リッスン・アップ・フィリップ(原題)の作品情報・感想・評価

「リッスン・アップ・フィリップ(原題)」に投稿された感想・評価

ピンチョン『重力の虹』の果敢な”非公式映画化”で産声をあげた映画作家ロス・ペリーの第三作…にして、フィリップ・ロスの最良の(またも”非公式”だが)映画化。若き新進短編作家と、憧れの老巨匠、元教え子の若い女…の”原作”に、同棲する恋人の視点をプラス。自意識、自己愛、承認欲求、コミュニケーション、パラノイア。完璧すぎる地獄の映画。文句なしの傑作。2010年代ベスト。

2019/02/01
表現者としての傲慢さと誰とも分かり合えない無意味な自尊心、日常と地続きにある孤独。ジョナサン・プライス演じる老作家のモデルはフィリップ・ロスらしいので、エンドロールにはフィリップ・ロスの著書を真似たような架空本の装丁が流れる。