舞姫の作品情報・感想・評価・動画配信

『舞姫』に投稿された感想・評価

aco
3.0

大学教授の夫とバレエ教室を営む妻の冷え切った夫婦関係の崩壊と再生を描く。

二十年に渡って不倫関係を継続している波子を高峰三枝子が演じる。小津安二郎監督の『戸田家の兄妹』から格段の進化を遂げており、…

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社長
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海に向かい歩くシーンで投げかかる木影が見事だった。浜辺やニ階でのロングショットで佇んで立つ人々の姿が険しく美しい。
高峰三枝子の冷たさを感じる切れ長の目と岡田茉莉子の初々しい大きな目。
3.4

成瀬の多層的な人物たちの葛藤が見えそうな演出だけれどもこの映画ではどれだけ待っていても見えてこない。芸事を捉える成瀬はほとんどの場合、芸自体の運動があるからその他の運動はあえて映していない気がする。…

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高校の頃、現国の授業で川端康成の掌編小説が取り上げられたことがあった。川端の隣家が葬式で、手洗いが川端の家から見えるんだけど、隣家のお嬢さんが泣きはらした目を手洗いで拭っていたあと、鏡に向かって突然…

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Halow
3.6
小説版が出版された1ヶ月後に公開されたらしい。
その前に新聞連載されていたとはいえ恐ろしく早い。
4.3

抜いた刀を鞘に戻すだけ、メロドラマであることを拒否しているのにも関わらず、こんなにも劇的な力が感じられるのは凄い。
凡作との評判を見かけるが全くそんなことはない。

ラストカットの「出会い直し」のク…

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これはちょいと眠い。
岡田茉莉子のデビュー作なのだが、戦後間もないこともあってどこか画面が陰気で、溝口健二の『武蔵野夫人』や『雪夫人絵図』などの俗に言う失敗作を思わせる。
ところどころに差し込まれる川、海

食事中の地獄みたいな雰囲気のとことか良かったけど、そこまで夫婦間の説得力がない気がする。
ラストの展開に拍子抜けしましたが、演出に救われてクレーンショットを含め印象に残るシーンになっていました。

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