2022/5/15
昭和33年、売春防止法が施行。元娼婦の女性たちの生き辛さと社会の冷たさが描かれ、邦子演じる原知佐子から目が離せない。中でも、関係を迫る男3人組に対する啖呵が、小気味好くて格好良い…
冒頭は〇〇女史による元売春婦たちを更生させる白菊寮のご紹介。怖いもの見たさでやって来る有閑マダムの需要を満たす人間標本。代わって原知佐子の視点になると寮内の明け透けな実情が立ち現れる。浪花千栄子演じ…
>>続きを読む古い映画だが、今にも通ずる新しい映画だった。
女優であり日本の女性映画監督2人目である田中絹代監督作品。
昭和33年売春防止法が施行されたが、その後も売春は絶えなかった。摘発された女性たちは、更生…
なかなかダークな題材ではあったが、テンポの進み方や、それぞれのキャラクター性がすごく良くて観やすい作品だった。
売春防止法による、今日まで善だったことが次の日には悪になるという、なかなか哲学的なこと…
たしかに、溝口の女たちの物語とは確実に違う。千景ママのまっすぐな目と京子マダムの安定感。浪花千栄子ってこういう役もできるのか…結構笑ってる人が多かったけど、私は胸がギュッと締め付けられる思いだった。…
>>続きを読む桂小金治夫妻の会話を2階につながる階段の上から盗み聴きする原知佐子。浪花千栄子の死の必然性。シネスコの意味。よろずや酒店(2階で下宿)→女工多数の工場(寮は大人数で相部屋)→薔薇園(近くの寺で気心の…
>>続きを読む売春防止法施行、赤線廃止から数年。消せない過去に囚われ克服出来ない哀しさ。
原知佐子の鬼気迫る演技。彼女の素性を知るバラ園夫婦に雇われて一件落着かと思いきや容赦のない展開。
私的田中絹代監督…
【原知佐子が魅力を発揮した佳作】
野暮用で上京したら神保町シアターで田中絹代特集をやっていた。田中が女優であるばかりでなく、監督もしているというのはこれで初めて知った。田中絹代監督作品の一本がこれ…