夏至の作品情報・感想・評価

「夏至」に投稿された感想・評価

「シクロ」同様、トラン・アン・ユン監督作品特有の映像美を存分に味わうことが出来る作品。なお、「シクロ」の方は暗色中心なのに対し、今作は明色が主で、しっとりとしたベトナムの美しい風物を鮮やかに映していた。作中で出てきたマンゴーもうまそうで、僕の中のベトナム株は上昇している。東南アジアの国の中で一番好きかもしれない。

ただ、映画としては「シクロ」の方が上だったかな、と率直に思う。よくわからないまま突然に終わってしまい、結局大筋がつかめないままだった。
なつめ

なつめの感想・評価

3.9
あーあと3か月したらまた日差しとしっとりした空気が戻ってくるんだな。楽しみだな。という光と空気を感じる映画でした。色がとてもきれい。原色の花々、女たちの輝く黒髪。

ストーリーは、お姉さん二人の区別がつかなくて苦戦しました。どっちも亭主がぬるいってことでいいのかな? 末っ子ちゃんはあんなにすらっとした美人系なのに妊娠のメカニズムがわかってなくて、性教育ってだいじだな!とおもいました。今夜はややこしいのを観る気分じゃなかったのでちょうどよかったです。
s0o0gle

s0o0gleの感想・評価

2.7
原題 : Mùa hè chiều thẳng đứng

タイ映画を何作かみた後でヴェトナム映画である本作を見かけて興味が湧いたので借りてみた。

雰囲気系というかフレーバー系というかという感じなので観るぶんにはストレスなく見ることが出来たしみたあともそこそこ良い気分になれたけどあまり何が言いたいのかがわからない映画だった。
おぐり

おぐりの感想・評価

4.6
美しい映画です とりわけ女性の髪の黒さ
20前のハノイの街角
20年前の 第一夫人 …
凡人

凡人の感想・評価

4.3
トランアンユン2作目だけどやっぱり彼の画が好き!
最高だった。

お兄ちゃん大好きだけどちゃんと好きな男の子もいるのよね。かわいい、かわいいーーー。
おねえさんたちとの会話もいちいちうまい。

トランアンユンは女心をうまく描きすぎだよ。
海

海の感想・評価

4.8
洗濯物を干して、お風呂の栓を抜いて、朝は起きたくないのに起きて、仕事に行って、泣きたいのに笑って、そういうことを毎日同じように繰り返しながら、毎日同じひとを愛している、というのは、言い表せはしないほどに苦しくて悲しいことだと思う。恋愛なんていうものに常について回る後ろめたさに、安心してしまうようになったのはいつからだろう。誰かと付き合っているときは、それを理由にいつでもこのひとと別れることができるのだ、と自分をなぐさめた。叶わないひとを好きになれば、それを理由にいつまででもこのひとを好きでいればいいのだ、と自分を甘やかした。恋人という生身の人間じゃなく、自分自身の中にある深くて暗いあきらめにも似た気持ちと、毎晩毎晩抱きあって眠った。わたしは、雨が好きだ。抱きしめてくれたと思ったら勝手に居なくなってしまうところが、好き。去った後にこれ以上ないほどさみしいと感じる、感じられる、その容赦のない熱になら、いくらでも沈んでいける。わたしの愛っていつも、あなたがこちらを見ていない時にかぎって、生まれていた。どしゃ降りの中を走っていった時の背中、そのとき香ったアスファルトと柔軟剤、こっちを見ない横顔、わたしの知らないひとの話を嬉しそうにしているときの遠い声。わたしの中には、あなたがわたしから目をそらしたすきにだけ育つことのできる植物が、あったの。離れれば離れるほど、愛しているは浮き彫りになる。悲しくて苦しくて悔しくて切ないからこそ真っ黒な感情だってこの両眼がこわれるほどに光りだせるのよ、永遠に、何一つ報われないわたしと何一つ報われないあなたの「ふたり」でいたかった。手に入らないもののために、あなたはどれくらい必死になれますか。幼いころ見た夢や、友人の語る未来から、かけ離れてしまった自分のために、あなたはどれくらい正直になれますか。未練がましい臆病者、凛とした嘘つき、心は実際に収縮をくりかえしている。わたしとそっくりな生き物がこの世のどこかに居るならば、いま雨音にかき消されながら笑いあいたい。孤独を鳴らしあいながら、安心しあい、そっと抱きあいたい、と思う。

2019/11/11
たぶ

たぶの感想・評価

3.0
序盤の三女のシャツの鮮やかなブルー。超キレイ。ベトナムの民家の部屋をちょっとオシャレな色使いも良い。
しかしストーリーというかテーマがね…。
結局みんな男のことばっか考えてるってことを描きたいってこと?
姉たちの顔を序盤で覚えられなかったので、なんか誰が誰やらちょっと見失ってしまって、ストーリーが追いきれなかった。2回目見たら理解できるかも。でももう見るほどでもないかな。
人生2度目のベトナム映画。
世界的にはトラン・アン・ユンが1番メジャーなんだろうか。
ベトナムの食事、家なども文化的なもの、スコール、ハロン湾などの風景が観られたのが良かった。
そのあたり国内在住の監督ではない、という感じが逆にする。
内容は…姉妹が仲良いのは良いことよね。
あとはもうよくわけが分からん。
お兄ちゃんが1番健全で安心して見ていられたわ。
雰囲気は好きなんだけどな。
アジアの雰囲気と今ひとつ納得いかない色恋ものという意味で、『ションヤンの酒家』に似てた。
これほどまでに青が映える映画をまだ知らない。ストーリーを楽しむというより、とにかく絵と色の美しさを堪能する映画。湿気たっぷりの情景を眺めていると観ているこちら側もじっとりした気分になる。濡れた黒髪があまりに色っぽくて武者震いしました.......。
無

無の感想・評価

3.0
このジャケ写はドロドロでホラーみたいだけど本当はもっとさわやかなはず笑
同監督作品の「青いパパイヤの香り」が自分にはあまりハマらなかったのでこれもどうかなー…と思ってたけど案の定刺さらない。
自然光を活かし湿度と瑞々しさが伝わる緑が多めの画、雨の情景も聞こえてくる鳥のさえずりや水の弾ける音等は結構好きなのに、この監督が作品全体に散りばめるピタッと肌に張り付くようなエロい雰囲気も肝心のストーリーが薄く、どの登場人物も男と女の事で頭が一杯で誰も彼もが不倫をしてる状態の設定がつまらないし何といってもアパホテルの社長似でのっぺりした顔立ちの長女の終始いい女を気取るふるまいが見ていてイライラしてしまった…w
自分も浮気中、夫は愛人と子供との二重生活をしている状態でこれから二人でやり直そうなんて言っても夫婦関係の修復は不可能だと思う。
三女は兄のベッドに毎日滑り込み近親相姦願望を口にするかと思いきや、「1週間前に生理がきたから彼氏の子を妊娠した」とか支離滅裂な事を言い出す頭がお花畑状態の痛い女だしこの監督は一体何を思ってこんな話を書いたのか理解不能。
不倫ドラマが好きな人ならサクサク楽しめるんだろうか……?
国柄の違いから姉妹がタニシを食べるシーンも何か気持ち悪くてちょっと抵抗を感じてしまう。

三人姉妹の長くて濡れたように艶々な黒髪が本当に美しくてそこは良かった。
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