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手をつなぐ子ら
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『手をつなぐ子ら』に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

4.9
世界で最も面白い子供映画では…?おそらく稲垣浩版はもっとドラマティックな展開が待ち受けているのだろうけど、こちらは子供ならではの自然かつ素直な成長を目の当たりにできる。学校教育の使命は主に二つ、一つはもちろん学力の向上にあり、もう一つは生活力の向上にある。日本の教育現場がいつ崩壊し、そして復活し、悲しいことにまた崩壊に向かったか、そして今もその崩壊は続いているわけであり、この作品は「教育とは何か」の原点に立ち帰らせる影響力がある。と言っても先に書いた様に、この作品は子供が主体の映画であり、教師が主体の映画では無い。映画自体を子供達の明朗快活な躍動感が牽引していく、大人達はそれのただの添え物にすぎない。担任の松村先生をはじめとして、大人達は基本的には「手本」もしくは「補助輪」となるべき存在として描かれているが、貸本屋の大将矢崎の様に「悪」ないし「狡猾」なる存在としても描かれる、それにすら主人公格の貫太は毅然とした態度で食らいついていくのだ。確かに貫太は今で言えば「いじめられっ子」に当たるのだろうが、そんな貫太の側にはいつだって奥村くんがいる、貫太に対して体格も態度も上で、矢崎に唆されて貫太を悪事に嵌めるヤマキンにしたって、決して超えてはならない一線を超えはしない、彼等は皆、心の底では手を繋ぎあっているのである。貫太は担任の松村に対し「大きくなったら松村先生みたいな教師になる。」と宣言する、教師にとってこんなに嬉しい言葉は無いのだろうが、それに対しても松村は、貫太の将来を慮って「やりたい事、得意な事を伸ばしなさい」と諭す。生徒にとって担任はただ一人の存在、担任にとって生徒は約三十名の中の一人であってはならない、そんな事を、余裕無き現代の教育現場は忘れてしまってはいないか?その関係はいつまでも続く、卒業式、一人一人にに手渡される証書、生徒達は六年間、精一杯に背と共に何かを伸ばして来た。卒業おめでとう、でも中学でもよろしくね、屋根の上、二人が見上げる空は青い。充たされた生活、明るい未来、その第一歩かつ根幹は、こんな風景の中にある。
nagashing

nagashingの感想・評価

4.0
稲垣浩版の健全さも捨てがたいがこちらも好き。子どもが被写体であるがゆえのローポジション。周囲が更地なので映えまくる。進学での別れがあり、集合住宅や謎の骨組みが乱立し、自然の池でなく人口の貯水池で取っ組み合うなど、情景や風俗のさりげない描写でちゃんと戦後というか経済成長期の話になってる。なんだかよくわからんが緊迫感を煽ってくる火と風車、先生の主観が託されていることが後出しされるカメラへの目線、地中に埋められた子が埋めた子を家の屋根へとうながす逆転構図のラストなども最高。
mingo

mingoの感想・評価

4.0
いやこれ超おもろいやろ!当時のスタンドバイミーやん!いやジャイアンにやられるのび太のお話やん!おまえのものはおれのもの!おれのものはおれのもの!に屈しながらも(あっさり屈す)小さな優しさ=幸せを見出すこれ「ドラえもん」やないか!そうなるとドラえもんが誰かって話になるけどそこは置いとこ、、、
伊丹万作脚本による「手をつなぐ子等」のリメイク。当時まだ特別学級のない学校で色んな種類の子供たちの生身の魅力が画面いっぱいに溢れ出す傑作。
ヤマキン(ジャイアン)「お前頭が良くなりたいやろ、それやったらここに穴掘ってそん中へ入り首だけ出しとるんや、電波の作用で頭が良くなるで」ひどすぎwww
貫太(のび太)の健気さ見習いたい。助けてくれた奥村のお姉さんが松村先生のお嫁さんになったらなと思う貫太、優しさって世界を救うと思わされたよ。
その後、色々いざこざはありつつも寛太とヤマキンは同じ中学校へ行くことになり、寛太の家を訪れたヤマキンは屋根の上にいる寛太と一緒に大空に浮んでいる白い雲をそっと見上げる。漫画らしい映画だが、こんなに瑞々しく描ける羽仁進だけが撮れる少年青春映画の良き古き傑作!!

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