ジョセフ・コンラッド原作、キャロル・リード監督作
自己欺瞞と傲慢さに満ちた男が東南アジアの辺境で堕ちていき、追放者となる
まるで「闇の奥」の前哨戦とも言える、コンラッド作品らしい贖罪も救済もない作…
世界の主役は白人であり、"野蛮人"に与する者は身を窶して然るべきだ、という傲慢な思想は時代がゆえか。娘の名しか口にしない酋長、無言で船長を見遣るだけの老女たち、そして土砂降りの中うなだれるアイサ。ト…
>>続きを読む秘境のぐーたら男の末路
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📍あらすじ
どこだかよくわからない熱帯地域で給料ドロボー的な働きしかしていないウィレムスは会…
ジョセフ・コンラッド原作らしく大自然の狂気に呑み込まれていく男の闇を、キャロル・リード監督が(今では撮る事が難しい)明確な白人至上主義の視点で貫き、男の屈折した心の闇を抉り出すように映し出す。南島の…
>>続きを読むクズがアジアの奥地でさらに堕ちてゆくのかこの梅雨の湿度とともに、じんわりくる。豚野郎からのチャーシュー巻きみたいなハンモックの火炙りの刑つら。
ラストの土砂降りのなかのいちばん辛い扱いが効いてる。現…
人を欺く者の末路って事で、結構激しく転落する。ジョセフ・コンラッドの『闇の奥』(地獄の黙示録)的密林を舞台に落ちて行く筋で通ずるものがある。裏切り者への怒りを通り越した時の冷酷な対応ってのは、お仕置…
>>続きを読む救いようの無い男の救いようのない物語。序盤からなにかと主人公を助ける男の子が物語のテーマを象徴するような気がしていて、まず主人公も男の子もどこにも属せない(男の子はそれを楽しんでいるように見えるが)…
>>続きを読むふる☆んの現地ちびっ子団がウザいです。
主人公もウザいです。インチキ野郎です。
ということで、ウッぜぇなあ、この映画 と思いながら観てましたが、終盤で転調します。
なんかちょっと『地獄の黙示録』ち…