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七小福
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目次

七小福の作品紹介

七小福のあらすじ

1962年の冬、香港。9歳のロンは全寮制の京劇学院に入学した。厳しい京劇の訓練に打ち込みながら、兄弟弟子のサモやピョウらと共にやんちゃな少年時代を過ごす。だが京劇の人気は失われつつあった。そんななか、彼らは女子京劇団と舞台に立つ機会を得る。

七小福の監督

アレックス・ロウ

原題
七小福
製作年
1988年
製作国
香港
上映時間
118分

『七小福』に投稿された感想・評価

XXXXX
4.7
映画が太陽だった時代、僕らは“京劇”という月の国にいたーー。

サモ・ハン主演の名作ヒューマンドラマ。
なんと、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハンの少年時代を描いた作品!🇭🇰🎬

1960年代の香港。7歳の陳港生(ジャッキー・チェンの本名)は、母に連れられ全寮制の京劇学校へ入学する。契約は10年。激しい暴力すら当たり前の過酷な生活。

兄貴分のサモや、気弱なピョウと出会い、少しずつ成長していく。だが、時代の変化とともに、京劇は「古いもの」として扱われるようになっていく…。

実はこの作品、小学5年の時に出会った、俺の不動のオールタイムベスト映画『奇蹟/ミラクル』のパンフレットで存在を知り、「いつか絶対観たい!」と願っていた1本。中学生になって、ようやくレンタルビデオで鑑賞できた時の感動は、今でも忘れません😢

サモ・ハンは当時30代ながらも老け役に挑戦。アクションを完全に封印し、重厚な演技で香港金像奨・最優秀主演男優賞を獲得!その後、自ら監督した短編『十年樂隊』でも、この題材に再び挑んでいます😆

そして、『霊幻道士』のラム・チェンインが演じる哀愁漂うスタントマン。彼の悲劇的な運命は、あまりにも早すぎた実際の死と重なり、涙を誘います…😭

さらに驚きなのが、子役たちの配役の絶妙さ。ジャッキーら本人そっくりで「どこから連れてきたの?!」と感嘆。おなじみのウー・マおじさんや、ジョン・シャムのゲスト出演も嬉しいポイント!

学校生活は、現代なら完全にガチな児童虐待・パワハラの領域。でもジャッキーたちは、そんな過酷な環境を生き抜き、成功の影にとてつもない絶望と失望があったことが胸に迫ります。

無銭乗車して子どもたちがバスから飛び降りるシーンなどは、のちの『ポリス・ストーリー』を彷彿とさせる場面でしたね🔥

ちなみにジャッキー本人は、「こんな生ぬるいもんじゃなかった」と本作をあまり認めていない様子。でも、仲間との友情や淡い初恋の描写など、瑞々しさが光る描写も多く、心を打ちます。

いつも笑顔のジャッキー。その裏には、7歳から10年間、血のにじむような修行生活がありました。あの驚異的なアクションや功夫の技術は、全てここから始まっているんです。
最近のアクション俳優の動きがどこか硬いのは、幼少期からこのレベルの鍛錬を積んだ人がいないからかもしれません…😅

“ベッドの隙間に挟まる亀”の隠喩も印象的。京劇学校という“檻”に閉じ込められた子どもたちの運命を象徴しているようで、心に残ります。

ユン先生(サモ・ハン)はまさに“鬼”ですが、実は誰よりも子どもたちを思っている人物。ラストは、間違いなく泣かされます…😭😭😭

そして時代は移り変わり、京劇から映画へ。ジャッキーたちがスタントマンとして活躍し始める姿までしっかり描かれています。

ジャッキーは1962年に子役デビューし、『酔拳』でブレイクするまで16年。さらに『ラッシュアワー』で世界的スターになるのは、なんと33年後…。まさに“苦労の人”😭

