主人公からひと時も離れることのないカメラは観客に主人公の経験を追体験する感覚を持たせるが、観客に見られる存在たる主人公は何より見る人として存在する。見る対象の最たるものは、母親や青年たちの濃密なキス…
>>続きを読む映像や草むらのシチュエーションはすきだが、なにもわかっていないであろうこの年齢にトラウマになりそう 美しさに誤魔化されるな 賛否両論あるとおもうし、フランス映画だなと思う
BGMはなく、クレジットは…
フランス南部の小さな村ぺサックの朝…
窓の外の豊かな緑…
たっぷりのカフェオレとパン
窓から覗く自転車で学校へ向かうダニエル少年
そしてピンクのロゴのクレジット…シャルル・トレネの《Douce F…
ものごころがついてもそれを表す術、ものごころの水準に相応な能力が整わないとなかなか世間とうまく渡り合えない。この渡り合うというのもこっちから出向くばかりではない。相手もやって来てくれないようでは相…
>>続きを読むフランス作品特有の淡々と進む展開と台詞の口ぶり。
主人公である少年は訳も分からないまま、ただ衝動に任せて行動する。子どもと大人の間で揺れる不安定な時期の変化の経過を切り取る。
主人公、細小さす…
『逃げ去る恋』にもありましたが、子供時代の不幸の代償を異性に求めがち。埋められない穴を埋めようとしたところで埋まらない、むしろ虚無だがその虚無性の打破のためにも異性が必要となる、ティーンはそれが「痛…
>>続きを読む突然田舎から都会に連れてこられ、変わることを強いられた少年の成長と性の目覚めを描いたユスターシュ自伝的映画。
ノスタルジックな雰囲気とは裏腹に常に憂鬱感漂う少年の日常、人間の仄暗さや生々しい性欲の描…
こどもを主人公にしたこういうヌーヴェル・バーグの映画はトリュフォーの「大人は判ってくれない」しかり、伝記的要素が強かったりするがこの作品はどうなんだろう。
結論は、普通、、、かな。
後半怒涛に出…
© Les Films du Losange