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河
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『河』に投稿された感想・評価

3.7
河は流れ地球は回る
太陽と月と星が空を巡り
1日が終わり そして終わりが始まる。

ガンジス河下流に住むインドに住む西洋人の少女たちをめぐる初恋の物語
穏やかで、全体に癒しの雰囲気のある作品。
それぞれに裕福な家庭の娘の3人組の優雅な生活は見ていて羨ましい。
かなり古い作品ではあるけれど、色彩やアングルも含めてとても絵画的だと思ったら、監督はなんと印象派の画家、ルノアールの息子さんである。
さすが、映像にセンスあるわけだ。

穏やかすぎる映像と、すべてハリエットの語りがメインの構成に少しだけ微睡かけてしまう。

少々退屈、、な面もあるが、所々に挿入される寓話的な要素がエッセンスとなる。
そして、インド人との混血のメラニーがとても美しく絵になるので見心地はとてもいい。
ガンジス河のほとりで菩提樹や魚、動物など自然に崇拝し、一体化しながら暮らすインドの暮らしは神秘的であり、彼らの姿は同じく万物に神が宿るとする日本の古来の考えにも通じるものある。
お国こそ違えどその暮らしに遺伝子レベルで所々に何か感じるものがあるので、眠くはなったけど嫌いではない作風ではあった。

インドにはまだ行ったことがないし、これから行く可能性もないかもだけど、これで一気にインドを旅行した気分になれる。
踊りもなく、激しい展開もなく、インドの空気を感じられるのでインド好きの方には是非とも観てもらいたい。
ジャン・ルノワール。お父さんが画家のピエール=オーギュスト・ルノワール。フランスを代表する監督。ナチス支配下のフランスを逃れアメリカで映画撮ってましたが、フランスへ戻る前にインドを舞台にして撮った作品。

まだイギリス支配下にあったインド。そこに暮らすイギリス人ファミリーのドラマ。インドが舞台とは言えこのファミリー中心なので、サタジット・レイのような土着性はないけど、時折挟まれるインドの風景、ガンジス川とそこに暮らす人々の姿、ヒンドゥー教や数多いお祭りや踊りなど、いわゆる西洋から見たインドではなく、ドキュメンタリーのようにちゃんと描かれ、その色彩はとても美しい。

娘の視点で描かれ、若草物語のような話だけど、インドの神秘性が加わり、ガンジス川のゆったりとした流れのような独特な雰囲気が魅力的。
菩薩
3.7
この作品の運命論だとかインドの死生観だとか悠久のガンジスの流れだとかは全てルノワールその人自身なのだろうし、言ってる事ほぼ美空ひばりで中の人お嬢説ある。件の白人青年が何故あそこまでモテモテちゃんなのかは一切分からない(×8億)のだが、ここでも戦争に向ける冷徹な目線であったり死を解放として受け入れているらしさが目立つ。お嬢ちゃん達が大尉に夢中な一方で末っ子のおちびちゃんはコブラに夢中、予想され得る最悪の結末、門の中に運び込まれる小さ過ぎる棺に心が痛むが、彼は大人に汚される事も無く逝ったのだと言うのもまた一つの真実である。ただやはり子供は脆い存在なのであり、そんな子供を大人は守ってやらねばならない、その中間に位置する揺れ動く乙女の心が人生を見つめていく。インドの諸々の風景は画として非常に強いし、クリシュナ&ラーダ舞踏のとこ猛烈に良い。ただルノワールの女性観の部分がちょっとおっさんだなぁと、そこがヤケに引っかかってしまう。

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2017年09月30日

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3.5

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