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悪魔の手
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『悪魔の手』に投稿された感想・評価

るか
3.7
📀サスペンス・ホラー
監督:モーリス・ターナー

ファウスト伝説をベースにした幻想サスペンス・ホラー映画の傑作中の傑作。

パリに住む売れない左手のない画家ロラン・ブリッソー(ピエール・フレネー)が料理人から小さな箱に入った左手を買うと…。

所持しているDVDにて鑑賞。
フランス産のクラシック・サスペンス・ホラー。
パリに住む売れない画家の男ロラン・ブリッソー。
彼は才能に恵まれず、恋にも破れた。ある日、立ち寄ったレストランの料理人から小さな箱に入った「不思議な力を持つ左手首・悪魔の手」をわずか1スーという安価で譲り受けるが・・・てな物語。

ジェラール・ド・ネルヴァルの同名小説をもとに映画化。

オープニングに「白鳥の湖」みたいな曲が流れる。
願いが叶うという悪魔の手を購入した若いロラン。
その「手」を手に入れたロランは瞬く間に溢れる才能を発揮し、すぐに絵は売れ始め、富と名声を得て大成功を収める。
その上、離れていった愛する恋人イレーヌと結婚することになったロランは心から幸せを実感するのだった。

ところが、その幸福には恐ろしい条件があった。
そこに小男がやってきて「自分の魂を悪魔に捧げなければならない。もし魂を救いたければ“自分が購入した金額よりもさらに安い値段”で誰かにこの手を転売しなければならない」と言う。
小男は、それを1スーくれれば引き取ると申し出た。
ロランは1スー払おうとするが妻イレーヌに反対されてしまった。「引き取り値は毎日倍になる」と小男は彼に言うのだった。

23日目。ロランは悪魔の手を引き取ってもらおうとするが、手持ちの金が足りずに断念した。イレーヌに話して金を払おうとすると、イレーヌが殺されてしまう。ギャンブルで稼ごうとすると、必要金額に達する寸前に全てを失ったロラン。
金はいつまでも経ってもそろわなかった・・・。
憔悴したロランはホテルに入った。すると、そこには歴代の悪魔の手の持ち主が揃っていた。彼らは「悪魔の手」を所持したせいで一時の栄光を味わったのちに、必ず不幸になっていた。

その元祖となる男は、マキシマス・レオといった。
彼は何にでもなれる才能あふれる器用な手を持っていたが、それを使う必要のない修道士になってしまった。レオの手をうらやんだ小男は、彼につきまとって手を売ってくれと頼んだ。だが生きているレオにそれを売ることはできない。
そこで、レオの手を切断して奪っていった。
小男はその手を売り払った。しかし、盗品を売る行為は正当な取引ではない。ロランは目の前に現れたレオに手を返そうとしたが時代が違えば返却も出来ない。ロランは歴代の持ち主の手を経てレオに手を返却。すると彼の左腕は失われてしまった。
左手を失ったロランは干からびて石化した手を拾った。彼は、それをマキシマス・レオの墓に帰そうとホテルにやって来た。

犬が騒ぎ、扉を開けてみると左手の手形がついていた。
ロランは小男を追いかけて走り出す。格闘の末、ロランは塀の上から転落して死んだ。近くに箱が落ちていたが、中身は空。
ロランが落ちた場所には、マキシマス・レオの墓があった。
レオの奪われた左手は無事に返されたのだった・・・。

クラシカルな映画ながら、ジェットコースターのような展開。
手に入れた「悪魔の手」を誰にも売ることができないまま約束の期限が迫り、遂に悪魔が代償として魂を取り立てに現れる。
破滅へと向かうロランが、悪魔の呪縛から逃れるために恐ろしい運命になっていく、「世にも奇妙な物語」風の恐怖の物語。
脚本も非常に面白みがあり、演出が見事に冴え渡っている。
不気味な影絵のような「影」を巧みに使った演出が秀逸!!
良く考えたなぁ~!と思わせられた素晴らしい作品だった😆✨
盆栽
3.6
欲には抗えない


 短い本編ながらもクオリティが高いフレンチホラー。冴えない画家がひょんなことから悪魔の取引をしてしまったことでとんでもない事が起こり始める、という現代ホラーではありきたりな設定かもしれませんが、1940年代でこれは新鮮。しかもフランスなら観るしかない。

 ベースとなっているのは「ファウスト」で、基本的にはこの通りに物語が展開。魂との引き換えが生む代償の恐ろしさを、抜け目なく教えてくれます。

 どれだけ安くても、他人から"手"なんか買っちゃダメよ!!

2026/04/04:初鑑賞
アルプスのとある山荘は今日も常連客で賑わっていたが、雪崩で道が途絶。しかし孤立した山荘に見慣れない一人の男が訪れる。何かに追われるような男が話す物語とは…☠️。

パリで全く売れない画家だった頃の男。とあるレストランに入ったところ、その悩みを見抜いた店主に全ての望みが叶う石を買わないか、と誘われて☠️。

やがて全ての望みが叶うなか、石を作ったという悪魔が登場。偽りの生活に嫌気の差した主人公との駆け引きが始まるが、最後に待ち受けていたのは思わぬ展開だった…☠️

百戦錬磨の悪魔と過去の因縁が絡み、古典的な映画の作風でありながら、戯曲のような演出もあり飽きさせない。勧善懲悪とも違うラストだけど、フランス映画🇫🇷らしいエンディング。古き佳き時代の怪奇小説の佳品がそのまま映画になった魅力ある作品でした🎬。

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