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ザ・メタルイヤーズ
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目次

ザ・メタルイヤーズの作品紹介

ザ・メタルイヤーズのあらすじ

『ウェインズ・ワールド』(92)の大ヒットで知られるペネロープ・スフィーリス監督が自身のキャリアで最も情熱を注ぎ、最も大切にしている≪デクライン≫シリーズの第2弾『ザ・メタルイヤーズ』。オレンジジュースをこぼすオジー。泥酔して孤独を語るクリス・ホームズ(W.A.S.P.)。丘にそびえ立つレミー (motörhead)。華美な装飾に彩られた幻想、LAメタルのショッキングな実情を収めた衝撃の記録。巷に溢れる音楽ドキュメンタリーとは異なる鋭い描写と客観性、そして優れたライヴ撮影であらゆる媒体や観客から熱狂的な支持を受ける作品である。

ザ・メタルイヤーズの監督

ペネロープ・スフィーリス

原題
THE DECLINE OF WESTERN CIVILIZATION PART II: THE METAL YEARS
製作年
1988年
製作国
アメリカ
上映時間
94分

『ザ・メタルイヤーズ』に投稿された感想・評価

3.0
メタル全盛期の頃のドキュメンタリーということで鑑賞。
個人的にメタルは全く聴かなくて、ガンズってメタル?マリリン・マンソンもこっち系かな?ならその辺は辛うじて聴いてたな、程度。
あとは映画ではウェインズ・ワールド、アニメでビーバスアンドバットヘッドの影響やグランジ側からの視点で、90年代辺りから既に若干笑えるダサい界隈ぽい、という認識でした。

この映画の内容はたいしてハマらず。
流れる音楽もよくわかりませんでした。
ただ、出てくる人達が楽しそうにロックとセックスと酒の話ばかりしてて、幸せそうな人達だなー、とおもいました。
調子に乗りまくってるけど、まさかこの数年後にニルヴァーナにぶっ壊されるとは思いもしなかったでしょうね。

3部作シリーズモノらしいので、1から見て続けて3も見たい。ハード・コアパンクの話らしいし。
1980年代のLAメタルシーンがよく分かるロキュメンタリー。映画ファンではなく、メタルファンのための作品なので一概に多くの人にはお勧めできない...。でも、なんとなんとエアロスミスのスティーブン・タイラーとジョー・ペリー、アリス・クーパー、オジー・オズボーン、そして私が愛してやまないキッスのジーン・シモンズとポール・スタンレーのインタビューが収録されているという、ファンにはたまらなすぎる一本。まだ駆け出しの頃のメガデスも出ていたり。

とにかく今見ると爆笑しちゃうくらい能天気なミュージシャンたちの姿。いや、大真面目に皆さんメタルを語ってるからそんなこと言っちゃいけないのは分かってるんですが...それにしてもアホすぎる!(笑)デビューしたばかりのメタルバンドの卵たちがたくさん出て来るんですが、みんな絵に描いたようなロッカーぶり。
みんな長髪にピアス、鎖のアクセサリー、そしてもはや布切れを巻いているとしか思えないような奇抜なファッションに身を包み「Oh Yeahhh!」と指でロックサインとともに舌を出すお兄さんお姉さんたち。バスタブの中に巨乳のグルーピーたちと一緒に入って、楽しそうに「女にモテたいからロックしてるんだぜ」「俺は絶対有名になるぜ」と豪語する姿のなんと平和なことか...(笑)。アルコール、ドラッグ、セックスを生きがいに、いわゆるロックンロールを地で行く生き方が最高にクールだと思っていた当時のミュージシャンや若者たちのインタビュー、どこか懐かしいような気持ちになって、もはや愛おしくなってきます。

でもやっぱり、本当にメタルって最高!ついついヘッドバンキングしたくなるんだぜ、って言ってる若者のインタビューも収録されていましたが、まさにおっしゃる通り。自然とノッてしまう。どこからどう見ても危なっかしいのに、なぜかこの単純さが最高に魅力的でカッコよく見えちゃうんです。
「メタルも良いけど、ちゃんと学校行きなよ...仕事しなよ...」って、この約30年前の若者たちの今の姿がつい気になってしまうけど(笑)こんなにイケてた時代に青春を過ごせた彼らが羨ましくてたまらない!
全盛期のロックスターたちが、音楽について語る姿も本当に貴重。オジーがキッチンで料理しながら色々語ってくれますが、手元がテキトーすぎてオレンジジュースこぼすシーンで爆笑。キッスのポールにいたっては、イなぜかベッドに金髪のお姉さん3人と横たわりながらインタビュー受けてるしもうみんなやりたい放題(笑)。

ロックとメタル好きは必見!今となっては貴重すぎるアーカイブです!
KKMX
2.5
 ペネロペ・スフィーリス監督のデクラインシリーズ2作目。1と3はパンクを扱っており、おそらくスフィーリス監督の方向性は社会的視点とパンクの在り方だと思うので、本作は異質というか、正直スフィーリスの資質に合っていない作品だと思います。

 デクラインシリーズは当時の空気感をしっかり抑えているため、民俗学的資料としての価値が高く、本作も87〜88年のメインストリーム・メタルのバカバカしさを見事にパッケージしてました。
 スフィーリスは、デクライン1と3についてはかなり被写体に寄り添っていますが、本作についてはかなり批判的に撮っているように思いました。メタルの熱狂に対して、その背後にある愚かさや虚無感を浮き彫りにしようとする姿勢が垣間見えます。本作はメタルファンからバッシングを受けたらしいですが、そりゃそうでしょうよ。メタル最高!みたいなノリとは真逆ですからね。

 本作で描かれているのはメタルのバカバカしいノリ。登場する若いメタラーたちは舞い上がっており、興味関心はセックスばかり。音楽もセックスの道具みたいな印象です。彼らを見ていると、大学のイベサーとかを連想します。
 一方で、オジーやレミー師匠、エアロスミスらは冷静に状況を眺めており、言っていることはまとも。オジーは成功したところで幸せにはなれない、みたいなことをあのヨレヨレの感じで言うもんだから逆に説得力がある。

 ラストにメガデス登場。デイヴ・ムステインは非常に真面目で音楽性もシリアス。客席は男性が目立ち、他のバンドのようにセックス的なニュアンスはほぼありません。スフィーリスの好みから、間違いなくメガデスは好意的に撮られていました。
 この時期のバブルガム・メタルのくだらなさが見事に刻印されたドキュメンタリーではありましたが、むしろメガデスとかのスラッシュメタルシーンにフォーカスしたシリアスな作品を撮ってほしかったです。

 ちなみに、本作で登場しては大成せずに消え去っていった若手バンドのその後が海外のウェブサイトに掲載されておりました。誇大妄想みたいなこと語っていたマヌケ連中は軒並み日常に戻り、身の丈に合った生活を送り、概ね幸福そうでした。この辺も大学のイベサーのその後って感じですね。
 

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