狂った一頁を配信している動画配信サービス

『狂った一頁』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

狂った一頁
動画配信は2025年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

狂った一頁の作品紹介

狂った一頁のあらすじ

元船員の老いた男は、自分の虐待のせいで精神に異常をきたした妻を見守るために、妻が入院している精神病院に小間使いとして働いている。ある日、男の娘が結婚の報告を母にするため病院を訪れ、父親が小間使いをしていることを知る。娘は自分の母が狂人であることを恋人に悟られないよう懸念している。娘の結婚を知った男は…

狂った一頁の監督

衣笠貞之助

原題
製作年
1926年
製作国
日本
上映時間
59分

『狂った一頁』に投稿された感想・評価

4.0
▪️Title : 「狂つた一頁」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1926
▪️JP Release Date :1926/09/24
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-448 再鑑賞
🕰Running Time:59分
▪️My Review
私が観た、邦画最古の作品です。しかも大正から年号が昭和に変わる時代の作品、精神病院を舞台にして、川端康成も脚本に参加した、とんでもなく前衛的な作品にビックリです!!
世界的に評価の高い作品です。。。“日本で生まれた最初の素晴らしい映画だ、そしてまた、日本で作られた、最初の世界的映画だ” “強烈さとスマートさをもった催眠術的ファンタジー作品だ”
“今も見ることのできる最も過激で挑戦的な日本映画のひとつ”。。。こんな評価が多くあります。
本作は、衣笠貞之助が川端康成と興した新感覚派映画連盟製作の、前衛的なサイレント作品です。川端康成が原作を、衣笠貞之助が脚色・監督・製作総指揮を担当しました。プリント・ネガともに失われたとされていましたが、1971年に偶然プリントが発見され、衣笠自身の手によりサウンド版が作られたんですね。
そして、1920年代のフィルムとしては撮影技法に特化した、かなり実験的な作品に仕上げられており、ストーリー性よりも、映像技術の可能性を広げていこうとする世界的なサイレント映画黄金時代の勢いそのままの作品です。
激しいフラッシュバックや多重露光、キアロスクーロ、素早いショット繋ぎ、オーバーラップなどの技法を駆使して斬新な映像表現を試みています。これらがアヴァンギャルドな感覚を醸し出しています。
また、特徴的なのは一切の台詞、台詞の挿入がありません。なので物語を把握するのは観る人の想像力に委ねられているんですね。
実際の物語は精神病院が舞台で、狂人たちの幻想と現実が交錯して描かれています。大正モダニズムの成果でもある本作は、ドイツ映画『カリガリ博士』(1920年)に触発されたものだそうですが、そこに日本人固有の家族観が入れられているところが日本映画ならではですね。
物語は。。。
元船員の老いた男は、自分の虐待のせいで精神に異常をきたした妻を見守るために、妻が入院している精神病院に小間使いとして働いています。ある日、男の娘が結婚の報告を母にするため病院を訪れ、父親が小間使いをしていることを知ります。娘は自分の母が狂人であることを恋人に悟られないよう懸念しています。娘の結婚を知った男は、縁日の福引きで一等賞の箪笥を引き当てる幻想を見ます。男は妻を病院から逃がさせようとしますが、錯乱した男は病院の医師や狂人を殺す幻想を見てしまいます。今度は、男は狂人の顔に次々と能面を被せていく幻想を見ます。。。

私が一番印象に残ったのは、オープニングで、真夜中に豪雨が降り注ぎ、激しい嵐という天候で若い女が踊り狂う場面が来るのですが、クラシックの楽団が激しく演奏する様子と踊り狂う女、そして嵐の稲光がリンクするさまは圧巻です。

▪️Overview
1926年(大正15年)に公開された日本映画である。監督は衣笠貞之助、主演は井上正夫。衣笠が横光利一や川端康成などの新感覚派の作家と結成した新感覚派映画聯盟の第1回作品で、無字幕のサイレント映画として公開された。(参考:Wikipedia)

出演は、井上正夫、中川芳江。
本日はこちら!!

【狂った一頁】

「ストーリー」

妻子を顧みず、長い旅に出ていた船員の男。置いていかれた妻は精神に異常をきたし、閉鎖病棟に入っていた。彼は病院で小間使いとして働きながら、妻を見守る。そんなある日、結婚を控えた2人の娘が病院に訪ねてくる。男は隙をついて妻を逃がそうとするが、妻に抵抗されてしまう。ささやかな夢と悲しみにはさまれ、男は幻想を見るようになる。

「見た感想は?」

こちらの作品は1926年に上映された作品であり映像はモノクロでサイレント映画となっております。
さて、見た感想ですがかなり不気味な作品で
声なしとモノクロ映像がより不気味さを増しててとても見応えのある作品でした。
この時代の精神病棟の過酷さや娯楽など色々分かりとても勉強になりましたし何よりも声がなくても今どうなっているのか何が起こってるのか分かるのはとても素晴らしかったです
ちなみにこの時代の福引ってちゃんと1等入ってたのは意外でしたね✨今の時代なんて1等なんて入ってないし…
 
っと言う事で3.8とします!!
以上です

ありがとうございました🎬⸜(*˙꒳˙*)⸝🍿
映像が怖すぎるって。他の人が言うように内容も技法も前衛的な作品ですが、今の時代観てもどこか掴みどころがなく不気味さを更に煽ってきます。ただこれが小一時間も続くとさすがに慣れてきてしまうので、ショートムービーくらいにうまくまとめてくれた方が良かった気がする。不穏ではあるがどこか心地良くも感じられるBGMが相まり後半眠気に襲われてしまった。

『狂った一頁』に似ている作品

カリガリ博士

上映日:

1921年05月14日

製作国:

上映時間:

71分

ジャンル:

3.6

あらすじ

あるドイツの田舎町のカーニバルで、カリガリ博士という男が眠り男・ツェザーレを使った見世物を出していた。自分の死期を尋ねた男が「明日の朝まで」と告げられ、翌朝に殺されてしまう。友人の死に疑問…

>>続きを読む

双生児 GEMINI

上映日:

1999年09月15日

製作国:

上映時間:

84分

ジャンル:

3.6

あらすじ

明治末期、大徳寺病院の跡取り息子である幸雄。医師としての地位と名誉を手にし、美しい妻・リンまでも手に入れるが、両親が相次いで不審な死を遂げる。さらに、幸雄自身も謎の視線に悩まされるようにな…

>>続きを読む

雄呂血

製作国:

上映時間:

75分
3.8

あらすじ

享保の頃、ある小さな城下町での事。漢学者松澄永山の誕生祝の酒宴で家老の伜浪岡真八郎は権勢をかさに傍若無人の振舞をし、塾生の久利富平三郎と口論の末取っ組み合いの喧嘩となる――。