紅いコーリャンの作品情報・感想・評価

紅いコーリャン1987年製作の映画)

紅高梁

製作国:

上映時間:91分

ジャンル:

3.6

「紅いコーリャン」に投稿された感想・評価

skk

skkの感想・評価

3.0
原作を読んだのだが、高梁酒の醸造や婚礼の御輿など映像で見たいシーンが多く、渋谷TSUTAYAでVHSと年季の入ったビデオデッキをレンタルして視聴した。小説から脚色された部分も多く、最も劇的な石橋上の戦いが映画では落とし穴作戦に変更されてしまっていて残念だ。 今の技術なら迫力あるシーンが撮れるのでは?リバイバルに期待したい。ただ、高梁酒造りの崇高な演出や高梁畑の美しい映像(特にエンドロール!)は見事。この原作を映画として仕上げることは難しかろう。監督の力量を感じる作品。
ぴ

ぴの感想・評価

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荒涼とした大地に飛び散る赤はなんだかパラジャーノフ?一貫して奪われる物語、ならわしは嘘っぱちだけどなぞる史実は本当で片目を瞑っているようなアンバランスな理解、彼女が纏う赤、赤を纏う彼女には特別という言葉以外は似合わない、男たちの汗、酒、尿、血、水、全てがあの日蝕に食べられてしまう、命が始まるのも終わるのもあのコーリャン畑だ
1000

1000の感想・評価

4.1
莫言がらみの卒論を書いている関係で、約3年ぶりに鑑賞。
原作でも執拗に繰り返されている「赤」のイメジャリーが、これでもかとゴリ押しされているのは、清々しい。文字には白と黒しかないが、映像には色がある。色を使わないでどうする。本当の高粱酒は無色透明だなんてシケたこと言ってる場合じゃない。
171204
これは羅生門だな
奪われる女、野獣の男、汗、
ギラギラの太陽、
乙女から豹変する女、
森がコーリャン畑、
その中を走り回るカメラ
この映画をきっかけに世界に羽ばたいた張芸謀と黒沢
柊

柊の感想・評価

2.2
多分初めて観た中国映画。永らく私の中では中国と言えば、チェン・カイコーの「黄色い大地」かチャン・イーモウの「赤いコーリャン」だった。どちらも今では立派な監督だけと、最初の作品からして並みじゃない。赤いコーリャンはストーリーなんかより、中国の果てしない大地の豊かさと赤に象徴されるエネルギーのほとばしる勢いしか記憶にない。

このレビューはネタバレを含みます

最後まで語り手の祖父の良さが分からなかった…一回セックスしただけであんなに態度でかくなる男……セックスのシチュエーションを酔った勢いで周りにベラベラ話す男……最低……チウアルは好き
2003年8月30日、鑑賞。 

チャン・イーモウ監督が一躍有名になった作品。 
コン・リーが強い女性を力強く演じた。 

昔の日本軍の残虐さも描かれているが、赤く染まった風景の中に立つコン・リーの姿は忘れられない。
anapan

anapanの感想・評価

3.5
鮮烈に覚えてるシーンがあって、逆にそこ以外なんにも覚えてないっていう感じの映画だったので再見しました。そのシーンが出てこなかったので、あぁ観たことなかったんだなと。
なぜか私には響かず、あまり入れず、、
不条理な環境にあっても生きて、愛して、そこで頑張って、成功して、仲間を大事にしてきた人、そんな人を犠牲にした戦争の恐ろしさ、を描きたかったのかな?
でもなんか心に来ないというか、自分の中ですっとまとまらないというか、、

あと日本軍に関して、ああいうことが絶対あったと思うしあんな軍人もいたと思います、それを描くことに否定はしませんが、それを描くことで、他の国を憎む人が出てしまうのであれば、それはあまりよくないことなのではと思いました。
日本軍だって、いろんな人がいたはず、人をたくさん傷つけてひどいことをしたのは前提としても、この映画みたいな人もいれば、上のやり方に疑問や反対意識を持っていた人もいたと思います。
なのにその極端な日本軍をクローズアップしてあんなふうに描いたら、それだけで日本を嫌いになる人が出てくる気がするし、そうなった先に、他国を嫌いになった先に、何もない、マイナスしかないと思います、、
だから史実や事実を描くのはいいけど、偏りが大きすぎるのは少しどうかなと思って、、
もちろん、この映画を見た中国の方の多数が、こんな日本軍もいたんだ、くらいに思っているなら全然問題ないのですが、、ちょっと不安になりました。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.5
2008/12/4鑑賞(鑑賞メーターより転載)
初の監督作品でこれだけの映像を残せるという恐るべき才能(といいつつその後のHEROとかは全く評価してないが)。これでもかというほど壮大な風景に、人工的に出そうとしても出なさそうな強烈な赤。清楚さと純情さから、たくましさと悲哀をたたえた姿へと変化していくコン・リーの美しさも重なり、ちょっとした男女のひかれ合いが猛烈に壮大でスケールの大きなドラマになっている。ただ、途中までは良かったが最後がそれか...前半の流れのままの結末を観てみたかった。出てくる日本人も日本語変だし、ちょっと興ざめ。