ぼくの小さな恋人たちの作品情報・感想・評価

ぼくの小さな恋人たち1974年製作の映画)

MES PETITES AMOUREUSES

製作国:

上映時間:123分

ジャンル:

4.2

「ぼくの小さな恋人たち」に投稿された感想・評価

ヒ

ヒの感想・評価

-
目を瞑ると二人きりになれた
耳も塞げたら

横になって
君をみていたい
moe

moeの感想・評価

-
洒落た冷たさが心地いい。
トリュフォーのアントワーヌ君とはまた違った悪ガキぶりが良かった。男の子の興味あるのかないのかハッキリしない無表情がザ思春期って感じ。
ナンパシーン、女の子目線で撮ったら面白そう。
無

無の感想・評価

3.8
このボヤけたジャケ写を見ても分かる通り何があってもポーカーフェイスを崩さず、少し疲労感のある彼の顔立ちには悲しげな雰囲気さえ漂うダニエル少年が主人公。
クールで大人ぶってるけど頭の中の大部分は性への好奇心で占められていて実際に色んな事をしでかしてしまうのにされた相手もまんざらでもなさそうなのは彼がイケメンだからだろうか?w
しょっぱなから同じ学校の生徒に突然腹パンを食らわせたりイキッたクソガキでありながらサーカスで見た粉々に砕いたガラスの上に寝転んだりしてみせるショーを子供達の前で得意げに再現(出来てないけど)してみせ得意顔になるも皆ノーリアクションで一言の感想ももらえないまま終了したりと憎めないところもあったり笑
街でやたらとカップルがイチャイチャしてるのが不自然だし少年も少女も尻軽だらけ。
少女が街を歩いてるシーンが毎回決まって二人で歩いてたりワンパターンというかこのしつこいまでのこだわり方は少年時代に全然モテなかった監督の願望と妄想が入ってそうな気がする。
少女らが着てる洋服もあまりセンスを感じず、これも監督の趣味っぽい。
この作品に比べると「2000人の狂人/マニアック2000」の女優陣が着てる衣装は皆オシャレな洋服ばかりだったな…とあちらの評価が上がるw
でも祖母と二人で暮らしてたりするかと思えばどこの馬の骨とも分からないようなスペイン男(既婚者)と暮らすビッチで顔を真っ白く塗った母親に引き取られやや邪険にされながら微妙な空気が漂う中で生活する中で冷めた子供に育ってしまうのも分からなくはないし可哀想な部分も。
フランス映画だからか子供達が大人びていてリアクションが薄くヨーロッパ映画特有の汚い池で友達が泳ぐのを何の感情もなくただ眺めてるだけのシーン何もかもがシュールに見えるのが面白いw
女への好奇心は一杯だけどキスと胸を触る以上の行動に踏み出せない辺りが少年の限界でありそれが作品の最大の魅力で味にもなってる。
主人公が無表情だとそれだけで自分の中でのスコアが上がってしまうのはアキ・カウリスマキの影響だと思う。
やや離れ目だけど絵に描いたような美少年だったMARTIN LOEBの晩年の画像を検索してみるとベン・キングズレーみたいな風貌になっててかなり衝撃を受けた笑

https://www.youtube.com/watch?v=ZFFL1dFA0n0&feature=emb_logo

作中でダニエルが観てた映画
「パンドラ」
https://filmarks.com/movies/17500
zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.9
少年がサーカスを真似てガラス片の上に寝る芸を披露し友人たちからノーリアクションで応えられるシーンに思わず笑う。

母とその愛人のもとで虐げられる後半とのコントラストが激しいにも関わらず、終始他人事のような少年の表情とアルメンドロスによる瑞々しいカメラ。
高田A

高田Aの感想・評価

4.0
大変おもすれー映画だとは思いますが...コイツはいい感じにクソ餓鬼でございます。ところどころに滲み出る狡猾さ、やることはやってるし。でも俺は馬鹿が見たいんだよ、願望そのもので申し訳ないけど。自分がなり切れなかったという思いもあるので...鼻水垂らして出直してきて下さい、失格。
ROY

ROYの感想・評価

4.0
VHSで観賞

監督の自伝的作品であり、繊細で屈折した少年の孤独を生々しく描いている叙情的散文詩。

「ピアラの映画では、幼少期の男の子は剥き出しにされ、トリュフォーの映画では、少年は極端に感じやすい。ユスターシュの映画では、すべての感情が抑えられ、外見上は取るに足らないが、内面において、登場人物は衝撃を感じている。登場人物は表明することなく衝撃を吸収する。そのことによって、ユスターシュはルノワールのみならずブレッソンに通じ、超然という理念を彼と共有する。」— ジャン・ドゥーシェ『カイエ・デュ・シネマ』

ネストール・アルメンドロスが撮る日常の風景が美しい

『ママと娼婦』とのギャップが凄い
ジャンユスターシュ作品に出てくる男達って綺麗だけどちょっと下衆い。
おばあちゃんと暮らしてたけどお母さんが新しい男連れてきて別の場所で暮らすから引っ越したけど金がないから高校は行かないで、新しい男の兄弟のところで修理工として働いてくれない?無料で。
バリバリの毒親やないかい。
小柄のダニエルは受験する事なく、高校に行かず、親の言いなり
おばあちゃんのところにいた時は年齢に合った遊びだったのに引っ越して友達も環境も遊びも変わる。
映画館で男女前後に座って振り向かせてのキスからの弄りは斬新だった。日本だと隣通しっていうか普通は左右だよね。
知りもしない男に好き勝手させてんの娼婦みたいじゃん~若いんだからだめだよ~というおばさん心でハラハラしてしまった。
カフェのテラスから女達を漁る男達の姿にこれが逆なら風俗だよなぁと思いつつ、ついていく女の子達にヒヤヒヤした。正直ダニエルどころではない。
一人の少女に群がる少年達の姿に恐怖すら感じた。
将来的にダニエルは碌でもない男に成長しそうなんだけど彼の外面は永遠に綺麗なままだろうな。
とにかく演出がうますぎる。画面中央から左右に人が飛び出す三角形ののびのびとした構図、横並びに人が堂々歩く開放的な構図が頻出。顔の形、動線への偏執。これぞ映画と言いたくなるくらい運動と画がキメキメ。屋内や列車に入ると、構図→逆構図の美しいモンタージュが炸裂
甲冑

甲冑の感想・評価

4.5
大阪回もあると思っていたユスターシュ特集。ないと分かり無理してでも東京に行けば良かったと後悔する日々。DVDも高騰しているのでYouTubeで翻訳をかまして鑑賞。台詞が少ないので意外といけた。若者の性を描く内容だが全編に渡りシニシズムが漂っていて結構クるものがある。行動原理を明確にせず歩行や手の動きで表現していくという、自動人形としてのあるがままの人間を描く所はこりゃかなりブレッソンを研究しているなと感じた。助監督を経験したルイ・マルよりもその会得が上手いのは確実にこの人の方が屈折しているからだという気がする(勝手な推測)。ロメールに仕えたというのも影響しているかもしれない。イングリット・カーフェンも出ているのも良かった。
ネストール・アルメンドロス撮影 フランス南部の美しい青春映画なのだが…とにかく異様。主人公ダニエルは突然友達の腹をパンチしたり、女の子に股間を押し付けたりと、全く微笑ましくない。ユスターシュの実体験なのだろうけどここまで何も感じない青春映画は無いw。
>|