薔薇の葬列を配信している動画配信サービス

『薔薇の葬列』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

薔薇の葬列
動画配信は2024年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『薔薇の葬列』に投稿された感想・評価

TS

TSの感想・評価

-
すんません。全然わかりませんでした。意味不明。と同時に一年半前に見て撃沈した『仮面/ペルソナ』を彷彿させられました。一年半経てばちょっとは成長してるかと思えばまるで成長していませんでした(笑)精進します。唖然となる展開が続き、所々に意味不明な映像が流れます。最後の最後でまさかの淀川さんが出てきたことには笑ってしまいましたが、要するに何でもありの哲学的な映画なんじゃないかなと思いました。これ以上言及しても、意味不明。という言葉しか出てきませんのでこれくらいにしておきます。久々に採点不能です。。
日本でLGBTQ映画といえばコレ!というくらい有名な一作。松本俊夫監督の初長編映画であり、当時はまだ16歳の池畑慎之介(ピーター)のデビュー作です。イギリス版のBDで鑑賞。

ボクは雰囲気だけの前衛映画は大嫌いなのですが、これは良かった。最初から前衛映画だと割り切って観たのがよかったのかもストーリーには最初っから期待せずにすみますから。

テーマは逆エディプス。男の娘の母殺し。ストーリーはエディ(ピーター)がオーナー権田(土屋嘉男)と共謀してオカマバーのママを追い出す話。エディプスだからエディね。

本作は「美しさ」と「可笑しさ」、そして「ドキュメンタリー」と「フィクション」が同居しているのが面白いです。

まず、「美しさ」と「可笑しさ」。冒頭のベットシーンがまず美しいです。ライトが強めに当たってピーターの肌の白さが際立つ。美しい!「可笑しさ」は普通に笑えるシーンが少し出てきます。実際に見てほしいので具体例は出しませんが。割合的には美しさ1:可笑しさ1:前衛1って感じ。美しさは全てピーターがもってく。

次に「ドキュメンタリー」と「フィクション」。実際の映画作りがメタな感じで入ってきたり、オカマバーのママは本当のオカマバーのママだったりします。一応ストーリーはあるのですが、虚構と現実が入り混じっているために、何が本当なのかがよくわからなくなってきます。

じゃあ、結局は何が言いたい映画なのか?これはよくわかりませんでした。わからないけど、面白いからいっか。そんな感じの映画。あと、ピーターの素顔が見れるのは貴重。化粧ってすごい。
一

一の感想・評価

3.5
松本俊夫監督長編デビュー作

ギリシャ神話をモチーフとした、1960年代末期の新宿、六本木、原宿を舞台に、当時の風俗や世相を大胆に反映させたピーターとゲイボーイたちのコミカルな悲劇を描く

よくわからない作品であることは百も承知の上で映像作品として鑑賞すると、取っ付きにくさはあれど意外にも娯楽性が強く、芸術性とのバランスが絶妙で、割とコメディ寄りで思ったよりも楽しめた

キューブリックの『時計仕掛けのオレンジ』に影響を与えたと言われている作品で、ATGらしいショッキングな映像を交えた前衛作品ですが、カルトというには少しパンチに欠けるかなというのが正直なところ

冒頭のスタッフロールの出し方から奇をてらってやるぞ!とやる気満々なのがとても良くわかるけど、革新的かと言われるとそれもちょっと微妙

そうはいっても、奥行きのあるモノクロの映像美や、ピーターの俳優魂には感銘を受けるほど素晴らしいものがあったし、淀川長治氏の流れは思わず吹き出してしまうほど面白かった

〈 Rotten Tomatoes 🍅100% 🍿86% 〉
〈 IMDb 7.9 / Metascore - / Letterboxd 4.2 〉

2021 自宅鑑賞 No.347

『薔薇の葬列』に似ている作品

新宿泥棒日記

製作国:

上映時間:

97分

ジャンル:

3.5

あらすじ

新宿駅前で街頭劇を行う唐十郎。青年が紀伊國屋書店に入っていき、万引きで女店員に捕まる。青年は鳥男、女店員はウメ子。一方、酒場で性談義をする大鳥組の俳優たち。新宿の不穏な熱気は混沌と幻想を呑…

>>続きを読む

銀河

製作国:

上映時間:

102分

ジャンル:

3.6

あらすじ

スペインの聖地サンチャゴを目指す巡礼者ピエールとジャンのの前に現れる、死の天使、狂った司祭サド侯爵などの奇々怪々な人々。鬼才ブニュエルが神なき世界を風刺した渾身の奇怪作。娼婦マリア役で『赤…

>>続きを読む

牝猫たちの夜

製作国:

上映時間:

68分
3.5

あらすじ

独身サラリーマン・学生、倦怠期の亭主どもなど、鼻下長族のオアシス、トルコ風呂。その中で働く牝猫たち、彼女らの生きがいはなにか、男に貢ぎ裸にされる女、お金に振りまわされ体を売る女、男の愛をつ…

>>続きを読む

田園に死す

上映日:

1974年12月28日

製作国:

上映時間:

102分

ジャンル:

3.9

あらすじ

青森県の下北半島で母とふたり暮らしをする少年は、恐山の霊媒に会いにいき、死んだ父を口寄せしてもらうことが唯一の楽しみだった。ある日、村にサーカス団がやってきて、少年は団員からよその街の様子…

>>続きを読む

オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-

製作国:

上映時間:

82分

ジャンル:

3.7

あらすじ

映画は、オルフェが生と死の世界を往復する前作『オルフェ』の一場面から始まる。『オルフェ』が終わると、ルイ十五世時代の詩人の姿をしたコクトーが現れる。現代の化学教授の生涯に出入りし、老教授に…

>>続きを読む

書を捨てよ町へ出よう

上映日:

1971年04月24日

製作国:

上映時間:

138分

ジャンル:

3.7

あらすじ

万引き常習犯の祖母、戦争犯罪人の父、ウサギを偏愛する妹。駄目な家庭に育ち、いつも家出を考えている“私”と恵まれた環境に身を置く“彼”。行き場のない鬱屈とした情熱を持て余した“私”は奇妙な人…

>>続きを読む

関連記事

LGBT映画30年の移り変わり〜時代とセクシュアリティ〜