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インランド・エンパイア 4Kの作品紹介

インランド・エンパイア 4Kのあらすじ

ハリウッド女優のニッキー・グレース(ローラ・ダーン)は、未完に終わったポーランド映画『47』のリメイク作『暗い明日の空の上で』に出演することになる。やがて共演者のデヴォン・バーク(ジャスティン・セロー)と 映画さながらに不倫関係に陥り、映画の物語と自身の人生が交錯しはじめる。現実と虚構の境界は次第に失われ、ニッキーの精神は崩壊へと追い込まれていく。

インランド・エンパイア 4Kの監督

デヴィッド・リンチ

原題
Inland Empire
公式サイト
https://unpfilm.com/empire/
製作年
2006年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
180分
ジャンル
サスペンスドラマファンタジーミステリー
配給会社
アンプラグド

『インランド・エンパイア 4K』に投稿された感想・評価

kuu
3.9
『インランド・エンパイア4K』
原題 Inland Empire
製作年 2006年。上映時間 180分。
製作国 アメリカ。映倫区分 G

小劇場にて鑑賞。
デヴィッド・リンチが『マルホランド・ドライブ』以来5年ぶりに放った今作品。
もはや映画の枠組みを超え、4K化によってより鮮明に、より禍々しく蘇ったデジタルノイズの粒子に閉じ込められた、3時間の純粋な悪夢と云える。
脚本を事前に完成させず、その日の朝に思いついた断片的なアイデアを役者に演じさせるなんと云うやり方。
週末のホームビデオのような軽やかさと、その100倍の執念で作り上げられたこの作品は、観てる側に「一時停止なしでこの迷宮を完走できるか?」なんて過酷な忍耐のテストを突きつけてきます。
​なんでも、撮影現場の混沌ぶりは凄まじいものやったそうです。
主演のローラ・ダーンをはじめとするキャスト陣は、自分が今どの時代の誰を演じているのか、物語がどこへ向かっているのかさえ教えられなかった。
まさに、地図を持たずに富士の樹海へピクニックへ行くような暴挙だが、この俳優たちの本物の困惑こそが、劇中のニッキーが味わうアイデンティティの喪失と見事にシンクロしているんちゃうかな。
ローラ・ダーンがいかにして発狂した顔のバリエーションだけで観てる側を圧倒し、演技の限界を超えるかを記録した、リンチによる壮大な人間実験の記録とも云っても過言じゃない。4Kの解像度は、彼女の肌の質感や瞳に宿る狂気を、逃げ場のない生々しさで網膜に焼き付けてきます。
​物語の深層には、自己の多重性と崩壊という極めて重厚なテーマが潜んでいる。
我々は普段、一つの名を持ち、一つの身体に一つの魂が宿っていると信じて疑わない。
しかし、今作品の主人公ニッキーは、役を演じることで自分を切り売りし、やがて観てる側としての自分と演じられる自分、そして、過去の悲劇をなぞる自分の境界を完全に失う。
『実存は本質に先立つ』を極端に、そしてグロテスクに解釈したようなもので、彼女には固定された本質(自分)がなく、置かれた状況(虚構)に合わせて中身がドロドロと書き換えられてしまう。
この自己の空洞化への恐怖こそが、本作の真のヴィラン(悪役)なんちゃうかな。
​作中に登場する擬人化されたウサギや、脈絡なく挿入されるシットコム的な笑い声、そして暗闇の中から突如として浮き彫りになる強烈な顔面アップに、論理的な「なぜ?」を問うのは、ラーメン屋で「なぜ麺は細いのか?」と哲学的な議論を吹っかけるのと同じくらい野暮なことです。
いや、博多トンコツはたしかに細めんが美味しい。
リンチの映画において意味を理解しようとするのは、暗闇の中で煙を掴もうとするようなものなんやろな。
むしろ、我々の論理的な脳が不条理によって機能不全に陥る質感そのものを体験することにこそ今作品の本質がある。
ローラ・ダーンの顔が歪むとき、我々の日常的な秩序も一緒に歪まされる。
その生理的な不快感こそが、リンチが仕組んだ最高のエンターテインメントなのやろうな。
​物語の筋を強引に辿るなら、これは役柄という悪夢に喰われた女優が、地獄めぐりの末に自分を取り戻すまでの脱出劇と云える。
不倫と殺人が絡む呪われたリメイク映画の主演を務めるうちに、ニッキーはポーランドの悲劇的な女性たちの怨念に取り込まれ、時空を超えた迷宮を彷徨います。
自分を裏切る夫、自分を殺そうとする謎の影、そして壁の穴から覗く自分自身。
しかし、物語の終盤、彼女は自らの恐怖の根源を銃で撃ち抜く。
それは、自分を侵食していた虚構の別人格を殺し、現実の主体性を取り戻すための、血まみれの自己救済儀式。
​最終的に、彼女はずっと泣きながらテレビを見ていた囚われの女(ロスト・ガール)のもとへ辿り着き、彼女を抱きしめることで解放する。
他者の悲劇と自分の苦悩が共鳴し、昇華された瞬間、悪夢は終わりを告げ、ラストシーンを彩るのは、それまでの陰惨な混沌が嘘のような多幸感に包まれたパーティー会場。
そこにはリンチ組の常連俳優たちが顔を揃え、まるで長い撮影を終えた後の打ち上げのような、あるいは天国のような温かさがあります。
結局、何が現実で何が幻だったのかは曖昧なままですが、彼女が分裂した自己を統合し、呪いを解いたという事実だけが、まばゆい光として提示される。
​確かに3時間ちゅう上映時間は、鑑賞者の腰やお尻の筋肉との過酷な戦いかもしれません。
しかし、4Kの鮮烈な闇に呑み込まれ、中盤のあまりの不条理さにもしかして自分もこの悪夢に取り込まれて、一生この映画から出られないのではないか?っていうメタ的な恐怖に襲われることさえ、リンチが計算した正しい鑑賞法の一部なのかもしれない。
この長大な時間は、一人の女性が精神のどん底から生還するまでの壮大なセラピーを、我々も共に追体験するために必要不可欠なコストなのやろう。





