乱れ雲の作品情報・感想・評価

「乱れ雲」に投稿された感想・評価

エーコ

エーコの感想・評価

3.2
67年にもなると成瀬も最近の映画っぽく見える。不慮の事故って成瀬に多いテーマだね。
Hero

Heroの感想・評価

3.5
今村昌平の『赤い殺意』、リリアーナ・カヴァーニの『愛の嵐』、キム・ギドクの『悪い男』などなど事故なり戦争なり加害者と被害者が禁断の恋に落ちるというプロットは大概が重苦しくて暗いバットエンドに収束していくから好物なのだが、今作は不可抗力とはいえ人を一人殺めたくせに能天気な加山雄三の態度がすべてをぶち壊してる。武満徹の音楽はいうまでもなく、喫茶店で有線から流れてくる藤圭子の「圭子の夢は夜ひらく」の選曲センスも、相合傘濡れてる方が惚れているのCMの元ネタも、ラストシークエンスも、すべてを無に帰す独立国家戦艦光進丸国家元首加山雄三の暴挙が引っ掛かる勿体無い一本。サンドリでもっと叩かれろ。
fumiso

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3.8
二人が惹かれる合うのは最初からわかっているものの、そこに至るまでの積み重ねは上手いと言わざる終えない。
「さよなら日劇」で鑑賞。再見。成瀬で一番好きな「乱れる」と間違えて来場。初見の時よりよく感じる。確かに女心に強く迫る秀作。ラストはかなり肩すかし。でもこれも女心か?
SH

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3.4
成瀬監督の最後の作品。10年近く前に観た作品ですが、雨が降り出してからの一連のシーン、青森の風景など印象に残ってます。
● '8/上旬〜『名匠 成瀬巳喜男の世界』名画座上映
(初公開: '67 11/18〜)→
〇'05 8/26 DVD発売及びレンタル
『成瀬巳喜男 THE MASTERWORKS 2』に収録→
〇'14 11/19 廉価版DVD発売
配給: 東宝→
発売元及び販売元: 同上
ワイド(シネスコ)
モノラル
フィルム上映
パンフ発売無し
※コマ飛び有り。

同時上映:
「女が階段を上がる時」
ち

ちの感想・評価

4.0
冒頭から暗示されていたように最初から結末の見えていた物語でしたけれど、やっぱり二人がくっつけなかったってのは、いいですね。成瀬は視線に語らせるので見ていて結構わかりやすいですよね。強烈な引きの画が印象的だったかな。

女が襟元から手ぬぐいを払うシーンに関して、例えば蓮見が小津のそれに対して女の男に対する憤りを表すものとして読んだのがありますが、これは結構この成瀬のシーンにも当てはまると思うんですよね。拒絶を表すものとして。またこれは明らかに意図的なんですが、成瀬の場合、一連の運動においてはエロティシズムが強調されています。
映画男

映画男の感想・評価

3.0
夫をひき殺された女とその犯人が恋に落ちて仕舞う話。視線で求愛する感じがエロい。
思えば二人は最初出会った時から一目惚れしてたと思う。
WINSRIVER

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3.5
全体を通して至るところに死のイメージが散りばめられた映画だった。運命に対して生というものはどれだけちっぽけなものか。青森の自然の美しさまでもどこか残酷に描かれていた。
それにしても、ラホールってどんだけやばい場所なんだ。
被害者の妻と加害者の男性というよくある設定だが、この映画がはしり?
幸せの絶頂だったときに夫を亡くす。子供の流産、義理の両親からの冷たい仕打ち。義理の姉の不倫。
そんな中でもひたすら優しく、義理堅い加山雄三に惹かれていく気持ちが丁寧に描かれている。
雨のシーンが美しいが、加山雄三のくさすぎる芝居で若干興ざめするが、それは乗りこえなければならない試練。
最後の夕食シーンも良い。
とにかく司葉子が、ひたすら美しい。
冒頭に甥っ子が、ケロヨンの物まねをするが、このネタがわかる人はもう少ないのだろうな。
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