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ブライトン・ロック
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ブライトン・ロックの作品紹介

ブライトン・ロックのあらすじ

殺人のアリバイを破りかねない少女を口止めするために近づくギャング。自身も少年である彼は、しかし愚かなまでに純真である少女に心乱され始める。グレアム・グリーン原作(脚色にも参加)のブリティッシュ・ノワールを代表する一本。ブライトンはロンドン郊外の海岸の保養地であり、その陽光に満ち溢れた地での犯罪がかえって暗さを増す。ニューロティックで残忍、半面の脆さという矛盾を体現するアッテンボロー。たまたま殺される直前の被害者と一緒だったことから事件にかかわり、ある意味探偵役を務める中年女歌手がどこにでも現れて不気味。仲間内の弱い輪である男を殺す階段場面のショッキングなカッティングと構図の切れ味。アッテンボローがいじるあやとり糸や人形、少女との切ない絆となるレコードなどの小道具にも注目。

ブライトン・ロックの監督

ジョン・ボールティング

原題
Brighton Rock
製作年
1947年
製作国
イギリス
上映時間
92分

『ブライトン・ロック』に投稿された感想・評価

3.3
1935年、リゾート地のブライトンにて一人のギャングが遺体で発見されたと報道された。殺したのはギャングの青年であるピンキー。だが犯行の証拠はウェイトレスのローズが持っていた、、、。

渋いブリティッシュ・ノワール。派手な銃撃戦はなく、カミソリの歯を使ったちょっとした殴り合いがあるだけ。

退屈するかなと思ったけど、それなりに楽しめたかな。不思議と上品な作品だと感じるんだよな。ギャングとロマンスの交わり方が絶妙なのかな。

監督としても役者としても成功した、リチャード・アッテンボローの若き日の主演作。オーラがありますね。
3.5
詮索好きなババアの行動力ありきというプロットの弱さが致命的なのだが、イギリス映画らしい倒錯的な設定は良かった。

タバコも酒もやらず、手癖であやとりする主人公(リチャード・アッテンボロー)のピーター・ローレみたく肥大した眼球の圧が凄い。
恐らく一度も瞬きしていない目力を強調するアイライトが、コントラストの効いた照明とのシナジーで一層映える。

セミドキュメント風の遊園地シーン、落下死した男とそれを見下ろすアッテンボローを窓の反射を駆使して同一画面に収めたショットが白眉。あのラストも必見。
4.0
1948年製作。原作グレアム・グリーン。脚色グレアム・グリーン、テレンス・ラティガン。監督ジョン・ボールティング。

幼いふたりの結婚式の前に告解をしておこうと教会に寄ったけどそれは今更無駄だと思った17歳のカトリック少女。何故なら結婚するまでは清いままでいなくちゃいけなかったのに、それが出来なかったことを告白しても許されないから。少女はもう少年に首ったけなのだ。その少年から、一緒に死んでくれ、と言われて、それは大罪よ、と、同じカトリックの少年に言う。でも、僕はもう絞首刑になるんだ、君がくれた手紙にはず~っと一緒だって書いてあるじゃないか、そうだろ?君が成し遂げたら、僕も後を追うよ、と、少年は少女に拳銃を渡す。拳銃を見つめながら少女は少年への愛と、神との約束の間でこころが散り散りになっていく。

17歳の少年ギャングと同じ17歳の田舎の少女の重ならない思い。少年ピンキーを演じたのが若き日のリチャード・アッテンボロー。少女ローズを演じたのはキャロル・マーシュ。17歳にして小さなギャング団を率いるピンキーですが、それには訳があるのです。

冒頭、よくわからなかったのだけど、どうやらギャングのボスが殺されていて、その死はとある新聞記事が誘発したものらしく、その記事を書いた記者がブライトンにやって来る、ということだとしておきながら観ていた。当然その子分たちはその記者を憎んでいるはずなので、記者がブライトンに来ることを知ると、さてどうしようか、ということになり、勿論殺る、と言い切ったのが、跡を継いでボスになっているピンキーだ。たかだか17歳の少年なんだけど、その手下はすべて年上のおじさん、なかには初老の御仁もおられます。なんとなればこの少年、狂気を纏っていて危険この上ない。おまけに猜疑心も強いときているので、下手には疑わしい対応を取ると無茶苦茶にされるという恐怖がある。静かに神棚に飾っておけば祟りは起こらないだろう、そんな風に思って彼の下にいるのだ。ピンキーのいないところでは、それなりにディスったりしてるけど。

そんなストーリーに奇妙なおばちゃんが絡みつく。この大阪のおせっかいなおばちゃんみたいな人物がいろんな場面に登場して根掘り葉掘り聞いて回って、観客にいろいろ教えてくれる。そんな役割です。でも、袖触れ合うも他生の縁とばかりに、ちょっと知り合っただけの件んの新聞記者の死に疑念を抱いたり、これまたちょっと知り合っただけのローズの報われぬ愛を心配したりして、街中を駆けずり回ります。大阪のおばちゃんもいまやここまでやらんでしょう。

その報われぬ愛っていうのは、実は、ピンキーはローズのことを愛して結婚したわけでもなんでもなく、自分が犯した新聞記者殺しのアリバイを崩す恐れのあるローズに近付いただけなんです。そして、見たこと聞いたことを訊かれても正直に言わない方がいいよ、硫酸かけられて顔が無くなった女の子を知ってるよ、等と静かに脅すのですが、少女は、何でそんな怖いこと言うの、わたし何にも言わないわ、と、ボーイフレンドなんていなかったローズはピンキーに何故かぞっこんになっていくのです。

ローズはピンキーにねだります。声が欲しい。そうすれば会えない時にも寂しくない。街にある録音ボックスでピンキーはその願いに応えます。"What you want me to say is I love you. Well here is the truth. I hate you, you little slut. You make me sick."ひどいじゃあありませんか。ケン・ローチもびっくりでしょう。そう録音されたレコード盤をローズに渡します。でも、ローズは蓄音機を持っていないのです。

英国ノワール映画なんだけど、むしろ。観客にとっては悲しい恋の物語のように思える。でも、ラストの傷ついたレコード盤から流れるピンキーの声を聞きながら生気を取り戻していくローズを観て哀れだと思うことはできない。それが報われなかった愛の記念だったとしても。

K's cinema ブリティッシュ・ノワール映画祭 にて

『ブライトン・ロック』に似ている作品

若い狼

製作国:

上映時間:

83分

ジャンル:

3.5

あらすじ

土砂降りの雨の日に、川本信夫は少年院を出た。更生を誓って出所したものの川本を迎えた郷里の炭鉱地は、すっかり廃城となり、無残な姿をさらしていた。荒れはてた川本の家では、父親は出かせぎに行った…

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