60年前の霞ヶ関からスタート。
経産省の建物と日比谷公園の前あたりだとすぐにわかった。
青森の街並みもあそこまで古びたものだったのだろうか。
パキスタンという場所がいかにもこの世の最果てのよう…
食い千切れた雲の裾をみつめたとき
心みたいだと思う
人の皮膚が呼吸をして
何かが衝突したときに少し破れて
柔らかい血が流れているときとよく似ているから
人から貰う愛情の美しさ
受けとりたい…
成瀬巳喜男監督の最後の作品
夫が交通事故で他界
その夫をひいた男と未亡人のお話
ちょこちょこと今の時代との違いがあり
びっくりするところも多かった。
妊婦がビール飲んで
夫もお前は飲め飲めと勧め…
成瀬の遺作。カラー作品としても唯一なのかな。交通事故によって夫を亡くした妻(司葉子)と加害者となった青年(加山雄三)の悲恋を描く成瀬メロドラマの集大成のような作品。ただ脚本の山田信夫は日活の青春映画…
>>続きを読むともすると大袈裟になる題材だが、登場人物の心の動きが巧みに表現されていた。特に司葉子の序盤の憔悴ぶりから、後半にかけて自身の感情に戸惑う様の変化が素晴らしすぎる(そして白いスーツが神々しい)。加山雄…
>>続きを読む「この2年間、僕から君を取ったら何も残らないと思うよ」
言われてみたい、そんな台詞。
なんだろう…逆ギレするのやめてもらっていいですか?
思わず心のひろゆきが出てきてしまうほど私には加山雄三演じる…
言わずと知れたナルセの遺作。
よろめきのクールビューティと呼ばれた司葉子が美しい。終盤加山の体に手をまわす長い指の所作までがうつくしい。小津作品に出演当時の20歳代の彼女に興味は湧かないが、今作の頃…
交通事故と加害者と被害者の妻が恋に落ちるという、変化球なメロドラマ。しかしこの映画も他の成瀬の映画と同様、過去という約束(これは他人としたものだけでなく、自分とした約束でもある)に縛られた女が、それ…
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