天使の肌の作品情報・感想・評価

ヴァンサン・ペレーズの初監督で、決して大作ではないがこんなにも切なくて美しい映画だったのにまず驚いた。

特に主人公のアンジェルに向けたまなざし。電車で去ってゆく男の窓越しに、彼を見送る姿。親友ジ…

　あなたには、その後の人生を大きく左右されたような出会いがありますか。大なり小なりあるとは思うのだが、それがたった一度きりの出会いで、生涯忘れられなくなるほどの経験はなかなかないと思うのだ。フランス…

地味だが傑作。聖女のようなアンジェルが、一夜を共にしたグレゴワールを救済する話。遠藤周作の『わたしが・棄てた・女』を翻案した映画という見方が有力なようで、そっちも読んでみようと思う。
リタ・ミツコや…

生い立ちも生活も恵まれていないのに、孤独て身勝手で最低な男(ギョ－ム・ドパルドュ－、この映画で良い役者と認識した！) の不幸まで背負い込む、それでも純粋でまるで聖女な少女のようなアンジェル！悲しくて…

どんなひどい目にあってもクソ男に愛を捧げるアンジェルの話。

今まで見た映画の中で、いちばんのクソ男は本作に登場するグレゴワールかもしれません。
序盤から「愛想がない」だの「ふてぶてしい」だの失礼な…