フランス、パリ。夜の舗道で青のシトロエンが停車したままゆっくりと何かを待っている。昔むかし 小人が魔法の国に住んでいた　太陽に恵まれ　森や川にも獲物はいて　幸せに暮らしていました　ある時 巨人のゾムがやって来たという寓話を囁く謎の少女（ロール・マルサック）の語り、運転席ではアルマ（ジェーン・バーキン）の帰りをキャロル（マルーシュカ・デートメルス）がタバコに火をつけながら待ち構えていた。2人の禁断の同性愛、そこへ酔っ払ったアルマの夫アンドリュー（アンドリュー・バーキン）が彼女を連れて千鳥足で現れる。2階へ上がり、夫をベッドへ寝かせた後、再び階下に降りたアルマを強引に呼び止めるキャロルとの玄関でのキス、アルマは多幸感に満ちた表情を浮かべながら、夫に黙って不貞を働く自分の姿に葛藤する。黒人のフロントマンがいるホテル、204号室と同じ階の224号室をアルマのために取ったキャロルは彼女と愛し合う。だがホテルにはアンドリューに雇われた謎の探偵であり彼の親友の“ナンバー5”（フィリップ・レオタール）がやってくる。ナンバー5の通報で、ホテルにやって来たアンドリューとキャロルの罵り合い、アルマとキャロルはアンドリューの前で、いつもと同じように愛し合えと夫に命令される。

　若い女キャロルと不貞を働く美しい妻の姿が、キャロル、アンドリューだけでなく、ナンバー5をも徐々に狂わせていくのだが、彼らの道行を最後まで見つめる謎の少女の眼差しが強烈に印象に残る。2人の同性愛の物語に登場する謎の少女はアルマの道行を見つめる媒介者として登場し、2人の男は狂言回し的にアルマとキャロルの間で乱れる。ホテルからホテルへ移る途中、アルマは助手席から後部座席に座る少女の肩で抱きしめられる。2人の愛の営みの最中、鏡を見つめた少女はティッシューを濡らして両耳を塞ぐように詰めて行く。そして極め付けは少女がアルマを抱きしめた後、一瞬だけアンドリューをも抱きしめるのである。死の天使に抱かれた2人の運命は言うまでもない。パリのホテルからダンケルクのホテルへ、そしてイギリス行きのフェリー・ボートへ。情念の五角関係は決して解けないドロドロとした関係を維持しながらクライマックスへ向かう。フランス語で「人妻を略奪する女」と言う原題を持つ本作は、縦構図を意識したブルーノ・ニュイッテンのカメラワーク、フィリップ・サルドの物悲しいスコアの力も借りながら、来たるべき陰惨なラストへと舵を切る。バーキン兄妹が夫婦役を演じた倒錯性、白のYシャツを着たジェーン・バーキンの美しさ、JLGの『カルメンという名の女』やベロッキオ『肉体の悪魔』でもヒロインを演じたオランダ人女優マルーシュカ・デートメルスの退廃的な美しさに見惚れる濃密な88分間である。

俺は一体何を観ていたんだ！？分かりそうで分からない話が続いていくんだけど妙に飽きさせない。1人の女を巡る恋の五角関係っぽいんだけど、その中の少女がかなり謎。ラストで正体がわかった時はかなりテンション上がった。

• #歪ドラマ

いつの時代も男と女がいれば
そこには何かが始まる。

すごく最近の作品に不思議と感じた。

男二人、女二人、子供一人の
子供引っくるめた激しい
5角関係のお話。

最初これ面白いのかな〜と思いつつ
徐々に世界観に引きこまれ
終盤やってくれるなぁという物語。
5角関係の軸は、あるものの
よく分からないお話。
そこ引っくるめても最高！！

謎に子供いるんですが
クリステンスチュアートを子供にした
感じの美人さんなんですが
見た目12歳ぐらいで
水も甘いも既に終了してる感じ笑笑！！
これは、私のイメージだけど
あんたのこと、すきだけど
他の人を好きでも構わない。
だけども、1番に応援してるよ。的な？笑
中身、45のおばさん並み笑笑😂😂

後はもうみんなの嫉妬やら
醜さマックスの
女同士の絡みが美的最強！！！
ジェーンバーキン史上最強🙆‍♀️💓

終盤のギャァー！！からの
ナイフひゅんひゅんひゅん
劇場にはこれでもかってくらい
度肝抜かれた笑。
画面二度見のよく怪我しなかったなと...
でも間違いなくこのシーンで加点大。

なんだろ、気分的にはハネケの
ピアニストとかその他ドイツ映画ぽさが。

最後は、すごいもの観てしまったに
間違いなくなる一作！！

• #☆あかね的発掘良品☆