現在、Netflixの「新幹線大爆破」（リブート版）が世界的なヒットとなっているらしい。そこで、ふと本作のことを思い出し、DVDで観直してみた。
よくアメリカ映画の「スピード」のバスに仕掛けられた“減速すると爆発する爆弾”は「新幹線大爆破」（昭和のオリジナル版）からの引用だとの指摘があるが…。本作はさらに「新幹線大爆破」の元ネタになったと言われている作品（テレビ映画）である。

ロサンゼルス発ニューヨーク行きの旅客機に「10,000フィート以下に高度を下げると爆発する爆弾」が仕掛けられる。操縦士は高度を保ったまま飛行を続けるが、燃料は刻々と減っていく。果たして、乗員乗客の運命は？というタイムリミットサスペンス。

「新幹線大爆破」の当時の製作陣は、本作の“高度を下げると爆発する”という設定を、“速度を下げると爆発する”という設定にし、舞台を航空機から高速鉄道に置き換えたという。そう、本作が元ネタであることは既成事実である。

この素晴らしいアイデアを創出したのは、本作の脚本を務めた天才ロッド•サーリング。テレビシリーズ「トワイライトゾーン」（日本版タイトルは「ミステリーゾーン」）のホスト役も務め、「きさらぎ駅」のレビューでも言及した傑作エピソード「ウイラビーに停車」の作者でもある。

本作は航空サスペンスの傑作として、後の「エアポートシリーズ」などにも影響を与えている。そして、最後にはあっと驚く（というより、ポンと膝を打つような）結末が用意されている。ロッド•サーリング、どこまで天才なんだ。

原作はDVDでしか観ることはできないようだが、機会があれば、ぜひ観てほしい。
「新幹線大爆破」は本作の子供、「スピード」は本作の孫である。すごいぞ、おじいちゃん。

68点
TSUTAYA発掘良品に出てました🤗

ロサンゼルス発ニューヨーク行きの旅客機が離陸した直後、航空会社に1本の脅迫電話が... ‘ある高度まで降下すると爆発する爆弾を旅客機に仕掛けている 10万ドルを用意しろ‘ 🗣💵
すぐさまFBI特別捜査官のフランクが捜査を開始、機内の乗務員たちは乗客に悟られないように爆弾の捜索を始めるのだが...🛩

「新幹線第爆破」「スピード」の原点と言える作品🛩💥
気圧の変化で爆破する ‘アネロイド爆弾’ という設定は、今見ても斬新と言えるでしょう💣

現代に見られるような視覚に訴えるシーンは皆無ですが、現金輸送車のトラブルや底をつき始める燃料などを盛り込んで、ストーリーのサスペンス性を十分に高める脚本はさすがロッド・サーリング御大の仕事👍

終わってみれば、オチもそんな事だったのかと思ってしまうものなのですが、逆に現実的なものでよく練られた着地点🛬
また、犯人の形相もどこか、「スピード」のデニス・ホッパーに見えなくもなかった🤡

ところで、爆弾はどこに仕掛けられたか...💣🤔
思いもよらぬところに仕掛けられていたというのも興味深いオチでした🤗

飛行機版新幹線大爆破

開始早々に爆弾の在処が分かってしまった(笑)

としても、しっかりとした航空パニック作品で楽しめます！

まさかのラストも良き(*￣∇￣)ノ



ニューヨーク行き6便に爆弾が仕掛けられた。

ある高度まで降下すると爆発するらしい。

犯人は10万ドルを要求。
しかし、配送途中に車が事故って炎上してしまう。

一方、機内は大パニック。
手荷物検査後、客室を破壊して爆弾を探すのだが………



え、カネ燃えたの?!?!www

FBIのトンプソン捜査官が格好良かった♪
ラストの一言も素敵。

犯人は即登場します。
が、爆弾の場所は分からず。

だからってオノで客室破壊っていうのは、なかなか斬新でしたw
そりゃあパニックにもなるわ(笑)

機長の機転も素晴らしい。
なるほどね～
もっと早く気付いていれば良かったけれどw

っていうか、犯人が間抜けだわ…

1966年作品ということもあり、ちょいちょいツッコミ所はありますが、良作パニック映画でした☆