夏至の作品情報・感想・評価

「夏至」に投稿された感想・評価

yuien

yuienの感想・評価

4.0
額に映る水紋だとか、頸に滴る汗の湿度感だとか。繊細で瑞々しい。ボサノバ感の強い映像空間で、湿潤としているが、不思議と清涼感もあり、清らかで透明な朝露を彷彿させる作品。
映画を通して何かしら問題が解決されたり登場人物が精神的に成長したりというような変化は一切無く、緩やかで無為な時間の流れがまたなんとも贅沢なんです。
なすび

なすびの感想・評価

5.0
素晴らしい芸術体験。美しい映像の応酬、静謐でゆったりと流れる時間。トランアンユン芸術家。

兄さんがすごくタイプでした…トニージャーみたいだった…兄さんと恋愛に転ばないのはわかっていてもドキドキしてしまった!
ベトナム女たちの濡れて艶やかでまっすぐで長い黒髪がすごく官能的、とてもいいなぁと思った。黒髪ロングにはブルーがよく似合う、みんな素敵なブルーを着こなしていて羨ましい。
mizuki

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2.8
前に一回見たことあったかな。
ベトナム行きたくなる。
saolieee

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2.7
きれいな朝。
こそこそと聞こえる女たちの声。
ベトナムの音楽に癒されました。ただ癒されている間に熟睡してしまいました。もう少し話に抑揚というか展開があればより楽しめたのではないかと思います。
aqui

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-
湿った空気が伝わってくる。景色や表情が美しくてずっと見ていられる。青いパパイヤの香りはクローズドすぎて苦しくなるけどこれは軽やかさがあって好き。
SoUemura

SoUemuraの感想・評価

3.7
予想どおり映像はとても綺麗だった。
涼しげで軽やか、色味なんかも良い。
ベトナムの風景がとても美しく切り取られている。(行ったことねぇけど)
ちょっと前半は眠くなりがちだけど、
それぞれの男女のトラブルは、あながち他人事ではない。
にしても最後の三姉妹シーンはもはや笑えた、トリプルパンチかよ。
三女と兄の関係が美しいなぁ〜と思いがちなのは良いのか悪いのか、、
まぁタイトル通り、夏に1人で観るのにぴったりの映画ではある。
kahoko

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2.6
「このかわいさをわかって欲しい」と上司に勧められ、『青いパパイヤの香り』に続いて観た。かわいいのは、うん、わかる。映像の色味が綺麗だし、映っているものも美しい。だけどまぁ、眠くなる。
「青いパパイヤの薫り」を観て、同監督の別の作品を観たくなり観賞しました。
東南アジアの空気感をすごく感じます。
特に雨の日の雰囲気がとても好きでした。
時間をおいてまた観たいです。
6月21日は一年で最も日照時間が長い日・夏至。
本当は「5時から7時までのクレオ」を上げたかったんですけど、もう過去にレビューしていたのでここはド直球タイトルのトラン・アン・ユン監督作「夏至」を。

「青いパパイヤの香り」「シクロ」に次いで彼の3作目に当たる仏産ベトナム映画。
ハノイを舞台に、三姉妹と男たちの恋愛群像劇を鮮やかな色彩美で綴った渾身の力作です。

現地の湿気を充分に含んだ空気が人間と衣食住の繋がりを鮮明に映し出し、
東南アジア・ベトナムの魅惑的でエキゾチックな雰囲気、
微かに揺れるカーテンや枝葉の隙間から溢れる陽光、
激しいスコールに濡れながら行き交う人々、
漂うお香や煙草の煙と共にゆったりと流れゆく時間、
そして監督の狙う艶やかな演出がベトナムの美しい情景を丁寧に紡いでゆきます。

冒頭の男たちの会話やローアングル、構図、シーンの切り返しなど、時折小津安二郎っぽさを感じる場面があったり、
三女と兄が二人暮らしをしている部屋はウォン・カーウァイっぽかったり、
長女の部屋はメルヴィル「サムライ」の部屋に雰囲気が似てたりと、
監督のあらゆるリスペクトが込められているであろう拘りも見処の一つ。

映像にビビッドカラーのアクセントとアングルへの強い主張を残すのはホウ・シャオシェン「恋恋風塵」やウォン・カーウァイ「花様年華」を手掛けた撮影監督リー・ピンビンであり、本作では特に緑と青に対するコンセプトが如実に表現されています。
これによって現場の蒸し暑さを相殺するほどに、爽やかで涼しげな印象を各シーンに与えているのです。

そして今年はトラン・アン・ユン監督最新作「エタニティ」がいよいよ日本でも公開されると言うことで待ち遠しくてしょうがない!
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