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タイトルに偽りなく、赤が印象的。と言うより全体的に露出のズレたポジフィルムのような色調。たまに出てくる青い客観的なシーンが映画を締めている。正直、世界残酷物語的なモンド映画にしか…
挿話一つ一つから溢れ出る叙事性が、壮大で力強い。神話だからどれも唐突で理屈を超えた語り口になっている。
その果ての大虐殺!日食!真っ赤です!というクライマックスの連打には参りました。
御輿に侵入して…
物語が、新鮮に感じました。
本当にこの酒造りの文化がある地方で根付いているのか全然知らないのですが、日本でも”漁師はこうゆう性格でしょ!”みたいなイメージがあると思っていて、酒蔵の男性・女性の人間性…
公開時に初めて観た時は途方もないホラ話を含む寓話的な語り口と、赤を基調とした鮮烈な色彩感覚の映像美、原初的な音楽の数々にとにかく圧倒された。それまで観ていた米国映画とも香港映画とも日本映画とも違う映…
>>続きを読む初監督作にして、圧巻の神話劇である。
コン・リー演ずる九児の嫁ぎ先、李大頭が大富豪でありながら、ハンセン病者であり、人びとから接触を忌避される被差別者でもある「両義的な存在」であること自体が、すで…
太陽
1920年代末の中国山東省の小さな村
貧しい農家の娘である九児は、困窮する家を救うため、造り酒屋の主人のもとに嫁ぐことに
嫁入りの途中、コーリャン畑で強盗に襲われるが、それを助けたのが余占鰲…
振り返ってみると、冒頭の駕籠の中の赤く照らされたコン・リーのアップが最高潮だったかもしれない。よくこんな “女優さん” 見つけてきたね。
旦那の死、コーリャン畑のセックス、誘拐の過程、小便入りの酒…
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前半、後半とも胸くそ悪い場面もあるが、それを上まわる映像美っていう、何とも鮮烈な印象を与える作品。
登場人物たちの歌う歌や、酒造り、コーリャン畑、最後の日食の場面など、神話的で詩情溢れる…