太陽の雫の作品情報・感想・評価

「太陽の雫」に投稿された感想・評価

ニサ

ニサの感想・評価

3.7
最も世界的に有名となったハンガリー映画の1つ…のはずだが意外と鑑賞者が少ない。
タクシデルミアやハックルがカルト的人気を誇る一方、これはいわば「正統派」歴史映画。ハンガリーにおけるユダヤ人迫害を、目まぐるしく移り変わる情勢に翻弄される一家を中心として描く。
親子三代をレイフ・ファインズが演じており、その演じ分けも注目すべきポイント。
壮大なドラマだった〜!!!
それを感じさせる厳かなオープニングからしてもう好き✨
観る前は三時間かぁ。と身構えていたけど大丈夫だった。
社会情勢に翻弄されるユダヤ人家族を三代にわたって描いていて、途中悲惨な描写もー💦
でも決して小難しくなくハンガリーのこの時代のことも知ることができて良かった!
主人公である親子三代三役をレイフ・ファインズが熱演!!
二代目主人公の登場シーンのカッコよさったら🤣
逆にレイフ・ファインズ嫌いな人には三時間はやっぱきついのかもね(^^;
犬

犬の感想・評価

3.5
フェンシング

激動のハンガリー史の荒波にもまれたユダヤ人一族の盛衰を描いた叙事詩

壮大な話でした

口論

前半はロマンス
後半は戦争

収容所もあり

レイフ・ファインズが凄い
女性陣の美しい身体も印象的でした
同化は生き残る道唯一の道 - ユダヤ人はそうして生き延びてきたと思いきや、彼等が生まれ持ってきた名前や信仰は”同化”できても、自分が努力して手に入れたアイデンティティは手放せないものなのだなと思った。必ずしも誰もがアダムのように確信的なアイデンティティを持つことはできないし、その葛藤はアダムの息子イヴァンで表されていた。結果イヴァンはユダヤ人というアイデンティティを持つことを選んだ(し、運良く選べた)。ユダヤ人として生きれた時代、生きれなかった時代、そしてまた生きれる今の時代。人種だけで、宗教だけで、ただの人間が無実の人間を痛めつけるのは本当にムゴイ。皇帝やお国に仕えていればなんでもありという時代とはいえ、戦争の産物は後世への一生癒えない傷でしかない。(映画ライフイズビューティフル思い出した)

あと、マルクスとエンゲルスは神じゃない、と言われていたのもまた全てを語ってるよなあ、、ユダヤ人についてなら永遠と語れてしまうから自粛をするけども、ユダ式の結婚式や人差し指に結構指輪をするなどなど面白い発見もあった!

略奪愛が多過ぎるのはちょと目に余るものがあったけど、第一次世界大戦渦中の実際の映像をここまでみれる映画も少ないと思った。観ることができて良かった一作!
Lily

Lilyの感想・評価

3.6
時代に翻弄されたハンガリーで生きたユダヤ人一族の親子4世代の物語。4世代目が語り手となり親子3世代3役を演じているがそれぞれを個性豊かに見事に別人として演じていた。3時間と長編だが実際の歴史通りに時代が次々に変化して、物語は過ぎ長く感じられない。

ハンガリーの革命や動乱の歴史、当時のヨーロッパ情勢やユダヤ人として生きていく状況を学び感じられる映画。ハンガリーで生きて行く為にハンガリーの姓に変えて、改宗もし、国家の為にと努力を重ねユダヤ人と決別しても同化出来ず、しかし希望を捨てない。

冒頭に出てきた家伝のレシピ本が見つかって収束するのかと思いきや、人生 残るものはなく全て消え去る。何にも縛られず、自分の意思で自由に生きて行く彼のラストシーンは清々しく、人生において何をするべきか見失った時に見ると何か得られるものがあるかもしれない
最後に出てくる言葉で脳裏に残ったのは
以下の2文。
1 誰も信じるな 自分の目で確かめろ
2 知らない事に手を出すな 不安か病気になる
レイフ・ファインズで大いに盛り上がっていた時に観た1本。

ハンガリーだったと思いますが、東ヨーロッパで薬草酒で大成功を収めた、ある家族の三代に渡る話。
ユダヤ系、第二次世界大戦、時代の流れに翻弄され....といったドラマ。

なんといっても、代替わりする度のレイフ・ファインズの登場シーン!!
そこに尽きると思います(^з^)-☆
ユダヤ人であることの誇りと劣等感。時代背景が第一次、第二次世界大戦とリンクしていて興味深い。ユダヤ人は労働者階級の貧しい暮らしもある一方で30%がエリート階級であり、貧富の格差が激しかった。親が財をなし、子供が知識人になるという形は珍しくなかったみたいだ。
miumiu

miumiuの感想・評価

3.8
ハンガリー現代史に重ねてユダヤ人一族3世代の盛衰を描く物語。
マーク・ストロング出演作を追いかけて鑑賞、主演のレイフ・ファインズが一人三役で3世代を演じ分けていて、さすがの演技力! 「180分もあるのか…」と思っていましたが、見応えありました。レイチェル・ワイズ、ジェニファー・イーリーなど、共演者も熱演。そしてジェニファー・イーリー演じる役の後半を演じるローズマリー・ハリスはリアルに母親なのですね、似ているわけだ。すごいキャスティングだなあ。

政変に翻弄される姿がどの世代も苦い、辛い。特にオリンピックで活躍したのに最終的に収容所送りから免れることが出来なかった2番目の世代アダムは見ていて辛かった。(マーク・ストロングはアダムの兄役。地味だけどいい人なのに妻レイチェル・ワイズに浮気されてこちらも辛かった…)
ユダヤ人一族の苦悩の歴史。人種が違うだけで差別することの馬鹿らしさ
星降る夜に押し入れ探検隊㉓

私が「ゴッドファーザー」シリーズをこよなく愛する理由の一つに、途切れることなく脈々と受け継がれていく【血】が、世代を越えて長期スパンで語られているファミリードラマであるという点があります。
「ゴッドファーザー」はシチリア系アメリカ人三世代(ヴィトーの父を含めれば四世代)であるが、本作はユダヤ系ハンガリー人五世代の物語。

しかも、ハプスブルク家による二重君主国時代からソ連による支配への反発から起こったハンガリー動乱までのハンガリー史上最も激動だったと言える時代です。
ナチによる迫害と政変によって翻弄される主人公一族が辿る宿命がたった180分の中に凝縮されています。

一族は各世代でそれなりの要職についてしまったことで、移りゆく世情がダイレクトに反映されてしまう非常にドラマチックな内容になっています。
描かれている期間のハンガリー史の勉強にも最適。

ナチ絡みの作品はそれなりに観てきましたが、その中で最も残酷なレベルに入るであろう極悪非道な処刑シーンを鮮明に記憶していて、今回改めてそのシーンだけを再見。
やはり、凄まじいシーンでした…
これ、やはり過去に観てきた全ての残酷な処刑シーンベスト3には入るかも…

レイフ・ファインズが三世代三役をこなし、ジェニファー・イーリーの年老いた役をリアルママであるローズマリー・ハリスが演じるといったキャスティングも見所の1つでしょう。
もし、ロングバージョンが存在するなら是非とも観てみたい☆彡

☆★☆ジェニファー・イーリー☆★☆(*´з`)
>|