大阪船場の老舗・浪花屋の娘・多可は、呉服問屋・河島屋に嫁ぐ。夫・吉三郎は典型的なボンボンで遊びほうけるばかりだったが、多可は惚れ抜いていた。そんなある日、しゅうとが急死し、河島屋の家運が急…
>>続きを読む明治39年。警官と争い、フィリピン・ベンゲットの道路建設の職を追われた他吉は大阪・天王寺の裏長屋に戻ってくる。出航前夜に情を交わしたお鶴が4歳の初枝を抱えて苦労していると知った他吉は彼女の…
>>続きを読む喜八は、一人息子の富夫と裏長屋で二人暮らし。長屋の隣には、同じビール工場に勤める若者次郎が住んでいた。気の合う二人は今夜も富夫を連れて場末の小屋に浪花節を聞きに行ったのだが、夢中になってい…
>>続きを読む旗本の男谷家から勝家の養子に入った小吉は、見事な剣の腕と江戸っ子肌の持ち主。石川右近の屋敷へ御機嫌奉仕に出かけた彼は、男谷家の財産の無心を頼まれるがこれをはねつける。賄賂政治は世の習いと、…
>>続きを読む樋口一葉の短編小説『十三夜』『大つごもり』『にごりえ』の3編をオムニバス形式で映画化。市井に生きる女性を描いた詩的で美しい今井正の最高傑作。