桃龍
-
個人的デヴィッド・リンチ大会その6。
名古屋市内のシネコンには4K上映設備がない(怒)。
ちゃんとした4K上映を、どうしても見たい。
4.4
岡山シネマクレールにて鑑賞。
再上映ながら若い方も含めてなかなかお客さんも入ってました。さすがのリンチ・ブランド!?

ということで、久しぶりに観ましたが相変わらずわけのわからん映画ではあります。

落ち目のハリウッド女優ニッキー(ローラ・ダーン)がポーランド映画リメイク作のオーディションを受けるところからはじまる。その映画には不穏な過去があり、不思議の国のアリスさながらに謎のうさぎ人間に導かれ、虚構と現実が混濁しはじめるが......

『サンセット大通り』→『マルホランド・ドライブ』の流れを汲むハリウッド映画業界の光と闇が背景に。巨匠がリミッター解除して好き放題やっており、途中からリアリティ・ラインが完全崩壊するので、どんな衝撃的なシーンも微睡の中で受け入れるしかなくなる。ローファイな質感の映像も相まって、「意識の流れ」を映像化するとしたらこんな感じかしらと思わせる。エンディングの'Sinnerman'(Nina Simone)のダンスシーンがとにかく素晴らしいので、よくわからないなりに何か凄いものを観たという気分にはなれます。

忘れていましたが、ストリートパーソン2として裕木奈江が出ていたんですね。バリバリの日本語訛り英語でよく分からないエピソードトークをしてます。裕木奈江のオールナイトニッポンをよく聴いてたから、どこか懐かしさも。

原題"Inland Empire"。カリフォルニア州の実在の地域名ですが、字義通りとれば「内なる帝国」ということで、象徴的含みのあるタイトル。その点でも"Mulholland Drive"の系譜ですね。

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