キス
ペサックで暮らす13歳の少年ダニエルは、優しい祖母や友人たちに囲まれて幸せな毎日を過ごしていたが、ナルボンヌに住む母と継父のもとへ引き取られることに
ダニエルは経済的な事情から学業を諦め、原…
二回目鑑賞。
マジックショーで見た手品を真似したり、ストリートで女性に話しかける文化を倣らうことなど、少年が他者を模倣して男もしくは大人になっていく様が描かれている、模倣の映画なのだと思い知る。少…
RIPマルタン・ローブ
大人達が作り上げた(もしくは世間で何となく良しとされている)世界に対して、マルタン・ローブは静かにそのモノローグで抵抗していく。ユスターシュの映画に出てくる人間達は常に威勢が…
2回目
再び春の訪れとともにこの映画を観る。最後の方、女の子二人をナンパするシーンでずっと背景にある空の色が凄い。大人になったらたぶん見えない空の色。切り落としたバゲットと板チョコレートで、おやつ。…
「ママと娼婦」を経てようやくスタイルを確立したというか、シーンとシーンをディゾルブで繋ぐのではなく、完全に一回ブツっと暗転してしまうところが映画全体のリズムを作っている。
ブレッソン並みに歩くしドア…
どんなことをしようとしていてもさせられているように見える。
その人の身体に何かしたいという欲望が全く感じられない。それは今作のテーマの大人へ成長していく様々な行為においてもそうで、全部禁欲的な左手と…
© Les Films du Losange