影の車の作品情報・感想・評価

「影の車」に投稿された感想・評価

大昔、夜中にテレビで観て、めちゃトラウマになった、橋本忍×野村芳太郎×芥川也寸志作品。久々に観たけど、昔ほどトラウマ感がなかったなぁ
それよりも野村監督の細かい心理描写の演出がとても良いなぁと、昔観た時には気付かなかった部分がとても楽しめました。これがあったから「砂の器」も成立したんだなぁと今更ながら思ってしまった
wancoman

wancomanの感想・評価

3.8
けんちゃんがやばい。笑
けんちゃんがあやしい行動を取り加藤剛さんがそれをみる度タバコを口から落としたり驚愕の顔をするのが不謹慎ながら毎回笑いが込み上げてしまいました。
最後のけんちゃんは志麻さんの言う通りただ薪を切りにいっただけだったのかもしれないし、そうじゃなかったのかもしれないし…ただけんちゃんの心にはかつての加藤剛さんのような気持ちがあったのは確かだと感じた
夫の話を遮る掃除機の音だけで夫婦仲が良くないことを察してしまうオープニングが秀逸。この頃の映画ってバスで男女が合うの多くないか。加藤剛の回想がちょい鬱陶しいが普通に面白い。岩下志麻が生保レディなの推せるな。
Yoko

Yokoの感想・評価

3.9
決して不仲ではないが子どもが出来ずに平行線の関係が続く結婚10年目の夫。
通勤中、学生時代の知り合いと遭遇し次第に懇意の仲に…。

大人が思っているよりも、子どもは色々と考える。
母親も警察も「まだ子どもなんだから…」と「幼さ」を根拠にして、子どもの思考の可能性を頭ごなしに考えていやしない。
しかし、不倫相手のこの男だけは知っている、というより身に染みて実感しているという構図が妙。
これを加藤剛が見事に熱演しているので、ラストの追憶は野暮ったいかな。
だけども、小川眞由美が家庭にいながら岩下志麻とねんごろになるなんて罪なやっちゃでホンマー。
オトナハモット、ウマクヤラナイトネー
シルク

シルクの感想・評価

3.8
先日、脚本家の橋本忍さん、その前には加藤剛さんと亡くなられた二人の作品。
観てるうちに、これ観たわ〜〜と、毎度の事だ(^_^;)
幼い子供の殺意、因果応報。
懐かしい、俳優さん方。
内容もさることながら、こんな人いた、いたわ〜で、昔に戻った。
すっきり丁寧にまとめているのはさすがの手腕。薄っすらと影を背負った加藤剛、ハンサムだなあ。けんちゃんと濡れ場がとにかく印象的でした。
真面目なサラリーマンが不倫。

鬼畜とは全く違うけど
これはこれで こわい。

6歳の子供に殺意はあるのか!?
ニュータウンの閉塞感、つまらない人生の刺激、そして子供の狂気

1月も前に見たのにレビューし忘れているのでようやく記録。

ともかく岩下志麻さんがエロ美しい。ああいう女性の艶かしさは見習う価値アリです。余計な虫がたかって各種問題を引き付けそうですが、あんな美しさを100分の1でも分けてもらいたいです...

ストーリーは加藤剛さん演じるうだつの上がらない旅行会社勤務のサラリーマンが帰宅中のバスの中で、お志麻さん演じる昔の同級生と出会います。お志麻さんは子持ちの未亡人。そんな境遇のなかで二人は徐々に仲を深めついに一線を越えてしまいます。子供を含めた3人で過ごす時間がふえ、一見よい関係が育まれているようですが、その子供は母親を取った男に対して命を狙うようないたずら(というか復讐)を仕掛けていく..

後味はむちゃくちゃ悪いです。唐突に映画が終了する感じですので。
ただ、演出や物語のテンポは良いです。加藤剛の幼少期の回想(これ結構重要です)はざらざらとした特殊効果のある映像になっていて、このトラウマが引き金の1つになっているので非常に良い演出です。
子供の気持ち悪いながら、どんな大人よりも真実を見抜いている雰囲気もよかったなあ。

田園都市線のニュータウンが舞台。いまでもタワマンがニョキニョキ伸びている地域ですね。なんか現代でもリメイクできそうな気味が悪いけどミステリー風味たっぷりな作品でした。

でも、もう1度観たいとは思わないな..
松本清張原作の『潜在光景』を野村芳太郎監督が映画化した本作、なんといっても「光学処理」が素晴らしい。
オープニングの波の風景での処理、加藤剛の回想シーンでの処理など非常に効果的である。

たまたまバスの車中で再会した男女(加藤剛と岩下志麻)が深い仲になっていくが、岩下志麻の6歳の息子が母親(岩下志麻)の愛人(加藤剛)を見る視線が突き刺さる。

ただ、この少年の視線は、加藤剛の少年時代にやはり母親の愛人に対する視線と相似であり、それが潜在光景となっている。

途中、加藤剛は旅行代理店に勤める会社員なのだが、店舗の看板に「大阪万博へのツアー広告」が見られるあたりは、1970年につくられた映画として時代を感じる。

一方、岩下志麻は保険勧誘&集金係であるが、昔はよく保険勧誘されたものである。

この映画、松本清張物語としては、なかなか事件が起こらず、クライマックスで盛り上がる。(内容は観てのお楽しみ…)

ただ、松本清張のサスペンスものでもホラーものでもなく、恋愛ものっぽい所に比重が置かれた作品だった。
8823

8823の感想・評価

3.5
なんとも松本清張。
シンプルな構図で描かれる奥深い映画。目に力があっていいですなぁ。
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