戦争で一人息子を失った三雲医院の八春先生(柳永二郎)は甥の伍助(増田順二)を院長に迎え、戦後再出発してから丸一年の記念日、伍助はこの日看護婦の瀧さん(岸惠子)たちと温泉へ出かけて行き、三雲…
>>続きを読む女子大生・桑原ゆみ子(芦川いづみ)は、ある時、父に若い愛人と、その愛人との子供がいることを知る。翌日、愛人である相沢とも子(新珠三千代)の家を訪ねたゆみ子は、留守のとも子の代わりに弟の宗雄…
>>続きを読む売春防止法の施行直前の東京。義治と蔦枝はただあてもなく歩いていた。蔦枝は「赤のついている方へ行ってみたいの」と交差点を思いつきで幾度も渡り、そして二人が辿り着いたのは洲崎にある遊郭街「洲崎…
>>続きを読む明治39年。警官と争い、フィリピン・ベンゲットの道路建設の職を追われた他吉は大阪・天王寺の裏長屋に戻ってくる。出航前夜に情を交わしたお鶴が4歳の初枝を抱えて苦労していると知った他吉は彼女の…
>>続きを読む