台湾の名将エドワード・ヤン監督の1991年の作品。闇と光が繰り出す濃密な3時間56分だった。
1961年に台湾で実際に起きた未成年者による殺人事件から着想を得たそうだ。
説明的なセリフやあからさま…
好きですね。
これは青春物の頂点かもしれませんね。一個一個のシーンの美しさ、特に歌うシーンは良いですね。そしてこの子供たちの描き方、普通は時間を気にしてカットしちゃいますが、退屈にならないように、し…
楊徳昌の「恐怖分子」の次の作品。映画史に刻まれる名作。92年4月に188分版を新宿ピカデリー2で観たら、同じ年の10月に236分版が公開された。こちらも濃密な世界で、ラストのラジオから流れる合格者の…
>>続きを読む戦後の大人達の混乱を色濃く残しながらその影響は子供達にも忍び寄る。登場人物達がその瞬間を懸命に生きその全てが少しずつ影響しラストへと作用していく様を丁寧に描いていく。未熟故に守る事に固執してしまい個…
>>続きを読むかなり前に書いた作品だけど、フィルマに感想を移してなかったのでこのタイミングで。
エドワード・ヤン監督が1991年に発表した、傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』。BBCが1995年に選出し…
長いけれど、小四があそこに至るまでのプロセスが、程よい距離感の中で丁寧に描かれていて、いいなぁと思った。
濱口さんが本で仰っていた「大人の世界のよく分からなさ」というのは確かにと思った。
やむを得ず…
何を描きたかったのかよく分からなかったんだけど、画面の完成度が高いのは分かった
特に大人数が映ってる時の演出というか画面作りが凄い。
映画というよりただ目の前で起こってることを偶々カメラで映してまし…
念願の大きなスクリーンでの牯嶺街。
休憩無しの236分は、飲み物に口をつけるタイミングを如何に調整するかの戦い。オリジナル版は1時間近く短いみたいだけど、それが信じられないほど無駄なシーンが全くない…
深夜に観たからってだけかもしれないが、めっちゃ主人公と同一化した
1カットで二段階ぐらいの感情の変化を、ほぼ動き(演技)無しで想像させるのが凄い。少なくとも自分はそう感じた。(ハグのショット)
少…