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ひき逃げ
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『ひき逃げ』に投稿された感想・評価

たむ
4.0
巨匠の映画はリメイクするべきではない、と思っていますが、この映画はクリント・イーストウッド監督かポン・ジュノ監督にリメイクしてほしい作品です。
息子を轢き逃げされて殺された母親が、その犯人の家に家政婦として入っていく、という物語は色々な時代や国に関係なく普遍的なテーマです。
文字通り画面がフラッシュして想像のシーンが入ったり、シュールレアルな表現は、必ずしも成功はしていません。
成瀬巳喜男監督では珍しく、やりすぎな描写も多いです。
ここにリメイクの可能性があると思います。
今までDVD化されておらず、名画座で観るしかなかった作品のソフト化。
改めて格差や交通事故について世に問う作品ですね。
3104
3.9
成瀬作品をたくさん観たわけじゃないけれど、これは彼の作品としては踏み越えたというか行き過ぎた1本。変にドキドキした。故に面白い。

唐突だったり突飛だったりする箇所のいくつかと、中山仁のいつもの中山仁らしさが映画の弱点といえば弱点。

終盤の畳み掛けと、おっばいをまさぐりたがる息子に対する司葉子の対応(台詞のみで姿は映さず)に静かにギョッとする。

初DVD化とのことだが、フィルムの状態が今ひとつなのが残念。
3.0
天罰覿面、悪事を働けば必ず罰を受ける。

何者かに最愛の幼な子をひき逃げされた母(高峰秀子)は、愛してたが故に異常なまでに犯人を追い詰め執念の復讐劇を企てる。

平凡な主婦が考える恐ろしい計画はサスペンス調でも有り、上流階級者と貧しい平民の理不尽な社会構造はいつの時代も不平等。

ある意味『パラサイト』。

高度経済成長期にあって車も子供も増加し、急速に進む社会変革に困惑する時代性も垣間見える。

地獄から眺めていた天国は実際入り込んで見ると、退屈な日常と無言の圧迫感に拍子抜けしたりするもの。

天国も地獄も紙一重、怨み辛みは人を悪魔に変える..★,

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