幸福への招待の作品情報・感想・評価

「幸福への招待」に投稿された感想・評価

のん

のんの感想・評価

3.5

『冬の猿』が良かった、アンリ・ヴェルヌイユ監督作品。

クリスマスが間近のパリ。
お互い金持ちのふりをして出会った、ホテルでマニキュア嬢と自動車修理工の青年の、ファンタスティック・コメディ。
マニキュア嬢という職業がまず興味深い!
さすがおフランス。

クリスマスだから、お伽噺みたいなロマンスもありだよね~って感じの優しい映画。

それこそサンタクロースみたいな役回りのシャルル・ボワイエがとても良いです!
なんて優しげ、なんてお茶目、なんて上品なの( 〃▽〃)
『ガス燈』からのシャルル・ボワイエだったので、そのギャップが(笑)

古典的でベタですけど、恋する二人を周りでかためる登場人物たちの楽しいこと。
シャンソンみたいなワルツみたいな音楽も含め、フランス映画の小粋さが感じられる作品でした。
勝五郎

勝五郎の感想・評価

4.0
クリスマス時期に必ず観たい一本です。

かの立川談志師匠イチオシの作品。2016.08.08とうとう新発売となりました!(笑)
DVDを新宿紀伊国屋で見つけてしまったのであります!
モチのロン、即買い。

やっぱりいい映画は手元に…たとえ小さなテレビの画面でしか観られなくとも持っておきたいんですよね。

もう一度見てみたいと思う映画があります。
1956年のフランス映画「幸福への招待」監督はアンリ・ヴェルヌイユ、原題は<パリのパレスホテル>。パレスホテルの美容室につとめるマニキュア嬢(フランソワーズ・アルヌール)が、滞在中のチューリッヒの富豪(シャルル・ボワイエ)の娘と偽り、同じく身分を騙る貧乏青年(ロベルト・リッソ)と恋に落ち、パリ郊外の城で行なわれる豪華なクリスマス晩餐会ツアーに参加します。ところが大雪の事故のために参加できたのは二人だけ、華麗な宴はこの二人だけのために行なわれます…コメディタッチの抒情あふれる作品です。一度見ただけですが、主題曲の旋律がいまでも心の奥に響いています。とくに忘れられないのは、宴が終わって、現実に戻った二人が、小さなカフェで見つめ合う場面です。出会いと別れとは、こんなにも寂しいものなのですね。
いまやこの映画のシャルル・ボワイエの歳になり、また異なった寂しさに襲われる時があります。ボワイエが監獄で出会う Hoyo閣下が何故か懐かしく思われます。
忘れられない映画の一つです。