ジョニサン、D.D目当てで鑑賞💿



レイチェル・アモデオ製作、脚本、出演、監督作品


NY
突然の叔母の死によってアパートを追い出されるリサ
ホームレスになってしまう。。
唯一の身内である兄ヴィトー(ジョニー・サンダース)はニューオーリンズにいてあてには出来ない

途方にくれつつ公園にいると従軍兵のニック(リチャード・エドソン)と知り合う
共にホームレス生活を続けるうちに愛が芽生えていく2人
しかし酔ったニックに暴力をふるわれたことで2人は離れてしまう。。

同情したトム(ニック・ゼット)がアパートに連れて行ってくれたが、ある日テレビでホームレス検挙のニュースを見たリサはニックを探しに行こうとして街へ飛び出す
しかし事故に遭い頭に怪我をしてしまうその後彼女をはねたレスビアンのカップルに連れられて行ったパーティで会ったポール(リチャード・ヘル)と仲良くなり「自由の女神が見たい」とリサは頼むのだった。。







以下ネタバレ


かねてより興味を持っていたホームレスの人々を描くために私費を投じて製作
NYでの最下層の人達の転落の生きざまを綴った作品

「ポンヌフの恋人」を思い起こさせた😀
EDでのジョニサンの名曲にうる😢



「REST IN PEACE」「PIERRE PAULO」オマケで監督の無声映画の短編２本付き

• #マツタク犬
• #マツタク雪
• #マツタクCONVERSE
• #マツタクラモーンズ
• #マツタク猫
• #マツタク人形
• #マツタクジョニーさん
• #マツタク兄妹

好きなミュージシャン目当てで観ました。

レイチェル・アモーディオ監督が借金をして手掛けた今作に、友人たちが無料で出演してくれています。その出演者が好みすぎてミーハーな気持ち丸出しなので、冷静な評価ができません。

ジョニー・サンダース
リチャード・ヘル
ディー・ディー・ラモーン
ジェリー・ノーラン
パディ・パラディン

俳優ではジャームッシュ『ストレンジャー・ザン・パラダイス』のリチャード・エドソン。独特な顔で好きです。

監督は女性ですが、NYアンダーグラウンド・パンクシーンのドラマーだったのだとか。

ある日、ホームレスになってしまったリサ（監督自身）が、自由の女神を見るまでの数日間を描く。
お人好しなリサが酷い目に遭ったり、いい人に救われたり、恋をしたり…NYのロウアー・イースト・サイドを舞台に繰り広げられるロードムービー。

ロウアー・イースト・サイドは、今では高級ブティックやレストランの集まるエリアになってしまったけど、劇中でホームレスが撤去されるニュース映像なども流れるので、当時のメッセージ性を含んだ作品でもあるのだと思います。

低予算の自主製作な雰囲気ですが、どっぷり入り込んでしまう好きな世界観でした。

90年代に撮ったとは思えないモノクロのザラザラした映像、主役を演じたレイチェルの個性的な顔立ち、NYのジャンキーな人々やファッション、ジョニサンの哀愁のあるギターと声…ワクワクしかありません。

子供時代の回顧シーンを挟む演出や、NYの象徴でもある自由の女神を訪ねるエンディングの長回しの余韻がよかった。

個性的なレイチェルの顔立ちがだんだん愛おしくなった。女神像の汚れがリサの血とリンクしてるように見えたのは気のせいかな。

当時の公開記念トークショーには山口冨士夫の名前もありました。

写実的ではなく人肌感じる画面描写。さらにいえばホームレスいえど自由の女神にキマる映画らしさ。フィクションたる良さであるからこそノンフィクションというメッセージも素直に受け止められるのでは。