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『Guy and Madeline on a Park Bench(原題)』に投稿された感想・評価

「Guy and Madeline on a Park Bench」(2009年発表)をYouTubeで初視聴。
(16mmフィルム撮影、モノクロ、82分)
デイミアン・チャゼル監督がハーバード大学で映画を学んでいた時代に手がけた卒業制作用の長編映画。「ラ・ラ・ランド」の原型でもある。

ジャン=リュック・ゴダール監督「勝ってにしやがれ」(1960年)のようなヌーベルバーグのようなタッチの映像が印象的。即興演出や手持ちカメラでの街頭撮影の映像は観るものをヌーベルバーグ華やかし頃の時代にタイムスリップさせるよう。

これが2007年頃に22歳の学生が撮影したというのも驚き。この作品には10年後の32歳でアカデミー最優秀監督賞を受賞する天才の煌めきさえも感じる。

ジャズに執心する主人公ガイの造形は、その後の『セッション』『ラ・ラ・ランド』へ続く道。既に本作から同級生である、ジャスティン・ハーウィッツの楽曲による劇伴のレベルが異常に高い。『ラ・ラ・ランド』で使用した楽曲の原型が幾つか散見できるのも面白い。
https://youtu.be/a6YffNarnNs?si=tYazJSuo_Xx9-S7W

(備忘録)
中盤、マデラインにドラム演奏を教えるチャゼル監督のカット有り、やはり後の「セッション」を想起させる。

終盤のマデラインによるレストランでのタップダンスはクールだがやはりヌルい印象卒業制作だからしょうがない。

(参考記事)
https://theriver.jp/la-la-land-guy-and-madeline/#google_vignette
4.1
ハーバード大の映画オタク青年と音楽バカ青年が、映画とジャズを絆に作り上げたまことに初々しい処女長編映画。
後年の「ラ・ラ・ランド」の萌芽がここにある。
もちろん作ったのはデイミアン・チャゼルとジャスティン・ハーウィッツ。

物語はボストンを舞台とした一組の男女の青春の一幕。
モノクロで手持ちカメラを多用したルックスは、まるでマンブルコア派のようなんだけど、露骨に吹きまくるリスペクトの風!

まるでゴダール「はなればなれに」とカサヴェテス「アメリカの影」を正しくミックスしたかのような、ジャズミュージカル青春映画。
「はなればなれに」は青春犯罪映画の中に、ミュージカル的な音楽との親和性を試した映画だし、「アメリカの影」は即興演出で物語を紡ぎながらそのサウンドトラックにチャールズ・ミンガスを採用した先鋭的な映画だったけれども、まぁ恥ずかしいくらいにゴダール/カサヴェテスしているんだ。映画の学校では「真似しちゃダメ!」と教えられるのに、それを見事にやってのける胆力と、独立した映画としての魅力に昇華する聡明さ。
なにより映画を作っている喜びみたいなエモーションに溢れておる!

タップ!トランペット!タップ!トランペット!のカメラ・パンの連打は、「セッション」でも「ラ・ラ・ランド」でもやっていて、思わず笑ってしまった。好きなんだね。
とにかく観ていてうれしくなる映画でした。

この長ったらしい原題をどういう邦題にするのか知らんけど、日本でソフト化してほしいです。
(なんなら劇場公開を!)
4.0
音楽を通じて若い男女が仲を深めていくお話

ダミアン・チャゼル監督の卒業制作映画。
最初から明確に「クラシック映画意識してます」と宣言するかのようなオープニングから始まって笑う。
ストーリー面はただ男女が親密になって離れていく様を描いただけでかなり単調さは感じてしまうものの、意外にも映像や演出が面白かった。映像はかなりカサヴェテスとヌーヴェルヴァーグが混ざり合ったような質感の映像で、ブレブレの手持ちカメラで人物の顔や身体を画面いっぱいに映したかのようなショットが多い。これだけで進行していくドラマパートはいかにも「卒業制作」の映画のように思えたが、ミュージカルパートに入ってから印象が一気に変化する。と言うのも本作は、人物が歌い始める・踊り始める動作すらドラマパートと変わらない質感の映像で映し出す。カサヴェテスやヌーヴェルヴァーグのような質感の映像のままミュージカルが始まり、タップダンスが起こる。意外にもそれがかなり気持ち良くて、一つのミュージカルの手法を見せつけられたような感じ。
本作では主軸となるトランペットの演奏もかなり良く、意外と普通に面白い映画だった!

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