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太陽の少年
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『太陽の少年』に投稿された感想・評価

菩薩
4.3
文革時代のキラキラ童貞青春物語。ストーカーまがいの変態行為を続ける少年が一目惚れした年上のお姉たまとお近づきになる。仲間内にも紹介し仲良く過ごせていたうちは良かったものの、そのグループの中のイケメン野郎に掻っ攫われてしまう。嗚呼、なんとも哀しき童貞回顧記…なんていう風に観ていたが、終盤辺りからどうもそう一筋縄でいく作品でもない事に気付く。と言うのも回想形式で語られていく彼の輝かしい日々は徐々に虚実入り混じり曖昧なものになっていき、とは言え後戻りは出来ないからと強引に彼等の関係性が破綻するところまで語られていくからだ。となると「クローズ」ばりに対抗勢力とバチバチにやり合う筈が手打ちになった現場が「盧溝橋」である事すら何やら意味深に思えてくるし、「紅い」水着を来た彼女は去って行き、彼女から貰った「紅い」水着を着用した少年もまた仲間から足蹴にされると言うのもかなりの意味を帯びてくる様に思える。高圧的で小狡い教師、家父長性の権化の様な父、そんな家庭での抑圧を嘆く母、文革の最中に自殺をする祖父、煙突から落ちて煤だらけになったり雨で泥濘む中を自転車で溝に突っ込んだり…むしろその様な負や傷の記憶の方が確信を持って思い出されている様な。直接的では無いにしろかなり批判的な意図を感じるし、後々集結した彼等の前に現れる永遠の少年こそが彼等の青春を象徴する存在なのかもしれない。ただ確かに輝いていたと思える/思いたい過去、思い出。それはそれは太陽の様に眩しい日々、やはりその辺りの描写がとても温かく美しく感傷的に思えた。
他の劇場では4Kレストア版がかかっていて
なぜかこの劇場だけオリジナル版とフィルマに表示されていたけど
上映時間は140分だったから、レストア?されてない2K版だったんだと思う
最初のクレジットで、
“失われていた4つのシーンも復元”ってあったし
バグダットカフェ🎥みたいに、いくつかのバージョンがあるのかなと思った
(感想は、4Kレストア版に書きました!)
「紅いコーリャン」などに出演した俳優姜文(チアン・ウェン)の監督デビュー作。
文化大革命下の北京を舞台に少年のひと夏の恋を描く。
原作は王朔の「動物凶猛」。
シア・ユイがヴェネチア国際映画祭で男優を受賞。
原題:陽光燦爛的日子
(1994、2時間20分、PG12)

1970年代初頭、文化大革命下の北京。
大人たちは政治闘争に明け暮れ、青年たちは農村に送られ、北京は中学生たちの天下だった。
シャオチュン(シア・ユイ)は学校を休んで不良グループと遊び回り、合鍵を作っては他人の家に侵入することを繰り返していた。
ある日、忍び込んだアパートで、写真の中の水着の少女に一目惚れ。
やがて2人は度々会うようになり、その少女ミーラン(ニン・チン)を仲間に紹介する。
だが、年上の彼女はシャオチュンの兄貴分・イクー(コン・ラー)と仲よくなる…。

①主人公の少年(中学生)
・馬小軍/シャオチュン(少年時代:夏雨/シア・ユイ、成人:姜文/チアン・ウェン):愛国(軍国)少年。成績も素行も悪い。
・父、マー・ウェンチョン(王学圻/ワン・シュエチー):軍人(参謀長)
・母、チャイルー(斯琴高娃/スーチン・カオワー):元教師。

②写真の水着の少女
・米蘭/ミーラン(寧静/ニン・チン):年上。

③不良仲間
・劉憶苦/イクー(耿楽/コン・ラー):スーティエンの異母兄。兄貴分。
・思甜/スーティエン(尚楠/シャン・ナン)
・羊槁/ヒツジ(代少波/タイ・シャオポー)
・アりんこ(王海/ワン・ハイ)
・ペイペイ(陶虹/タオ・ホン):年上の少女。

③その他
・古倫木/"クルクル"(姚二嘎/ヤオ・アルカー):知能が弱い。
・北京の顔役(王朔/ワン・シュオ)
・中学校のフー先生(馮小剛/ファン・シアオカン)

"1918年のレーニン"(映画)

「祖父の死は自殺だった。地主、資本家、国民党員、反革命ー、"4つの"罪"だそうだ。文革以来、金(きん)があると噂され、家を襲われた。…後で知ったが、軍の幹部は母との結婚に反対したそうだ。祖父の罪状が父の出世に響くからだ。母も教壇を追われ、軍属になってから気性が変わっていった。就学前祖父の家にいた私は、なぜ祖父が"人民の敵"なのか分からなかった。祖父の死後…」

①兄貴分に嫉妬し、好きなのに恋心を素直に伝えられずに、よそよそしい態度や理不尽な行動を取ってしまう。
そんな思春期の少年の苦い思い出が、ノスタルジックかつおぼろ気な記憶として、20年後に回想される。
②少年の母方の祖父が文革で吊し上げを受け死に追いやられたことなど、少年のバックボーンがさりげなく語られていることに注目。
③文革の凄まじさについては「文化大革命十年史」(厳家祺, 高皋 著 ; 辻康吾 監訳 岩波現代文庫、全3冊)を、ぜひ一読下さい。

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