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ストーンウォール

ストーンウォールの作品紹介

ストーンウォールのあらすじ

インディアナ州から、N.Y.グリニッジ・ビレッジのクリストファー・ストリートへやってきたダニー(ジェレミー・アーヴァイン)。ゲイであることが発覚し、両親に見放され、恋人のジョーにも裏切られ、追われるように故郷を出た孤独なダニーを迎え入れたのは、この街で美しさを武器に体を売って暮らすゲイのギャングを率いるレイ(ジョニー・ボーシャン)だった。ダニーは彼らの部屋に住まわせてもらい、常に陽気に歌って踊りな がらたくましく生きていく仲間を得て、この街で身を寄せ合い暮らす様々なゲイやレズビアン、ドラァグクイーンや、政治活動家のトレバー(ジョナ サン・リース・マイヤーズ)と出会うが...。

ストーンウォールの監督

ローランド・エメリッヒ

原題
Stonewall
製作年
2015年
製作国
アメリカ
上映時間
129分
ジャンル
ドラマ
配給会社
東宝東和

『ストーンウォール』に投稿された感想・評価

Kota
3.5
“名もなき英雄達を称えよ”

1969年ニューヨークのストーンウォールというゲイバーで世界で初めての同性愛者解放運動が行われた事実に基づく物語。パッケージとは違い、恋愛よりも団結や友情にフォーカスが当たっています。“パレードへようこそ”のイギリスや“ミルク”のサンフランシスコのゲイ運動も全てはここが原点で波及していったんですね。

いつの時代もマイノリティーは辛いけど、立ち上がるだれかがいる。黒人差別や女性差別などと同じように、数十年後の歴史の教科書には間違いなく偉大な事件として乗るんだろうな。

主役のダニーを演じるジェレミーアーヴァインが今は亡きブラッドレンフロー似のイケメン。しかも女装もしないし、オネエ言葉もまったく使わない。いわゆるオネエ系のゲイはほんの一部の自己表現ができる人で、他のほとんどはダニーのような人なんだろうね。そんな名もなき青年を切り取った目線がリアリティあってよかった。自分に正直に生きている人は眩しい。最後の笑顔がめちゃくちゃ良かった。
Ryan
3.7
セサミストリート


ストーリー
ニューヨークでのゲイ解放運動を促した1969年のストーンウォールの反乱を背景に、架空のゲイ青年の成長を描く。


主演 ジェレミー・アーヴァイン
監督 ローランド・エメリッヒ


「インデペンデンスデイ」や「ミッドウェイ」の監督ローランドエメリッヒがゲイだとは知っていたが、この様な低予算作品を撮る事もあるんだな。

面白いのは面白い。
ちゃんと笑って泣ける。
予想以上に重たく、この時代の無法感と絶望感、そして警察の無能感は言うまでもなく最悪であった。

公開当時から今作が批判の対象にされている点の一つがホワイトウォッシュである。
"ストーンウォールの反乱"は歴史を見れば一目瞭然だが、人種的にまた、性的に多様な方々の反乱史である(写真にも多数残っている)
しかし、今作は最も重要なシーンを架空のTHEアメリカ的美形白人青年の視点によって描かれており、白人中心の映画として大ブーイングを受け、興行面も絶望的なまでの大コケをしている。
確かに、鑑賞を進めると綺麗なまでに白人有利な物語となっており、この"ストーンウォールの反乱"じゃなくても成立しそうな物語展開ではあるし、白人至上主義映画と捉えられてもおかしくはない。

しかし!
よくよく考えれば監督は"あの"ローランドエメリッヒである。
「インデペンデンス」や「デイアフタートゥモロー」等で世界を不必要なまでにぶっ壊してきた男が作った作品な訳で、そんな彼の作品に"歴史"や"繊細な感情表現"を求めても無駄である。
ましてやオスカーにノミネートされそうな作品を撮る事なんて不可能に近い。
しかし、エメリッヒにしては頑張って多様性や性的マイノリティを描いている方だと感じる。

今作は言わばデイミアンチャゼルの「バビロン」な訳であって、批判や興行収入よりも監督達が作りたい"エゴ"なのだ。
刺さる層にだけ刺さる、そんな映画なのだ。

個人的には主人公の弱さと名もなき英雄たちへの想いで胸がいっぱいになり泣いた。
現実では「きっとそうではない」のかも知れないが、たまには綺麗すぎる映画もイイナと感じた。

観る順番は「オズの魔法使い」「ジュディ」をみて今作「ストーンウォール」をオススメする。
『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督の作品なので鑑賞。当初は「らしくない作品」を撮るんだ…くらいの気持ちだったのだが、鑑賞後の気持ちは大きく変化してしまった。本作は当時社会的に迫害されていたゲイたちの憩いの場「ストーンウォール・イン」にて1969年に起きた「ストーンウォール事件」を題材にしているヒューマンドラマ。また監督・脚本などの中心人物はゲイの当事者らしく(知らなかった)映画会社やスポンサーの意向を気にせず集中するため、自費にて製作しているとのこと。しかし全米では2015年に公開され、主人公が白人男性であることが、史実ではないとゲイたちにボイコットされ全くヒットしなかった模様。監督自身も幅広く受け入れやすい内容にして作っていると公言しているのだが、理解を得ることは難しかったようだ。予備知識なしでの鑑賞であったが、鑑賞後に調べてみると、ローランド・エメリッヒが本作と撮る意味を理解できたし、「なぜ」の疑問も解消できた。世間に認められ有名監督が、史実ではなく大衆に受け入れられる作品にしようとしたことが、興行的にも失敗の原因だろうが、自分にとっては本作を観たからこそ「ゲイの歴史」なども簡単ではあるが理解できた作品。

やはり映画は勉強になる。

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