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ママと娼婦
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『ママと娼婦』に投稿された感想・評価

Omizu
3.5
【第26回カンヌ映画祭 グランプリ】
ジャン・ユスターシュ監督の代表作。カンヌ映画祭コンペに出品され、グランプリと国際映画批評家連盟賞を受賞した。

ポスト・ヌーヴェルバーグを代表する作品とされる本作、219分と長尺で飽きなかったかというと嘘になるが、ユスターシュの卓越したストーリーテリングに引きつけられた。

年上の女と偶然であった看護師の女の間で自分勝手に生きる男を描いている。正直主人公の男には全く共感は出来ない。二股を何ら気にすることなく、それどころか二人を公然と合わせたりする。まぁフランス的なあけすけな恋愛模様と言えばそうなのだけど。

面白くはない。奇妙な三角関係を淡々と描写するだけで大きな展開もないので。しかし女性二人が何故か連帯する瞬間があったりと関係性に変化が生じていくのが興味深い。

主人公の男は空虚な媒介に過ぎず、女二人の不思議な関係性が軸になってくる。その意味では女性映画と言えるのかも。

ユスターシュの着眼点が面白いし、内容的には思っていたのとは違って興味深かった。かなり長いので人には勧めにくいし、たぶんもう見返すことはないだろうけど独特な作品だった。
菩薩
-
大変ダラダラとしている、倦怠と言うより怠惰と評した方が良い、堕胎にも似ているし。特に何が起きることも無い、朝起きる、カフェに行く、酒を飲む、SEXをする、夜眠る、間に喋る喋る喋る、音楽を聴く、泣く、と言ったところか。SEXに関してはもはやゲシュタルト崩壊寸前である。もしこの作品及びガレル『恋人たちの失われた革命』、ベルトルッチの『ドリーマーズ』なんかでオールナイトでも組もうものなら、世界からSEXの概念そのものが消滅する(俺の世界からはとうに消えている)。ママと娼婦、母親とは娼婦で無い者を指すらしいし、それは裏を返せば娼婦とは母親で無い者を指すとも言えることになる。とまぁはっきり言ってそんなものも男性から見た勝手な戯言に過ぎず、性的に欲求される女性、性的に欲求する女性、そのどちらもが当然女性なのであり、この作品の女性二人も、どちらがどちらという事も無く、ただひとえに女性であろう。フランス語でオーガズムに達する事を「小さな死」なんて言う(らしい)わけで、ってなると当然バタイユが出てくるがそこはめんどいから割愛して、あの最後のレオの顔を見てしまうと、結局「小さな死」どころか、完全に男性はSEXによって殺されるんじゃないかなんて思ってしまう。オーガズムも睡眠もそれは死の疑似体験に過ぎず、崩壊→変態(メタモルフォーゼの方)を経て、母から出し者は再び母を手に入れようと邁進を続ける。自分語りが出来る者と、語っている様で何一つ語れていない者、68年以降の空気感であり、焦燥ないし諦観を封じ込めた一つの傑作なのかもしれないが、220分の尺中約20回計20分くらい寝ただろうから、採点からは逃避する、男らしいでしょ、そこんとこがまた。
4.7
42歳という若さで亡くなった監督ジャン・ユスターシュの代表作

ブティックを経営する三十路のマリーの家で暮らすヒモ男のアレクサンドルと彼がナンパした看護師のヴェロニカの三角関係を描いており人生や愛やセックスの哲学について語り合ってるだけなのになんでこんなに魅力的で面白いのかなんとも不思議な作品だった

会話劇の映画はどちらかというと苦手な部類だけどこの作品は台詞や表情、終盤のヴェロニカの10分近くある独白シーンなど色々見入ってしまう

実は6月頃に偶然店でこの激レアDVDを見つけ購入してたんだけどその3週間後にユスターシュの作品がサブスク配信されるなんて夢にも思わなかった

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アウトサイダー

上映日:

2022年01月29日

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3.5

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