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はじまりの記憶 杉本博司
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『はじまりの記憶 杉本博司』に投稿された感想・評価

先週から、東京国立近代美術館で開催される大規模個展「杉本博司 絶滅写真」が開催されており、絶滅に向かう銀塩写真の可能性が展示されており、感銘を受けた。広くオススメしたいところだが、本作を観ておくと彼のアートワークの参考となる。

本作では8×10の銀塩写真に取り組むところからタルボットのネガについて語られている。写真黎明期(1840年頃)のタルボットが残した貴重な紙ネガを収集し、展示会でも展示している。本作においては銀塩写真にとどまらず、様々な数式やジオラマをモチーフとしたコンセプションアートにまで人類の起源の探求している姿が映し出される。

モダンアートと考えるととっつきにくいが、彼の作品群や本作には、我々の身近な人類の起源が意外と身近にあることを思い出させてくれます。せっかくの機会ですので、個展で彼の世界観に触れるのをオススメしときます‼️
4.0
【目に見えないものを物質化する儀式】
1980年代まで、写真と美術の間には大きな隔たりがあった。しかし、ニューヨークを中心にシミュレーショニズムの運動が盛り上がり、既存のイメージを流用するアイデアが評価される中で「写真」が芸術として評価されるようになっていった。

写真に魅せられニューヨークの写真学校に通っていた杉本博司は、最初こそ広告写真を撮っていたが、この流れに乗り「写真」で美術界に挑戦することとなる。シロクマがアザラシを食べようとする決定的瞬間を撮った「ジオラマ」シリーズが評価され、彼の人生は大きく変わった。この作品は、北極で撮影されているように思えるが、実は自然史博物館で撮影されたもの。写真は真実を映すと我々は思うが「そうではない」と杉本博司は語り、その後のコンセプトの軸となる。たとえば、「シネラマ・ドーム・ハリウッド」がある。映画館の劇場内を正面から撮った作品であり、スクリーンは真っ白となっている。これは上映中の劇場内を撮影したものであり、長時間カメラを回すことで、様々な光を映すスクリーンから真っ白な画を返す、人間が知覚できない世界を投影しているのだ。

『はじまりの記憶 杉本博司』は、そんな彼の写真に対する哲学を余すことなく提示する作品となっている。

続きは有料noteにて▼
https://note.com/chebunbun/n/na07fc040f88b
nccco
2.6
@ユジク阿佐ヶ谷
写真家・アーティスト杉本博司を追うドキュメンタリー。
アーティストというよりはビジネスマン的な淡々としたキャラクターに好感が持てた。
NYのトレンドの最先端にいながら、己の原点をしっかり固めてるところとか、やっぱり凄いなという感じ。
この映画観て、ロランバルトの本を買いました。

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