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グレン・グールドをめぐる32章
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『グレン・グールドをめぐる32章』に投稿された感想・評価

「グレン・グールドをめぐる32章」

ピアニストのグレン・グールドについての映画。ちょっと風変わりな人物についての風変わりな映画だが、全く面白さはなく、「死ぬまでに〜」に掲載されているゆえに義務的にみる作品である。同業者や音楽愛好家にとってはいいかもしれないが、こういう作品を掲載しないでほしいと切に思う。
[グールドの生涯を多角的に再構築した"美しい"映画] 90点

天才ピアニストのグレン・グールドを多角的に捉えた伝記ものの傑作(厳密には伝記ではない)。彼の有名な『ゴルトベルク変奏曲』になぞらえて32章に章分けされた短編集。それぞれの章にそれぞれの曲が割り当てられており、曲自体全体で51分しかないので無音・会話の時間・曲が掛からない章も含めて、実験的な章やインタビューなど含めてグレン・グールドの人生を解体して再構築するかのような"ただただ美しい映画"。人間誰しも多面的なのに更に多彩な人間であるグールドを真正面から描くのであれば量産型バイオグラフィーになりかねないと考えたのだろう。題名が暗号みたいに提示されるのも笑えてくる。

上手く機能してたかは別にしてパッケージから中身までしっかり考えは浸透してたし、どれも興味深かった。もう一回言うけど、全部が上手く機能してた訳ではない。レントゲンのとことか絶妙にスベってた。こちらへ来る冒頭から彼方へ歩いていくラストまで、流れは見事だった。

事実が知りたきゃググれと、そういうことだよ。おい、ニッキャレッリ聴いてるか、ニコでもこれくらいやってあげてくれ。
グレン・グールドの人生をモチーフに作った31個の短編。(最後の32個目がクレジットになっている)

グールドに関する作品として最良かはともかく、ピアニストが主題だけに音を有効活用した短編が目立ち、それだけでなくキューブリックやテレンス・デイヴィスみたいな撮り方をストローブ=ユイレが行なったような作りになってるものもあって、嫌いじゃないどころか結構好き。

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