遠い記憶に埋もれていた個人的に印象の強かった作品を 久々に鑑賞
少年時代とは目線も感じ方も違うかと思いきや 意外なほど当時の感情が甦ってきたなぁ
ホラーっちゃホラーなんだろうけど 微かな湿度を帯びた涼しげな秋風や風雅な街並みなんかに 劇中のサーカスと同様の 妙な高揚感が溢れていて やけに感傷的な雰囲気で進んでくストーリーに 惹かれっぱなし
やりたい事やなりたい自分への安直な欲望に 残酷な代償を払わされる大人達が いかにも滑稽でいて なんだか"戒め"にも似た教訓のある映画
映画や音楽や小説 あらゆる作品を360°の指針にして 人生に迷える自分の立ち位置を確かめるのって このあたりから習慣になった気がする 何十年経っても迷えるままなのは 今もそうなんだけど…次は何を観よう

ディズニー・プロが2.300万ドルを投じての超豪華SFアドベンチャ－大作。

田舎町に突然やって来たカ－ニバルを舞台に、12歳の少年ウィルとジム、ウィルの父親の３人が恐るべき迷宮や悪夢と闘う～。

VHSの時代から気になっていたカルト的作品なんです。やっと観れました。
ディズニーだから子供向けと思いきや～充分に大人向けでもありました。

例えば、主人公の少年ウィルの父親（ジェイソン・ロバ－ズ）は意外と初老なんです。息子に対して自分の不甲斐なさに負い目を感じています。
悪魔的な者はそうゆう所を突いてきて
仲間にしたり滅ぼしたりするんです。

悪魔的な者は父親に対して、若返らしてやるぞ～！と誘惑してきます。30歳はどうだ？若いといいぞ～みたいに。
悩む父親の姿。自分の弱々しい心臓の鼓動を聞いてみろ！とまで言われ。

僕がもし、このジェイソン・ロバ－ズぐらいの年齢だったら悪魔に魂を売ってたかもしれないと思いながら観てました。 特に年老いた女性なんて完璧に魂売ってしまうんでしょうね。

この悪魔は子供にも誘惑します。
～大人になりたくないか？
大人はいいぞ～！
背も高くなって、指図されずにすむし、信用され、恐れられ、子供が寝た後で楽しい事が出来る。
どうだ？！みたいな。

でも子供は純粋だから誘惑に負けない。

大人は欲深さを身につけてるから誘惑に負けてしまう。

辛い事があっても悲しんではいけない！
悪魔の思うツボたから～。

スト－リ－は普通でしたが、一応観て良かった作品でした。

日本劇場未公開…
小説を映画化したSFファンタジー
しかも、あのバイオレンスの巨匠サム・ペキンパーがこれの映画化を切に望み、果たせなかったというから興味深々で観賞(^o^)

ある田舎町の10月の出来事…
“魂の真夜中”と呼ばれ、死ぬ人が多いと伝えられる深夜３時に突然列車の音が聞こえ、カーニバルがやって来る…

この不可思議なカーニバルで、仲良し少年ウィルとジムが、回転木馬が逆に回っているところを目撃してしまう…この回転木馬の秘密は…

ん？アレレ？宣伝文句のSFファンタジーじゃないの (・・?)…

途中からホラーっぽくなって…
タランチュラの大群がウィルとジムに襲いかかるし…|ﾟДﾟ)))

実は過去、1891年の10月にも、この不吉なカーニバルはこの町にやってきていた！


…と、ここまでは期待通りの展開だったけど、ハードルを上げ過ぎて観てしまったせいか(^_^;)ダークな部分も兼ね合わせる作品をディズニーのプロデュースで無理やりHappy Endに持ち込んだ感じで…ん〜、なんだかねぇ〜(´･_･`)

原作小説の方が面白そうです（＾Ｏ＾）

昔、角川映画全盛期時代に、「観てから読むか」「読んでから観るか」と言うキャッチフレーズが流行ったけど、これは…

「読んだら観ない方がい良い」…かも…

ペキンパーが監督した今作を観てみたかったなぁ〜(⌒-⌒; )、残念！！

音楽フェチの観点からいうと…
「タイタニック」で有名なジェームス・ホーナーの曲はこの怪しげな作品の雰囲気にぴったりでした^_−☆

• #父親の威厳がテーマ
• #嵐と共にやって来るカーニバル集団