ジャッキーの作品って、どんな作品でも京劇のエッセンスや匂いを感じるんだけど、やっぱりこの時代に吸収したものが大きいんだと思う。

ゴールデントリオによるアクション超大作とは違い、かなり地味な作品かもしれませんが、とても丁寧につくられた良作です。数ある香港映画の中でもとりわけ秀逸な珠玉の一本になります!🥺🫶
4.8
1962年冬、9歳のロン(ヒャオ・ミンクァイ/チャン・ウェイラン)は母に連れられ北京戯学院の門をくぐった。ユー・チェンイン(サモ・ハン・キンボー)が院長を務めるこの学校は、食住を与える代償として「京劇」を学ぶことを義務づけていた。苛酷で厳しい訓練の中、ロンは兄弟弟子のサモ(ヤン・シンヒェン/チェン・チンジェン)やユン・ピョウ(クー・フィ/ハン・チェンウェイ)たちと固い友情を育み、時にはユーの目を盗んで近くの小学生らとのいたずら、喧嘩、バスのタダ乗りといった日々を送っていた。しかし時代の変化のため、せっかくの厳しい訓練の末に体得しても、技を活かす場がすっかり失われつつあるのも事実だった。時が経ち、ロンたちは女性歌劇団“広東フェニックス”と舞台に立つ機会を得た。これは彼らにとって初めての異性との出会いでもあった。女性団員スイ・シンに魅かれるロンだったが、彼女が歌劇をあきらめ学業に戻ると知ると、絶望感にうちひしがれ舞台に穴をあけてしまい、ロンを庇ったサモもユーの追求に遭ってしまう。この衝撃的な事件に追い打ちをかけるかのように、すでに人気を失った京劇は劇場から見切りをつけられ団員は解雇されてしまった。女性団長のマスター・チェン(チェン・ペイペイ)は劇団を閉鎖しアメリカへ移住する決意をした。一緒に渡米するよう誘われるユーだったが、学校や京劇を見捨てることはできなかった。最後に残された手段としてユーは幼なじみのファー叔父(ラム・チェイイン)が務める映画スタジオのスタント・マンとして生徒たちを登録するが、その目の前でファー叔父が転落する。その事件をきっかけに、彼らは映画の世界に入っていくのだった。
ゴールデン・ハーベストとショー・ブラザーズが合同制作した香港アクション映画で活躍するジャッキー・チェンやサモハンなどの京劇学院での修行時代を描いた文芸映画。
スパルタ式の修行で宙返りや武器の操り方などスタントの基本を身につける中、食べ物をくすねたり、女性歌劇団の女の子と恋をしたり、失敗したりしながらも舞台を重ね重ね腕を上げていくジャッキー・チェンやサモハンたちの修行時代が、生き生きと描かれている。
京劇が廃れる中で、ジャッキーたちが映画の世界で夢と未来を見つけたのと、ファーがスタントの仕事にしがみつき降板させられそうになっても狂ったように演技を続ける姿が対照的で、切ない。ジャッキーたちの師を演じるサモハン、女性歌劇団のリーダーを演じるチャン・ペイペイが、印象的。
「カットがかかるまで、演技を続けるんだ。それが、俳優の心得だ」
なだ
4.2
サモ・ハンやジャッキー・チェン、ユン・ピョウが少年時代を過ごした中國戲劇学院(京劇の学校)
貧しい家の出の少年達が必死で芸を身につけ生きる様子に健気さと逞しさを感じた。

ノスタルジックさと京劇の衰退、そして香港映画スタントマンの悲哀さも含んだ心に残る良作です。

いたずら盛りの学院の子ども達に、厳しく時に優しく生きる術を教える先生役をサモ・ハンが好演。
子役のサモ・ハンやジャッキー・チェンが激似で驚いた🤣
その子達がまんま思春期に突入して女子への興味や将来への不安も描かれる。

先生の友達で京劇役者からスタントマンに転職したアワン(ラム・チェンイン)の生き様が胸を打ちました。彼との関わりが後の香港映画の一時代を担うジャッキー・チェンやサモ・ハンに繋がるのですね。

先生と昔を懐かしむように歌う『覇王別姫』が泣ける😭
今作を観て今まで太ったカンフーの出来るコメディ俳優と思っていたサモ・ハンが演技派俳優だと知り好感度増しました。

『さらば、わが愛覇王別姫』を思い出し(辛すぎて未レビュー)中国文化革命での京劇の全面上演禁止。京劇俳優への弾圧、迫害から衰退し西洋化の波にのまれ時代と共に廃れていく京劇の様が今作を通じて感じ取れました😢

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