高校の頃、現国の授業で川端康成の掌編小説が取り上げられたことがあった。川端の隣家が葬式で、手洗いが川端の家から見えるんだけど、隣家のお嬢さんが泣きはらした目を手洗いで拭っていたあと、鏡に向かって突然…
>>続きを読む抜いた刀を鞘に戻すだけ、メロドラマであることを拒否しているのにも関わらず、こんなにも劇的な力が感じられるのは凄い。
凡作との評判を見かけるが全くそんなことはない。
ラストカットの「出会い直し」のク…
成瀬巳喜男監督作だから観たら、元バレリーナだった女性が戦後の平和な時代になって、崩れ行く家族制度・結婚20年を経て子供達も大きくなりながら過去の秘めた想いへの因襲などを描いた素晴らしい映画だった🎥✨…
>>続きを読む『舞姫(1951)』初鑑賞。全体に人物に深みがなく戦前のメロドラマっぽい。新藤兼人の脚本の問題もあるが、成瀬巳喜男の演出もサイレント期のトラッキングやアップが多く余計そう感じる。成瀬らしくなく、劇的…
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