという演目で、宿命とか夫婦愛を問う物語は、狂言では異色作と言われているらしいが、今の時代にも通じるものがあり非常に分かりやすかった。万作が過去を振り返るなかで心に浮かぶ「六つの顔」。偉大な祖父や父を尊敬し、兄を慕うその謙虚で穏やかな人柄が素晴らしい。日本の風土や文化が反映され、先人たちの感性を知るという意味でもこうやって日本が誇る伝統芸能に触れる機会は貴重な体験だと思った。

監督は「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心。「頭山」の山村浩二がアニメーションを担当。ナレーションは俳優のオダギリジョーが務める。心豊かにするドキュメンタリーだった。
◎93歳野村万作の「川上」は至芸なれど映画失格

2023年秋、文化勲章受賞を記念して演じられた野村万作の狂言「川上」の映像記録としては、犬童一心のキャメラ(撮影は蔦井孝洋)は、本人が希望した通り申し分のない最高のクオリティで、93歳の人間国宝が到達した至芸を見事に伝えることに成功している。

しかし、問題は、本作が狂言公演の記録だけではなく、「六つの顔」という形で、万作が己が来し方を振り返りつつ自分語りをするというドキュメンタリーの部分を伴っていることだ。

正直この部分に関しては、犬童は、この老獪な老人の自己宣伝のお先棒担ぎに自らを貶めて観る者に「真実」を伝えることを放棄してしまっている。

【以下ネタバレ注意⚠️】











一個のドキュメンタリー映画、監督という名の映像作家の手になる映画作品として全く失格の烙印を押さざるを得ないのだ。

歌舞伎よりも今でも文楽を含む人形浄瑠璃としての上演機会の方が多い、盲目の夫と晴眼の妻との夫婦愛の物語、『壷坂霊験記』の原話としての狂言「川上」については、西国三十三箇所霊場としても参詣を集める壷坂寺よりも遥かに南方の吉野山地の奥、川上村の金剛寺が舞台であることは初めて知ったが、狂言に登場する盲人や身体障害者の扱われ方については今回は立ち入らない。

*1 狂言の演目と鑑賞 川上
www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc12/enmoku/kawakami.html

*2 川上村教育委員会
金剛寺 木造地蔵菩薩立像
www.vill.kawakami.nara.jp/edu/docs/2023060200393/

*3 川上村をぶらり旅11 その4 ~金剛寺~
東ポチ 2025/08/20 2023/11/14
pocky53.blog.fc2.com/blog-entry-2144.html

*4
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/壺坂霊験記

*5
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/障害を扱った作品の一覧

*6 お豆腐狂言 茂山千五郎家 2025.2.5
クラウドファンディングのお知らせ
kyotokyogen.com/2025/02/05crowdfunding/

さて、本作の問題は、二世野村万作が現在に至る自分の93歳の人生を「六つの顔」として振り返るインタビュー/ドキュメンタリーパートである。

「六つの顔」の内訳は、
①父の六世野村万蔵(本名が万作で初世に当たる 人間国宝1898-1978)、
②祖父五世野村万造=(隠居名)初世野村萬斎(1863-1938)、
③弟の野村万之介(1939-2010)、
という近親の三人の狂言師、
そして《「猿」に始まり「狐」に終わる》と言い慣わされる、
④「靱猿」の子猿役で初舞台を踏んだ自分、
⑤難曲と言われる「釣狐」の上演を繰り返して来た壮年期以来の自分に、
⑥六代目尾上菊五郎に憧れて狂言以外の演技者の道を探ろうとした青年期の自分、
と《三人の自分》が「六つの顔」の半分を占める形をとっている。

問題は、ここに同じ和泉流狂言師にして存命の人間国宝でもある兄の初世野村萬(隠居名)=七世野村万蔵=四世野村万之丞(1930- )の名前が全く出てこないことなのだ。

*7
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/野村万作

*8
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/野村万蔵_(7世)

*9 野村万蔵家・万作家家系図
nihonbunka.net/wainforoom/nomuramanzou-kakeizu-1402

二人がまだ人間国宝となる前、万之丞、万作時代には、兄弟での共演も当然ながら多かった。

しかし、事態が悪化したのは、確か1993年。
万之丞が当主名である七世万蔵を継ぎ、代わりに祖父五世の隠居名「萬斎」は弟万作に譲る形をとった。

ところが万作は自分が萬斎を名乗らずに1994年に息子の武司に二世萬斎を襲名させてしまったのだ。

*10
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/野村萬斎

このことは兄七世万蔵に何の相談もなく行われたため、かつて六世万蔵の芸を継ぐ仲の良い兄弟として数々のテレビドキュメンタリーの対象ともなった二人の仲は最悪の形で断絶し、その後、係累・門弟含めて一切同じ舞台で共演することは無くなったのである。

