てくのすけ

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲のてくのすけのレビュー・感想・評価

3.5
捨てられた犬が、敵意に遭遇し試練に耐えて取り戻す野生の本能。犬軍団を従え人間たちに牙を剥く姿は壮絶。一方で愛犬を捨てられた少女のやさぐれながら知る父の思い。二者の見失った愛情と保護犬という社会問題を悲しき反乱の物語を通して描く。

気弱だったペットが虐待した人間に立ち向かう反逆が熱く「犬版・猿の惑星」の異名も伊達じゃない。冒頭を始め画的に素晴らしいシーンも多く、テンポが良いわけではないけど犬たちの疾走感による興奮度も高い。これがノーCGとは驚愕。ラストショットに震える。
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