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私、君、彼、彼女
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『私、君、彼、彼女』に投稿された感想・評価

4.2
 いきなり家具を青く塗ったかと思えば翌日、緑に塗り直す。かと思うとベッドの位置が気に入らず、頭の方角をしょっちゅう変えて見せる。多分に神経症的なヒロインの姿をシャンタル・アケルマン自身が演じる。躁と鬱とで言えば明らかに鬱で、引きこもり気味のヒロインは誰かに向けて手紙を書く。最後まで書くが気に入らず、もう一度手紙を最後まで書く。この引きこもり気味の部屋での様子を仮に第1部と規定するならば、1部では様々な身振りが何度も反復されるものの、そこには不意に差異が生じるのだ。裸になってみると言いながら、彼女はカメラの前で実際に服を脱いで行く。彼女のふくよかな体は常に横になり続け、まるで第3部の愛の抱擁を想起させるようにただ1人悶え続ける。かと思うと砂糖の入った紙袋に何度も手を伸ばす様子がロング・ショットで据えられる。ここでの彼女の腕の動きが正直申し上げてかなり狂っている。アケルマンは若い時から「やっべーぞ」だったのだ。主食が砂糖だけというのも極めて危険な気もするが、その割にはよそ見していて普通の砂のように思いっきり零したりすると思ったら、案の定食料である砂糖は底を突き、引きこもり続けた彼女はどうしても外に出なければならなくなる。ここでは処女短編『街をぶっ飛ばせ』で台所という狭小空間に場ミリをしてまで籠城し続けたのとは打って変わり、書を捨てよ町へ出ようの精神で突然引きこもり生活から雑菌だらけの街へと繰り出す。ここまでがイントロダクション。

 俯瞰で望遠で撮られた映像の中で彼女はヒッチハイクし続けるというのが何とも狂っている。むしろ食材確保の為にスーパーへ行けなのだが、そう言えば第1部の最後では彼女の裸を見つめる男の目があった。夜な夜な街に出た彼女の放浪の旅は緩い出会いの旅でもある。酒をちびちび呑み続けながら、昨日まで部屋に引き籠もっていたとはとても思えない素敵な笑顔で男たちに目配せする。当時24歳だったシャンタル・アケルマンは実にチャーミングで目が離せない人だった。場末のバーではGato Barbieriの『Last Tango In Paris』が流れている。『ヴァイブレータ』を撮った廣木隆一に見せたら30年早く遠く離れたベルギーの地でこのような映画が撮られていたことにただただ驚くのだろうが、極めつけはアケルマンの情というか何とも無垢な惚れっぽさだろう。まぁ正直言ってすっかり草臥れたあんしんパパのどの辺りのエピソードが刺さったのかは私にはさっぱりわからぬが、『一晩中』のような暗闇の中での情熱的なキスの後、男は手淫で果てる。然しながらシャンタル・アケルマン扮するジュリーという名のヒロインはどこにも情も名残り惜しさもを残さぬまますぐに消えて行く。次の場所へと旅立って行く。3部の真に革命的なラストのバイセクシュアルな狂った野獣のようなロング・ショットでの長回しはおそらく、映画史上初めての同性愛描写としてつとに有名で、アケルマンは異性愛映画の様にこの場面を綺麗に美しくフェティッシュに撮ろうとしない。その上、役目を終えたと言わんばかりの非・情緒的なジュリーの姿が極めて印象的だ。

 タイトルは正しくは『私、君、彼、彼女』ではなく、『私、あなた、彼、彼女』である。あなたと留保される人物とはつまり我々観客であり、シャンタル・アケルマンの映画というのは常に我々観客との応答を無意識に求めていた。
ミ
4.6
アケルマン監督の初長編。
主演もアケルマン。
相変わらずの長回しと独特の雰囲気はゆったりとしながらも奥底では燃えるような熱を孕んでいる。

自分を見つめ、君に見つめられ、彼を見つめ、彼女と見つめ合う。

食欲、睡眠欲、性欲、自分欲求など、アケルマン作品には三大欲求や人間の持つ欲が様々なところで描かれており、本作は欲求を介した「関わり」や、欲まかせの自由気ままに生きる「逸楽」がテーマになっていると感じた。
そして本作はタイトル通り四部構成になっている。
一部では自我を、二部では他者から一方的に見られ、三部では他者との関わりを、四部では他者との愛の交わりが描かれ、各部ごとに三大欲求の要素が散りばめられている。
全裸になり汚れを気にせず砂糖を貪り食う、欲のままにデキ婚した男の一方的な話を聞き、好きな人とレスリングのような性行為を交わす。
登場人物全員がまさに欲のままに生きている。

窓から部屋を覗いてくる通行人。
映画を観ている私も「君」に当てはまっているのだろうか。
そう考えてみるとラストの長回し性行為シーンは、観るという欲塗れの消費行為に向けた攻撃のようにも思えてくる。
感覚的に美しい。
シャンタル・アケルマンという一人の作家を、一人の人間を知ることのできる映画だった。
菩薩
4.4
これが相席食堂なら確実にノブが「バンヤヤヤイーンじゃない!」となるし「もうボインしか見とらん」となるのだが、そんな男性の目線を見透かしたかの様な第二部に俺のメンタルが全力滑り込み土下座をかました、自分も男性の端くれとしての加害性には自覚的でありたい…。そもそも第一部のただひたすら暴力的に砂糖を食い散らかすアケルマンの時点で目が離せないが、30分ひたすらメンタル死亡女子の日常を見せつける度胸が強すぎる。そして問題の第三部、大蛇の交尾かの様に絡み合いもはや溶け合った様にすら見える二人の交合、圧倒的過ぎる。欲望される客体が欲望する主体になる事により輝き出す生命。「優れた」映画と言う点では『囚われの女』の方に軍配が上がるだろうが「好き」であるのは絶対にこっち。聞いてもいないクソどうでもいい情報を賢者タイムに垂れ流すトラック運転手、やる事やったらさっさと帰っていくアケルマン。短編に入り切らなかった全てが爆発しているのでは…。

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