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七人の侍 【新4Kリマスター版】の作品紹介

七人の侍 【新4Kリマスター版】のあらすじ

野武士の襲撃に対抗するため侍を雇うことになった村では、利吉(土屋嘉男)以下4人の百姓たちを侍探しに送り出した。だが、往来で土下座までして願いを伝えた浪人たちは、誰一人百姓らの言葉に耳を貸すことはなかった。悲嘆に暮れていたその時、町のはずれで立て籠もり事件が起きる。盗人を取り押さえ、幼子を無事救った男は歴戦の古豪・勘兵衛(志村喬)だった。一部始終をみていた百姓たちは、必死の覚悟で勘兵衛に助けを請うのだが―。

七人の侍 【新4Kリマスター版】の監督

黒澤明

原題
製作年
1954年
製作国・地域
日本
上映時間
207分
ジャンル
ドラマ
配給会社
東宝

『七人の侍 【新4Kリマスター版】』に投稿された感想・評価

背骨
5.0
午前十時の映画祭にて新4Kリマスター版鑑賞

超胸熱。初見から楽しめる超エンタメ作品ながら観るほどにその凄さを感じさせられる歴史的名作

合戦シーンのスペクタクルはもちろんの事、志村喬の理想的リーダー像や三船敏郎の感情移入せずにはいられない人間臭さをはじめとするみんなの事が好きにならずにはいられない合戦前のドラマが上手すぎる

大画面で観るリマスター映像&音響はビデオとは段違いのクリアさと大迫力でした!
symax
4.0
"今度もまた負け戦だったな…勝ったのは、あの百姓たちだ…"

"麦の収穫が終わったら襲う"…偶然鉢合わせた村人が聞いた野武士らの言葉に恐れを抱き、村の長老に相談した村人が出した結論は…侍を雇う…

だが、飯が喰えるしか得のない百姓の頼みに侍が集まるはずはなく…

困った百姓の前に現れた侍、勘兵衛…茶碗一杯の白飯を差し出しすがる想いで懇願する百姓に勘兵衛は言う…

"この飯、おろそかに喰わんぞ…"

勘兵衛の尽力で集まった侍六人とその他一人…

野武士の襲撃は目前に迫っていた…

今や世界でも傑作の誉が高い、黒澤明の大傑作が新たな4Kリマスターで甦り、"午前十時の映画祭"で劇場公開。

勿論、コレまで何度も鑑賞しておりますが、劇場鑑賞は初めて…

いや画面の美しさは凄まじい…

3時間を越える作品ではありますが、侍を集める前半、百姓と侍が心を通わせるようになり、野武士との合戦を準備する中盤、そして土砂降りの雨の中、怒涛の迫力で迫る戦の後半と一本の作品の中で三部構成のような展開で、それぞれのパートをリアル且つ丁寧に描き、七人の侍それぞれのキャラクター、百姓の立ち位置、戦の激しさがより深く描かれ、没入感が半端ないです。

菊千代を演じた三船敏郎の弾ける演技は眩しく、印象深いの当たり前なのですが、剣の達人久蔵を演じた宮口精二がカッコ良すぎる…

画像は綺麗ですが、相変わらず、セリフは聞きづらく、字幕があった方が良いのではと思うのは昔の作品あるあるではありますが、映画の良さ全てがこの作品にはあり、観なくてはいけない作品である事は間違いありません。

70年以上前の作品ではありますが、今観ても生々としてキラキラと輝く永遠のマスターピース…この機会に劇場鑑賞することを強くおすすめします。
4.5
90年代に改修版を映画館で観たのが最初でした。面白すぎて、公開期間中に2回以上通った記憶があります。そして今回、待ち望んでいた4Kデジタルリマスターでの劇場公開。音や映像がさらに手が入ったという触れ込みで(言われてみれば確かに)。ただ、一部のセリフは相変わらず聞き取りづらく、「字幕つけてもいいのでは?」と思ってしまいました(反対する人いるのかな?)。

スピルバーグ、ルーカス、スコセッシ、コッポラ……ハリウッドの巨匠たちに影響を与え、世界的に評価され、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞も獲得し、ハリウッドリメイクまで生まれた作品。
日本の時代劇がここまで熱く受け止められることに、やっぱり日本人として誇らしい気持ちになります。

そんな“伝説”の根底にあるのは、実にシンプルな物語。

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戦国末期、野武士に苦しむ貧しい村。次の襲撃に備えるため、農民たちは侍を雇うことを決意。報酬は「腹一杯の米」。それだけで七人の侍が集まり、村を守るため命懸けの戦いに挑む…。
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アクション、ロマンス、コメディが絶妙にブレンドされた骨太のスペクタクル。そして、作り込まれたディテールが、単純な勧善懲悪に収まらない深みを生み出していました。上映時間は長いですが、東京・池袋のグランドシネマサンシャインでは10分の休憩あり。ただ、恋愛シーンや戦シーンで、ややダレる部分もあるかな。

登場人物たちがまた魅力的です。
勘兵衛(志村喬)の懐深く静かなリーダー像、菊千代(三船敏郎)の荒々しい生命力。そして久蔵(宮口精二)。寡黙で圧倒的な剣の腕を持つ、まさに“ザ・サムライ”。前半の対決シーンで見せる佇まいの説得力たるや。プロフェッショナル集団としての侍たちの存在感を久蔵が決定づけているように思います。

農民は、左卜全のような愛嬌ある人物もいる一方、基本的には弱くて情けない集団として描かれているのが印象的です。なのに、落ち武者狩りの戦利品が次々と出てくる場面では、この物語が「弱きを助ける侍たちの英雄譚」という単純さでは済まない、戦の時代の厳しさと人間の二面性が突きつけられます。

そして何より、セリフが素晴らしい。
勘兵衛の「この飯、おろそかには食わんぞ」。
じさまの「野伏せり来るだぞ!首が飛ぶつうのに、ヒゲの心配してどうするだ!」。
短く、的確で、胸を撃ちます。世界的に評価される本作だからなおのこそ、セリフが心に響くことが日本語が分かる人の特権のように感じています。

クライマックスは、土砂降りの中の決戦。敵味方入り乱れ、泥と雨と叫びが渦巻く壮絶な戦い。勝利の余韻よりも、静かに積もる“喪失”と土の匂いが残ります。侍たちの背中が、いつまでも目に焼きついて離れません。

時代を越え、何度も劇場に足を運びたくなる。そんな映画が、いったいどれほどあるでしょう。この作品がまさにその一本です。