『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』『ペッピーノの百歩』のジョルダーナ監督が1960年代から現代までのイタリアの一家族を描いた、6時間を越す叙事詩。イタリアでは『1900年』の続編と言われた。フィレンツェの大洪水、トリノの学生運動、赤い旅団のテロなどを背景に、4人の子供たちが歩むそれぞれの道をイタリア全土で撮影。ニコラ役のルイジ・ロ・カーショ(『靴ひも』)が渾身の演技。母親役のアドリアーナ・アスティ(『革命前夜』)も懐かしい。2003年カンヌ映画祭批評家週間最優秀賞、欧州各地でヒットした。
大都会・ミラノに住む長男を頼りに、貧しい南部から移住してきたパロンディ家。次男・シモーネはプロボクサーを目指すが、娼婦のナディアに夢中になり、自らその才能を潰してしまう。一方、三男のロッコ…
>>続きを読むカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作にして、モレッティが一躍世界の巨匠の仲間入りを果たした傑作。家族が直面する喪失と再生を優しいまなざしで描く。イタリアの小さな港町で、家族と平穏な日々を送る…
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>>続きを読む巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督の代表作。1928年から43年までのイタリアを舞台にファシズムの発生とその崩壊を描く。出演はジャン=ルイ・トランティニャン。大学の哲学講師のマルチェロは、1…
>>続きを読むイタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニが1953年に発表した単独監督第2作。原題の“I Vitelloni"は〈乳離れをしない子牛〉の意味。フェリーニの自伝的要素の強い内容で、彼が国際的に認…
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