ところが今回の「六つの顔」では、万作の弟万之介は登場しても、兄七世万蔵=萬のことはパンフレットの文面含めて1㎜も出て来ないのだ。

狂言は元来、比較的少人数で演じられることが多いが、それでも「人数物」と呼ばれるような10名以上の登場人物が出る演目もあれば、芸歴や芸格が並び立つような実力者同士の共演によって、またとない高次元の舞台を観ることができるし、そうした経験の積み重ねによって狂言師自身の芸も磨かれていく訳である。

ところが、和泉流狂言師の中核にいる野村万蔵家の兄弟が義絶することで、彼ら(とその子や孫、門弟たち)にはそうした機会が奪われてしまった訳である。

それこそ現在絶賛ロングランを続けている映画「国宝」のテーマでもある「血か芸か」を地で行く骨肉の争いであり、観る側の愛好者にとっても、日本の伝統芸能界にとっても甚大な損失をもたらしているのだ。

実は、狂言和泉流に関しては、本来宗家を継ぐべき和泉元彌一門が係累ともども能楽界(もちろん狂言師を含む)から放逐されているという異常事態が久しく続いている。

この事態は、和泉家の「自爆」の要素がほとんどなので擁護の余地はないと考えるが、このことについても野村兄弟の責任の大きさを問う声もあるようだ。
(元彌の父である野村流十九世宗家和泉元秀は五世野村万造の孫に当たる。)

*11
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/和泉元彌

*12 あえて和泉元彌を弁護する(ダイジェスト版)
www2.nsknet.or.jp/~kaga_toyohiko/index01.html

93歳の野村万作が芸境を深め、それを犬童一心が見事な映像におさめたことは喜びたい。
しかし、犬童が一個のドキュメンタリー映画の監督でもあるのならば、その「対象」に対しては、《言われた通りになすがまま》ではなく《批判的な視座を持つこと》が必須なはずだ。

93歳だからこそ、これが最後の機会になるかも知れないからこそ、犬童は、万作に、兄との関係についてや、狂言野村流が現在抱える問題点についてのインタビューを敢行すべきだったのではないか。

その点で、本作は、93歳にしてなお妄執から解放されない万作の意向のみに唯々諾々と従ってしまった、ドキュメンタリー作品としては全く評価に値しない代物と評せざるを得ない。

『六つの顔』に似ている作品

絶唱浪曲ストーリー

上映日:

2023年07月01日

製作国:

上映時間:

111分

ジャンル:

配給:

  • 東風
3.9

あらすじ

近年、たしかな盛り上がりを見せる寄席演芸の世界。落語、講談だけではない。いま浪曲が、熱い。浪曲師の独特の唸り声、エモーショナルな節回し、キレのよい啖呵。曲師の三味線とのスリリングなインター…

>>続きを読む

柄本家のゴドー

上映日:

2019年04月20日

製作国:

上映時間:

64分
3.7

あらすじ

人気俳優として映画、テレビで活躍する一方で、演劇ユニット“ET×2”を組む柄本 佑・時生兄弟。2014年、ふたりはサミュエル・ベケットによる不条理演劇の代表作『ゴドーを待ちながら』の公演に…

>>続きを読む

台湾、街かどの人形劇

上映日:

2019年11月30日

製作国:

上映時間:

99分
3.8

あらすじ

映画『戯夢人生』(93)など候孝賢映画の名脇役にして、布袋戯の大家である李天禄。 長男・陳錫煌は、母の姓を継いだ事で父との間に深い葛藤が生まれ、自身が80歳を超えた今も、そのわだかまりは消…

>>続きを読む

津軽のカマリ

上映日:

2018年11月10日

製作国:

上映時間:

104分
3.5

あらすじ

津軽三味線の大家、故初代 高橋竹山。明治に生まれ、幼少期に煩った麻疹が元でおおよその視力を失う。北東北の過酷な環境の中、庶民の暮らしは貧しく、福祉もまだ整わない時代、唯生きていく為に三味線…

>>続きを読む

スクリーンで観る高座・シネマ落語&ドキュメンタリー「映画 立川談志」

上映日:

2012年12月08日

製作国:

上映時間:

110分
3.8

坂東玉三郎「東京蜃気楼」

製作国:

上映時間:

81分
3.5

あらすじ

人間国宝であり、世界に愛される稀代の女形・坂東玉三郎。彼が時代について、演技について、東京について、そして自分自身について語る、ドキュメンタリー。 [収録演目] (1)舞踊「鷺娘」(お台場…

>>続きを読む