
福島第一原発から約12キロ離れた、福島県双葉郡富岡町。18番ゲートがある夜の森は、かつては桜の名所として賑わっていた場所だ。いまはゲート内の商店街に人影はなく、開け放されたままの窓からカーテンが外にたなびき、植物が建物に絡みついている。 3.11以後、町に残された動物を保護し育てる為、自分の故郷・富岡町に残る事を決めた松村直登。寡黙な父とふたり、いまも避難指示解除準備区域の自宅に留まっている。その活動は海外からも注目され、2014年にはフランスに招かれ講演も行った。 庭に実った瑞々しい茄子をふたりで収穫する半谷夫妻。時にテレビを見ながら笑い、仲睦まじい。「水と土で生きてるんだ。」と穏やかに語る農作業中の半谷さんの背後にはフレコンバックが積まれ、除染作業が淡々と行われている。 各々が家族の事情を抱え、3.11以後の国や行政、そして故郷に戻る者、戻らない者の間に生まれる葛藤に揺れ動いていた。 淡々と進んでいく日常生活の中で、彼らが自然体で紡ぐ言葉の中に“ある日”を境に、かつての故郷を失った人間たちの今とこれからが見えてくる。
震災の影響で先祖伝来の土地を失い鬱々と過ごす兄と、諦めと深い悲しみを抱えた母のもとに、弟が20年ぶりに帰郷。彼はたった1人で苗を育て、誰もいない田圃に植えていく。過去の葛藤を抱えながらも弟…
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