溝口健二を師と仰ぐ新藤兼人の脚本演出だけに、貧しい家を支えるため芸姑となった主人公の姿を通して日本社会の様々な「縮図」を描いた本作のタッチには多分にその影響が窺える。個人的に乙羽信子と山田五十鈴の共…
>>続きを読む幾多の芸者映画の中でも指折り。
新藤兼人監督の作品は人の泣き声や叫び声うめき声が本物に感じる。乱れる姿を容赦なく描き、何か配慮して気品を残す選択をしない。(『原爆の子』の終盤のシーンでお爺さんが底が…
赤貧故の身売りがテーマの社会派ドラマ。希望の見えない展開と絶望的台詞、現実味のある生々しいカメラ。同じ芸者を扱っても文芸作とは一線を画すザラついた居心地の悪さ。社会の不条理を背負うのはいつも女性。乙…
>>続きを読む2024.12.17
監督.脚本新藤兼人
原作徳田秋声
出演乙羽信子(銀子、寿々竜、晴子)
北林谷栄(お島)
宇野重吉(父 銀蔵)
山田五十鈴(春芳女将 民子)
山村聰(若林)
…
乙羽信子さんの美しさをひたすら堪能するための作品と言っても良いくらい、とにかく芸者姿が儚げで色っぽい。
冒頭のお座敷遊び東八拳(とうはちけん)がエネルギッシュで生命力に満ちていたのに、最後の場面で…
乙羽信子(銀子)
日高澄子(染福)
山田五十鈴(春芳の女将民子)
山村聡(若林)
宇野重吉(銀蔵)
山内明(倉持)
沼田曜一(栗栖)
滝沢修(猪野)
菅井一郎(磯貝)
清水将夫(長瀬)
殿山泰司(桂…
徳田秋声の晩年の傑作を新藤兼人監督が映画化。乙羽信子の演技が光ります。
貧しい家庭で家計を助けるため芸者になった銀子の半生。美人なので4度場所を変えてもすぐにパトロンが出来る。純粋な愛で結ばれたい…
【1953年キネマ旬報日本映画ベストテン 第10位】
新藤兼人が徳田秋声の同名小説を映画化した作品。主演はもちろん乙羽信子。
少し長いが良い作品だった。芸子として働く銀子を演じた乙羽信子は流石の演…