てくのすけ

アウェイクニングのてくのすけのレビュー・感想・評価

アウェイクニング(2011年製作の映画)
3.0
20年代の全寮制男子校を舞台に霊現象を調査するという、ショタ垂涎のゴシックホラー。閉鎖的空間の不気味さ、そこで展開する行為のいかがわしさ、子供という存在の弱さと残酷さ。それらが時代設定とも相まって不安定さを増加させる。伏線バリバリにも関わらずラストには驚かされた。

この手のホラーの中ではかなり良い出来では。全編通して漂う薄気味悪さは徹底してるし、ビクッ!となるサプライズもあればぞわぞわ来るような恐怖も。学校を型どったドールハウスを覗くのが怖いんですよ。部外者のはずの主人公がどう絡むのかというミステリとしての面白さもあってイイ。
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