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ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノの作品紹介

ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノのあらすじ

ブラック・フラッグのグレッグ・ギンが運営するレーベル、SSTレコードの第一号リリースとなった奇跡の突然変異バンド、ミニットメン。変則的なリズムの上にクリーントーンのギターととてつもないうねりのベースが乗っかるという前代未聞のサウンドで聴く者に衝撃を与えた。1985年のメンバーの事故死にてその歴史に終止符が打たれたミニットメンの活動と魅力を、50名以上の錚々たるミュージシャンたちの熱い想いと、当時の貴重なライヴ映像で綴る。

ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノの監督

ティム・アーウィン

ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノの出演者

ミニットメン

原題
WE JAM ECONO: THE STORY OF THE MINUTEMEN
製作年
2005年
製作国
アメリカ
上映時間
91分

『ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ』に投稿された感想・評価

商業主義の真逆を突き進むロックドキュメンタリー特集UNDERDOCSシリーズの中の一本。

おれは80年代のアメリカのハードコア・パンク(80sUSHC)が一番好きなジャンルなんだよ。で、ミニットメンはUSHCのある側面の代表的、象徴的なバンドなんで見逃すわけにはいかないやつなんだよ。

ミニットメンがUSHCの何を象徴しているかなんだけど、それは多様性だったり柔軟性だと思ってる。
音が斬新で独自性の塊。うまく言えないけど1分前後の楽曲でファンクやカントリーなんかをごった煮して、そこにニューウェーブ由来とおぼしきサイキックなギターで色付けしてハードコアのスピード感で疾走する感じ、とでも言うか。
何からどう着想を得てこんな不思議な楽曲ができるのか分からない。全てがハードコアの定型から外れてる。
初めて聴いた時はみんなそうだと思うけど、あまりに自分の知ってるハードコア・サウンドと違うので呆気に取られた笑

USHCは他にもそういうバンドはけっこういて、そこが楽しいとこなんだけど、ミニットメンの曲はそれらと比べても圧倒的にストレンジで衝撃を受けた。
それと、ルックス。パンクのイメージとしてモヒカンだったり髪をカラフルしてたり、鋲ジャン着てスタッズブレス付けてたり一般から見て過激に取られるかっこをしてる人が多いけど、ミニットメンの3人は普通すぎるほど普通。
オシャレからじゃなく本当に履き古したジーパンにTシャツ、またはネルシャツ、髪型も普通でほぼノーアクセサリー。

実はUSHCってファッションはこんな感じのバンドかなり多くて、そこがイギリスや日本のバンド比べてジャンル全体の個性にもなってるんだけど(ちなみにこのUSHCシーンのラフなファッションはグランジに引き継がれる。てか、音も含めUSHCはグランジの直接的ルーツ!)、ミニットメンの場合、音と同じで飛び抜けてる笑
見た目のイケてなさがすごいんだよ。
映画で言うと"ナポレオン・ダイナマイト(旧題バス男)"に出てくる、なんともいなたい感じで笑
そんな訳で、自分の中の80sUSHCを強く体現してるこのバンドが大好きなんだよ笑

映画の構成は往年のライブ映像を挟みながら、メンバーのインタビュー(主にベース/ボーカルのマイク・ワット)やミニットメンを愛するミュージシャンや作家、旧友、ファンなんかの証言を紹介していく構成。

このミニットメンを愛する面々が豪華かつディープでびっくりした!
有名どこからカルトな人まで本当に多岐にわたってた。
一般的に知名度高い人達、フリー(レッドホッドチリペッパーズ)、サーストン・ムーア(ソニックユース)ヘンリー・ロリンズ(ブラックフラッグ/ロリンズバンド)そしてプレ・パンクの大物リチャード・ヘル!
パンク界の有名どこ、マイロ(ディセンデンツ)、ジェロ・ビアフラ(デッドケネディーズ)デス・カデナ(ブラックフラッグ)、ジョン・ドゥ(X l.a)、イアン・マッケイ(マイナースレッド/フガジ)キース・モリス(サークルジャークス/off)
パンク界のカルト系、サッカンリン・トラストのメンバー、ニップ・ドライバーズのメンバー、スポット(80sUSHC代表する名プロデューサー)

ザッと覚えてるだけ上げたけど、パンク、ハードコア、オルタナが好きな人には堪らないメンツだと思う。
メジャーからアンダーグラウンドまで実に多くのそして才能ある人達にミニットメンが評価され愛されたかが分かる。
ほとんどの人がオンタイムで聴いてるから、当時、いかに彼等のサウンドが独自性とインパクトを放っていたかが分かる。

半面、当時からミニットメンはハードコア・パンクと言えないんじゃないか?ってネガティブな受け取られかたもしていたことがマイク・ワットから語られる。
ブーイングや唾を飛ばされるフッテージも流れた。
これは仕方ないかなと思う。自分も始めて聴いた時はハードコアとは思えなかった。
あまりにスタイルが斬新で所謂普通のパンクやハードコアからかけ離れてるから、「えっ!?何これ?」「思ってたんとちがーうぅ、、」てなるんだよ笑

それでも、やはりミニットメンはパンクだと思う。
メンバーは3人とも特に音楽教育も受けてない、中流でも限りなく下流よりの家庭の高卒。
そんなどこにでもいる少年達がバンドを結成して独自のやり方で途轍もないサウンドを作り上げた。
出自からD.I.Yの方法論はあまりにパンク的だよ!
それと85年にバンドの核であるD.ブーンが事故死して解散するまで同じメンバーでやってきた友情の篤さが心地良かった。前回観たレディオ・バードマンのドキュメンタリーがドロドロの愛憎劇だったから余計そう感じたのかもだけど笑

話が逸れたけど、ミニットメンは間違いなくハードコア。
短い演奏時間に情感や思想をギュッと詰め込みスパッと終る楽曲は質感は異なるがハードコアのフォーマットにある。
分かりやすい形での体制批判やストレートな怒りの表明はないけど、ライブでのワンシーン。
「苦しんでいる人達を助ける機関を支援しよう」とMCするD.ブーンの表情は切実さと優しさに満ちていた。
ミニットメンは正真正銘のパンクだ!
このバンドが好きでよかった。
3.5
さらっとだけどDブーンさんの革靴へのこだわりが聞けて嬉しかったしライン入りスポーツソックスとの組み合わせ真似したい。
有名な話なんでしょうけどZen Arcadeを聞いてDouble Nickelsを2枚組にしたというのも知らなかったわ…。
しかしDブーンさんが交通事故で亡くなっただけにマイクさんの運転しながらインタビューはちょっとヒヤッとするな。
喧嘩というかモメたエピソードはもっと具体的にくれ!と思った。
サンペドロの地理性についてはこないだ見たデソレーションセンターのほうが詳しかった。
80年代のアメリカのポストハードコアバンド、ミニットメンの結成前夜からフロントマンであるD.ブーンの死までを、関係者にインタビューをしながら時系列的に辿ったドキュメンタリー。
根幹となるのはバンドの思い出の地をベースのマイクワットが運転する車で巡る部分なのだが、助手席からカメラを回しインタビュアーの声も入っていないので、あたかも自分が助手席に座っているかと錯覚する様な演出が良い。
特筆すべきは3時間以上に及ぶ特典映像で、3公演のライブ映像がフルで収められている。
PVも3つ入っており、これらはわりとポップな部類の曲なので、興味のない人に見せるにはこれから見せるといいかも。
だってこのバンドを知らない人がこの作品を自ら手に取るわけもないしね。

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