芝居道の作品情報・感想・評価

『芝居道』に投稿された感想・評価

250330日経名作コンシェルジュを見て観た。よくこの作品を掲載したもんだ。歴史的価値がある。
2025/05/06 シネ・ヌーヴォ「生誕120年 成瀬巳喜男レトロスペクティブ」
3.9

戦時下であるから兵隊さん万歳しながらも芝居ー芸術の本質を追求しつつ世の中に振り回される女の刹那を丁寧に描き成瀬の作家性を存分に醸し出している。

一途で控えめな山田五十鈴と対象的に花井蘭子のいかにも…

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ロッパと五十鈴の独壇場。そういえばオープニングに俳優やスタッフのクレジットいっさいなかった。

ロッパと長谷川一夫の組み合わせだとマキノの
傑作「男の花道」があったが、本作は成瀬巳喜男の芸道ものの一本。長谷川一夫と山田五十鈴の出演なれど主役は古川緑波。世間の流行りを取り入れつつ、本物の芝居を追…

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舞台は戦場、芸は人間の修行。ロッパが五十鈴にうちの弟子と別れてくれと伝える。ここの掛け合い大変良い。花火の音を聞き分けるような聴覚優位な演出論。本読みシーンの省略はショック。全体的に成瀬がこの…

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3.7

役者としてそれなりの地位を得て慢心する弟子を案じる師匠。

同監督の『鶴八鶴次郎』を想起させる芸道物語。互いを想い合う長谷川一夫と山田五十鈴がついに再会する場面に胸が熱くなる。

冒頭「撃ちてし…

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小屋ごとの小競り合いは意外と恐ろしいやりとりをしている。花火は相米を思い出しちゃうな
Halow
3.7

プロパガンダ劇を上演する側を撮ったプロパガンダ映画。
大衆を啓蒙する側に感情移入させる作劇は観客の自尊心をくすぐるこために、より効率よく洗脳させることができる。

物語自体も、これが美談とされていた…

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