【ジャケット写真に釣られて苦行】
情緒不安定モラハラ夫にさんざん振り回される哀れな妻。
それでも別れず婚姻関係にしがみつく。
そんな夫婦の共依存劇場を見せ付けられる地獄のような103分間でした。
これは…のろけ？

夫婦間の共依存ものは大好物ですがこちらの作品はハマれなくて最後まで観るのが修行でしかなかった😂
つまらないお話を耐久するという意味ではドМの方向けの映画なのかなとも思いました。
最後が破滅だったので0.5加点で星1.5でございます。

• #マゾの語源
• #NTR
• #地雷男
• #クソ映画
• #イタリア語
• #80s
• #Toineとマゾッホ
• #Toineの感想文

「作家マゾッホ 愛の日々」

冒頭、19世紀半ばのオーストラリア。作家のレオポルド、彼の作品"毛皮のビーナス"、同じ名前を名乗る女、手紙、結婚、平和な家庭生活、想像力、挑発、奴隷、肉体、快感、燃えるような嫉妬。今、マゾヒズムの語源ともなった作家の伝記的物語が始まる…本作はレオポルド・フォン・ザッヒェル・マゾッホのアブノーマルな快楽追求と妻ワンダとの愛の相克を描いたフランコ・ブロジ・タヴィアーニ監督の1980年製作のイタリア映画で、この度BDが発売され初鑑賞したが凄い映像のオンパレードだ。どうやらマゾヒズムと言う言葉が生まれた19世紀の作家である。

さて、物語は 19世紀後半のオーストラリア。作家のレオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホは彼の作品"毛皮のビーナス"のヒロイン、ワンダと同じ名前を名乗って彼に手紙を送ってきた女に興味を惹かれていた。その女は謎めいていて態度は威厳があり、ワンダーさながらだ。レオポルドはのめり込んでいた。やがて彼女は自分が今までに結婚した事はなく貧しい家に育った身の上であることを告白し、その意外な女らしさに胸を打たれたレオポルドは正式に結婚を申し込んだ。子供も生まれ平和な家庭生活が始まるが、レオポルドには想像力を発揮してくれる妻が必要だった。無理矢理ワンダに鞭を持たせて自らの肉体を打たさワンダの奴隷のようになることで快感を得る彼。女王のように振る舞う彼女はエスカレートしていく夫の欲求に応じていく。レオポルドはさらに、妻が他の男と関係することで、自分の燃えるような嫉妬に苦しみながら想像力を追い立たせようとするが…。

本作は冒頭に一室のファースト・ショットで始まる。ここは書斎だろうか、1人の男がやってきて机に向かい引き出しから何か紙のようなものを取り出す。そして椅子に腰掛ける。羽ペンでものを書き始める(ここで音楽が流れ始める)。カットは変わり女性がカメラ目線に言葉を発する。そして男性が手紙を書いて口に出して読む声が聞こえる(女性とのクロスカットが行われる)。

続いて、暗闇の中2人は出会い、話をしもう一度会ってほしい、私の家に来て欲しいと男は願いをする。精神的な関係をと言う。彼女はこの上ない幸せですと言う。彼女の名前はワンダ。カメラはゆっくりと後退して電灯の下で会話する2人を捉える。屋敷の中へ。女はやってくる。女はキスしてと言い2人は接吻する。女は男の股間を揉み始める。場面は切替りエントランスへ。大勢のブルジョアが集まり、盃を上げる乾杯パーティーが始まる。


続いて、ワンダはレオポルドとの間に赤ちゃんを産む。彼は急に息子と言う言葉を使う事に喜びを感じる。やがてレオポルドは妻に奴隷のように扱われてベッドに縛られ針を刺されて首を絞められ窒息寸前にまで追い込まれる…と簡単に説明するとこんな感じで、正直全然好きではない。なんでこんなのがBD化したのか不思議である。そもそも国内初円盤化だったとのことだが、こんな作品にファンはいるんだろうけど、もう二度と見る事は無い。

マゾヒズムの由来である作家マゾッホの半生を描いた映画。
自身の被虐的な性的嗜好に従うように妻へ強引に要求する面では加虐性も混じるため、倒錯した世界を見せている。
ただ鞭を使うのはステレオタイプだし、内容も全体的に大人しく退屈なカットは結構多かったな。

先日、走ったら肉離れをして今でもシンドイんだけど痛いのは嫌だな。